司会のウラワザ

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調整力 

d0054785_11455978.jpg20年ほど結婚披露宴の司会をしております。

人それぞれ顔の形が違うように、披露宴への「思い」も様々です。
あちらを立てればこちらが立たず、こちらを立てすぎると、今度はあちらに角(かど)が立つ・・・
司会者には「調整力」も必要なようです。

ある打ち合わせの中で、こんなシーンがありました。
披露宴 定番の両親への花束贈呈、新郎新婦は『絶対やりたくない』と言い、両親は、『花束贈呈こそが、お涙ありの感動のシーン、ぜひやってもらいたい』と言う。
両者譲らず、次第に険悪なムードになりつつありました。

司会の私は両方の気持ちがよく分かります。<両者の言い分>を話して頂きました。

新郎新婦は『お涙頂戴のワザトラシサが耐えられない』と言い、
両親は、『今迄に見た、花束贈呈の感動のシーンを、自分達もぜひ味わってみたい』と言う。

司会の私は、「定番の花束贈呈にも、もしかしたら、<わざとらしくない新しいやり方>があるかもしれません。一緒に考えて見ませんか?もし見つければ、お二人はパイオニアですよ」。と言う。

相談の結果、友人が歌う ♪「乾杯」 の曲の後半で、新郎新婦は自主的にブライダルテーブルを立ち、スタッフから花束を受け取り、両親のもとへと進んでいく。曲の流れる中、自身の両親の前に立ち、マイクは通さず地声で、心からの感謝を伝え、両親に花束を手渡す・・・。こんなシナリオができあがりました。司会者のアナウンスは一切ありません。
当日私は、その花束贈呈を見て、<さわやかで静かな感動>を覚えました。

新郎新婦は、<わざとらしくなく、さりげない花束贈呈>にほぼ満足し、両親も<新婦の手紙朗読はなかったものの、グッとくる瞬間がを味わえた>ということで、ほぼ満足したようでした。

私は、「やりたい」と 「やりたくない」の調整の一つは、両者がちょっとだけ我慢して、両者がまぁまぁ納得できる<新しいやり方>を一緒に考えていくことだと思っています。

打ち合わせは、ある意味では、様々な意見の調整をし、全体の調和とバランスをとっていく作業といっていいと思います。

司会の力は、調整力、調整力は人間力・・・まだまだ地道な努力が必要な私です。
少々長くなりましたが、此処までお読み下さいましてありがとうございます。

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by qqbh8530 | 2005-07-13 11:44 | 司会

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