司会のウラワザ

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「お叱り」 ありがとうございました。

d0054785_1784269.jpg私は今日まで、司会の仕事を約20年、ウエイターの仕事を約25年やってきました。
今から20数年前、私がプロ司会デビューの少し前の頃、こんな司会者に出会いました。

約200名近くの<戦友会>。私は、たまたまその会の担当ウエイター。司会デビュー直前の私は、ドリンクをトレーにのせて持ち回りサービスしながら、司会者の進行ぶりをそれとなく注意を払って観察していました。
司会者はプロではなく、見た目60歳、小柄で元気のある初老、声のトーンは若干高め、ハリのある力強い声、ハキハキしていて、なかなか好感が持てる司会者だったように記憶しております。

会の進行の中で、こんなシーンがありました。
『大変失礼致しました。お名前を間違えて紹介してしまいました。正しくは◯◯でした。大変申し訳ない。それではここで私、皆様からお叱りを頂戴したいと思います。』と言って、司会者はレクチャー台の前に出て行き、列席者に向かって、頭を下げています。その間約5秒間。
再びレクチャー台に戻ったその方は、『お叱りありがとうございました。』と言って改めて頭を下げ、3秒後には顔を上げ、何事も無かった如く、『それでは気持ちを改めまして、次の議題へ進ませて頂きます』と会を見事に前進させていったのです。

今思い起こしてみても、<お見事>という他はありません。
間違いをすぐに認める素直さ
一歩前へ出て200名の前に頭を下げるいさぎよさ、そしてその勇気
お叱りを頂くというセンス、お叱りをありがとうというその謙虚さ
間違えた自分を「完了」して、気持ちを切り替え、「これから」に目を向けていく、見事な心のコントロール・・・

見習うところがたくさんあるような気がします。
プロ司会という立場上、そっくり真似する訳にはいきませんが、私はその方の<心の在り方>から、十分学ぶことができると思っています。

20数年前のあの方の司会振りが今でも鮮明に私の中に残っています。
そういう司会者になりたいのです。

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by qqbh8530 | 2005-07-13 17:03 | 司会

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