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司会のウラワザ

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感謝・・夢先案内人様

私達結婚披露宴の司会者は、通常お客様と1回の打ち合わせで当日の披露宴を迎えます。
打ち合わせ時間は約1時間から1時間半。
その後の変更点等は電話・FAX・メールで対応し、当日披露宴直前の打ち合わせで、最終確認をして披露宴オープニングとなります。

当日は、新郎新婦の信頼を一身に背負い、列席者の注目を浴び、拍手を頂き、うまくいけばお褒めの言葉を頂戴します。
司会冥利に尽きると有頂天になったその瞬間、この披露宴の成功は、なにか、みーんな自分の手柄のように思えてくるのです。
自分の司会のお陰で、この披露宴は成功した・・と錯覚するのです。

確かに司会の采配次第で、宴の浮き沈みも出てくるでしょう。
ただ、当日思う存分司会ができるのも、その<土壌>をしっかり作ってくれた人がいたからです。

ホテルを例に取れば、
例えば、プランナーは3ヶ月以上も前から披露宴当日に向って、新郎新婦と何度も何度も打ち合わせを重ね、おふたり専属の夢先案内人として、時にはカウンセラーとして、適度な距離を保ちつつ、披露宴成功に向けて広い裾野を作っていきます。
新郎新婦お二人はもちろんのこと、ご両親もご親戚もそして列席者全員が、今日来て良かったと思えるようなしっかりとした<土壌>を作ってくださるのです。

司会は<氷山のほんの一角>といえるのではないでしょうか。

ですから当日、司会に臨む前に1分でもいいから、プランナー(婚礼予約のメンバー)の積み重ねた時間と努力に思いを馳せて、感謝をしたいと思うのです。
そして音響、お花、衣装、料理、そのほかこの宴を支えるすべての方と共にこの宴を作っていくんだ・・と司会者の位置づけをしっかりしたいと思うのです。


仕事は全く違って、過日甲子園球場で、プロ野球連続無失策記録を更新した阪神の2塁手関本は、こうコメントします。
「阪神園芸や、グラブを作ってくれる方に感謝したい」と。
阪神園芸とは、水はけの良さに定評がある甲子園のグランドを整備管理する会社です。

関本氏は、連続無失策の記録も、優れたグローブ、そしてイレギュラーバウンドの起こりにくい整地されたいい土壌(グラウンド)があったからこそ達成した記録だと、感謝の気持ちを述べているのです。

関本の言う土壌(グラウンド)は、そのまま当日の披露宴会場と重なります。
スムーズにスマートに宴が運ぶよう、担当プランナーの依頼により会場は設営され、進行も組まれているわけです。
そこまで整えられた土壌(グラウンド)の上に立って、
司会者は第一声「お待たせ致しました。新郎新婦の入場です」とアナウンスするのです。

どうやらお手柄の大部分はプランナーの方々のようです。
by qqbh8530 | 2007-08-22 22:29 | 司会

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by こうちゃん