司会のウラワザ

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転記ミスに気をつけよう

進行表の文字は大きくはありません。行間も狭く、目を離すと着地に失敗します。
私は間違えないようにと、必ず進行表から自分のノートに、大きく書いて転記します。
間違えないようにと転記したのに、間違えて転記したため、間違えてアナウンスしてしまいました。

ことの次第はこうです。
15年以上も前の話です。

岩井・鈴木ご両家の結婚披露宴。
間違えないようにと、自分のノートに大きく大きく転記するのですが、こともあろうに岩井の「岩」を、間違えて、山を取って「石」と転記してしまいました。

進行表には、正しく<岩井・鈴木 御両家>とプリントされています。
私のノートには、間違って<石井・鈴木 御両家>と書きしるされているのです。

普通、プロでなくとも、事前に進行表と照らし合わせて間違いに気付くはずです。

ところが・・

いつもは前日に、そして当日も移動時間を利用して、さらに本番直前にももう一度、必ず進行表とノートを見比べながら確認をします。
何故できなかったのでしょうか?

忙しさにかまけて、やらなきゃ、やらなきゃ・・と思いながらも、とうとう当日を迎えてしまいました。
移動中もなぜかその気になれず、ホテルに行ってから最終確認をすればいいや・・と、自分自身を言いくるめておりました。
プロとして全く恥ずかしい遇行です。

そして、
そういう時に限って・・というやつです。

その日に限って、ホテル到着時点から、プランナーからはちょっとした不満をぶつけられ、また進行上の変更点や確認事項も多々あり、結局開演ぎりぎりまで、その対応に追われ、肝心のオープニングの部分の読みの確認をとうとうやらずじまいだったのです。

キャプテンからキューがきました。
新郎新婦入場、そして着席・・。
いよいよ開演の辞です。
私はマイクを持ってアナウンスしました。

<それでは只今より石井・鈴木御両家の結婚披露宴を開演致します>

媒酌人の挨拶が始まりました。

間髪入れず、キャプテンが真っ青な顔をして私のところに駆け寄ってきます。
小声で震えるように聞いてきました。「司会者さん、今、両家名・・何て・・言ったんですか・・?」


転記ミスにはくれぐれも気をつけたいものです。
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by qqbh8530 | 2010-02-03 15:07 | 司会

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