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司会のウラワザ

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司会は集中と気配りの仕事

披露宴の司会の仕事は、集中と気配りの仕事です。

3年ほど前のこと、打ち合わせの時点で、新郎新婦から『かご花とメッセージが友人から送られてくるかもしれません。できれば紹介お願いします』と聞いておりました。

当日、宴も後半になって、私はふと、(そういえば、友人からかご花が届くかも?と言われていたけど、まだ届いていないのかなぁ?)と思い、キャプテンに聞くと、すぐにプランナーに確認して下さいました。

キャプテン曰く「新人スタッフの〇〇が、5分ほど前に会場前の受付けのテーブルの上に置いたそうです。すぐに会場に入れて、どこかに飾りましょうか?」
急いで会場内メイン脇に飾って、かご花とメッセージを披露しました。

かご花を会場入り口まで持ってきた方と、キャプテンとのコミニュケーションが、何らかの事情で取れなかったようでした。
たまたま、かご花を持ってきた時、キャプテンはお客様の対応に追われていたので、のちほど電話しようと思いつつ、つい失念してしまった・・、
あるいは伝言しなければと思いつつ、他のお客様の対応に手こずりついそのままにしてしまった・・といった状況が推測されます。

いずれにしても状況次第では、お開きになってから初めて、かご花のことに気付き、かご花の紹介もメッセージの紹介もできないことになってしまいます。それでは新郎新婦は残念に思うでしょう。

こういうちょっとしたコミュニケーションの不足や不一致で、いろんなことが起きるのが披露宴です。
そこを、<集中と気配りで、事なき事にしていく>のがプロ司会のプロたる所以ではないでしょうか?

新人司会者のころは難しいでしょうが、上記のような様々な事例を先輩諸氏から見聞きし、日ごろから勉強を怠らなければチリも積もれば山となり・・、きっと大丈夫です。
安心してこれからも努力研鑽をお続け頂きたいと思います。

1点だけ関連して注意点があります。
当日届けられたかご花や他のプレゼント等は、やはり祝電と同じように、必ず新郎新婦に披露するかどうかの確認が必要です。稀に、『それは披露しないで下さい』といわれる場合があります。

新郎新婦は、司会者には言わない(言えない)目には見えない様々な人間関係や事情を抱えています。
司会者の勝手な推測で、披露してしまうのは非常に危険です。避けたいものです。
大丈夫と思うけど、一応確認しておこう・・!
常に相手の意向を伺いながら進行していくことが、とても大切だと思います。
by qqbh8530 | 2010-12-09 10:27 | 司会

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by こうちゃん