司会のウラワザ

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司会のウラワザ・・その20  早口を慎(つつし)んで

d0054785_9522115.jpgあれは確か初夏の頃だったと思います。
都内のホテルで、たまたまドア越しに耳にしたある司会者のアナウンスメント・・・。

結婚披露宴、初めての共同作業 (とは思わないが・・)のウェディングケーキ入刀のシーンでした。
    
『ケーキ入刀のご新郎様ご新婦様に大きな拍手をお願い申し上げます。』
『ステキなお二人に盛大な拍手を賜(たま)わりたいと存じます』

ご丁寧な物言いはさておき、この丁寧な物言いを、とても早口(私にとっては、かなり早口という印象だった)でアナウンスしていました。

披露宴前半のハイライトシーン、司会者も会場の高揚感に共鳴して、つい早口になったこととは思いますが・・・。やはり気になりました。自分もそういうことがあるからこそ余計なのかもしれません・・。

「大きな拍手をお願い申し上げます」の「申し上げる」を辞書で調べてみると、{より一層高い敬意を表す謙譲語}と出ています。

ですから、そういう「より一層の敬意を表す言葉」を「早口」で言ってはいかんのです。言葉は内容を失い、力を喪失します。力を失った言葉は、繰り返されるとやがて耳障りになりそして騒音へと進化していきます。

やはり丁寧な言葉は、丁寧にゆっくり表現する必要があるはずです。
コメントにある程度のリズムは必要ですが、「早口」は慎まねばなりません。特に「丁寧な言葉」を選択した時には、余計心しなければなりません。

見落としがちなことですが、こんな所から、司会者の「立ち位置」が見え隠れするような気がしてならないのです・・。

司会のウラワザもいよいよ20となりました。ここまで続けて読んで下さった方々、ありがとうございました。まだまだ続けて参ります。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

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by qqbh8530 | 2005-08-19 09:49 | 司会

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