会場2時間前入り
司会者として現場(披露宴会場)に入る時間ですが、私は最近、披露宴スタートの2時間前には会場に入るように心がけています。
若い頃(デビューしてから5~6年)は、会場1時間前入りでした。
所属していた事務所のルールも1時間前入りをうたっていたこともあり、おそらくそれにならっていた事と思います。
1時間あれば電報の整理や確認、原稿の再確認、現場並びに新郎新婦との打ち合わせ等、まぁまぁ無理なくこなせます。
ただ、ちょっとしたアクシデントがあるとなかなか大変です。
例えば祝電が予想外に100通近く届いていて、司会者が整理し、新郎新婦に確認を取らなければならない時などはさすがにあせります。
また余興の組数が多く、披露宴開演前の事前打ち合わせが必要で、尚且つ時間がかかる打ち合わせ等があり、それにかかりっきりとなったりするとさぁ大変、これまたあせります。
披露宴前に<あせりや不安>があると司会のオープニングコメントも、なんとなく浮き足立ち、とても落ち着いた洗練された司会・・とは言いにくくなります。
自分自身で決めた、<会場2時間前入り>が当たり前になった今では、披露宴開始まで、比較的余裕の時間をすごす事ができます。
この余裕の時間枠の中で、私はよく現場を見て、見て、見て回ります。
受付や受付周り、ペーパーアイテムや、会場のテーブルセッティング等・・。新郎新婦が司会者に言い忘れていたことなどに気付かされたりもします。
また会場側がOKであれば式に参列し、式場の後ろの方で式全体を見守り、友人達と共に、お二人を祝福します。
会場2時間前入り・・利点も多く、何よりもアクシデントがあった時の精神安定剤です。
この2時間前入りは、同期であり先輩のK氏から教わりました。良いことを教えて頂きました。