司会のウラワザ

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司会のウラワザ・・ 「省略」に気をつけろ

つい3ヶ月ほど前、結婚披露宴の司会をやっていて、こんなことがありました。

音響担当者いわく 「司会者さん、乾杯のあとに流す曲は、新郎新婦の唯一のリクエスト曲です。ぜひ紹介してさしあげて下さい。曲名は・・・です。」
司会の私は「はい了解しました。曲名は・・・ですね。」と答える。

乾杯が終わった。曲がかかった。私は紹介する。「皆様のお耳に届いていますこの曲、新郎新婦お二人の大好きなナンバー ・・・ です。まさに祝宴スタートにジャストフィットの選曲、こちらも又お楽しみ頂きながら、お食事ご歓談をおすごし下さい。」

曲が流れている中、音響担当者が、大慌てで私のところにやってくる。
「司会者さん、違います。この曲じゃないんです。このあとの曲が、お二人のリクエスト曲なんです。」
「だって、乾杯のあとの曲っていったじゃないか?」「いえ、乾杯の 曲の あとに流す曲という意味だったんです。」

ちょっと整理してみます。
音響担当者の 伝えたかった 内容は、
『乾杯の  「曲の」  あとに 流す曲は、お二人の・・・』でした。
ところが私に言ったのは、
『乾杯の  あとに 流す曲は、お二人の・・・』でした。
ここに 「曲の」 の省略があります。この省略が、コミュニケーションの不一致、司会者の「勘違い」を誘発したわけです。

ただ私は、音響担当者を責めるつもりは全くありません。人は誰も頻繁に、いつも、何かを 「省略」して、会話をしているからです。私が「省略」に気づいて確認すべきでした。

『司会者さん、カラオケ入ってるみたいだけど、「・・・」一つよろしく』 こういう依頼はよくあります。
省略されているかもしれない 「・・・」 に入る内容例を挙げてみます。
1.「唄好きばっかりだから、どんどん唄わしてやってくれ・・」 一つよろしく。
2.「私はカラオケがあまり好きではないんで、唄ばっかりにならないよう・・・」一つよろしく。
3.「わしに、さりげなくふってくれ、1曲唄うから・・・」一つよろしく。

言っている本人は、相手もわかっているはずだ・・という思い込みで 「省略」 してきます。
それでも、私達は会話の前後から、あるいは、今持っている情報から推測しながら、(1、2、3・・・)の選択を常にしつづけているわけです。

司会のウラワザ・・ 会話の中の 「省略」に気を付けろ としたいと思います。
これを意識できるようになると、随分勘違いが少なくなります。

人1倍、勘違いと思い込みの激しい私が、ここまで司会を続けてこられたのも、たくさんの「省略」に懲りて、学び、「省略」に気づき、できるだけ確認を取るようになってきたからだと思っています。d0054785_163721.jpg
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by qqbh8530 | 2005-06-25 20:54 | コミュニケーション

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