迎賓とは何なんですか・・?
披露宴の進行確認の際、プランナーが、
「先日新郎新婦お二人との打ち合わせでは、<迎賓は無し>ということでしたが、親御様も宜しいですね・・?」とちょっと早口で尋ねました。
皆が黙って頷き、プランナーが次に進もうとした瞬間、新郎の父が少し恥ずかしそうにプランナーに尋ねました。
「あのぅ、迎賓って・・何ですか・・?」
プランナーは、一瞬息が止まり、目が点になりました(そう見えました)。
私達が普段当たり前のように使っている<婚礼用語>が多用される打ち合わせは、お年を召された方や全く披露宴に縁がなかった方々にとっては、雲をつかむよう話のようです。
ちなみに迎賓とは、披露宴会場の前に、金屏風やジョーゼットを用意し、その前に新郎新婦ならびに親御様が整列し、ゲスト(列席者)をお迎えすることを言います。
{迎賓送賓、ファーストバイト、前撮り中撮り、送賓ギフト、サプライズ、即退、子束、エンドロール、フェアリーイルージョン・・}
以上は最近多用されている婚礼用語の一例です。
若いカップル達は、ゼクシィや結婚ピア等の結婚情報誌によって、婚礼用語の理解度は高く、心配は少ないのですが、ことご年配の方々には上記の用語は分りづらいようです。当然丁寧にゆっくりと分りやすく説明しながら打ち合わせを進めていかなければなりません。
まぁこんなのは全く当たり前の話ですが、それでも私は、この当たり前のことを当たり前にできない時が多くありました。ついつい、相手も分っているだろうとたかを括って、自分のペースで打ち合わせをしてしまうのです。あぁ反省反省・・
当たり前・・という思い込みも曲者です。
自分にとっての当たり前をみんなの当たり前と錯覚して事を進めますと、必ず波風が起こってきます。誰にとっての当たり前か・・をしっかり自覚しておかなければなりません。
このことに関しては以前ブログにアップしていますので、興味のある方はこちらもごらん頂ければ・・と思います。
http://qqbh8529.exblog.jp/2813829
話があちらこちらといってしまいました・・、私の人生のようです(笑)
まとめます。
・婚礼用語を洗いなおしておく
・打ち合わせ時、時折り意識的に(ちゃんとついてきてくれているかな・・? )と全体の空気を把握する(電話やメールでの打ち合わせではなく、実際に顔を合わせての対面打ち合わせですので、相手の表情の変化は注意すれば十分キャッチできると思います)。
小さな事かも知れませんが、私もこの機会にもう一度<婚礼用語>を洗い直し、短くはっきり、絵に描いたように、誰にでも分るように説明できるようしておきたいと思います。