たかが祝電、されど祝電!
結婚披露宴の一司会者として、より良い祝電の取り扱い方を模索しています。
振り返りますと、祝電に関するクレームは意外と多かったように記憶します。
祝電に対しての思い入れは、司会者とお客様との間には当然温度差があります。
その温度差がクレームの引き金になっているように思います。
たかが祝電、されど祝電・・祝電披露にこだわる人は、とことんこだわってきます。
逆に全くこだわりがなく、司会者一任という方も多くいらっしゃいます。
難しいのは、新郎新婦は司会一任と言っていても、両親は祝電披露の枚数や順番にかなりのこだわりを持っている場合などがあるからです。
祝電の取り扱い方法は主に2つあって、プランナーや婚礼予約マンが披露する順番から、読み仮名までケアーする方法、あるいはフロントから直接司会者に祝電が届き、披露する順番から枚数、読み仮名の確認まですべて司会者の責任でおこなわれる方法などがあります。
いずれにしても、プランナーや司会者が、例えば百数十通もある祝電にかかりきりになるのは望ましい形とは思えません。
そこで・・・
・祝電披露の数は両家合わせて5通から6通以内が理想である旨を前もって伝えておく。
・披露する祝電の選択、ならびに披露する順番、読みにくい漢字の振り仮名を振る・・等のことはお客様 に一任する。
・多数の祝電が見込まれる場合は、両家1人づつの祝電担当者を決めて頂き、次のことをやって頂く。
<祝電を両家宛、新郎宛、新婦宛に分類して頂く/祝電を袋から出して頂く/すぐに読めるよう体裁や向きを整えて頂く/祝電を新郎新婦御両家ご両親に見せ、披露する枚数と順番を決め、読み間違いしやすいようなものにはふり仮名をふって頂く/披露する祝電を司会者に渡して頂き、詳細を伝えて頂く>
以上の内容をあらかじめ新郎新婦ならびに両家に書面にて伝えておきます。
お客様に少しでも不平不満があれば、その時点で修整していきます。
このような段取りで臨めば大抵スムーズにことが運ぶと思います。
最終確認はやはり司会者がやるべきです。人を介すれば介するほど間違いが出てきやすくなります。
そうもいかない場合は、腹を括って笑顔で対処するしかないと思うわけです。
如何でしょうか?