インタビュー
それでも、最近やっと、それなりの年になってきたからでしょうか?どうにかこうにか、インタビューのシーンもこなせるようになってきました。
私はウェイターもやっている関係で、司会者のインタビューの失敗もたくさん見ています。
失敗の代表格は、インタビュアーの 自分次第のインタビュー です。
反対にいいインタビューは、相手次第で、インタビュアーがどんどん相手の話に追従し、相手が次第に心を許し高揚し、やがて本音が語られていく・・・といったところでしょうか?
インタビューの本質は、その人の人間性を浮き彫りにするところにあると思いますが、披露宴でのインタビュー等はもう少し軽いタッチでいいと思います。
でも、本当の司会のプロを目指す方は、よりすぐれたインタビュアーやインタビューの様子を見聞きし、一つの<モデル>として、学んでおく必要があると思います。
私は、この番組が大好きです。アクターズスタジオ インタビュー という番組です。
インタビュアーの真摯な姿勢、謙虚さ、本質に届こうとする姿勢に、大いに学びます。
肌にあうかどうかは、人によりますが、参考までにご紹介させて下さい。興味がある方はご覧になってみて下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=rPmvncVL7xQ
http://www.nhk.or.jp/bscinema/actors_studio/
東京の司会仲間の溝口さんに教えて頂きました。
彼は演劇をやっていた関係で、この番組をよく見ていたようです。
ある時「仲澤君、披露宴の中で、本当に困った時は、せりふが天からふってくる。ただし、雑念があると途中で消えてしまうよ」と教えてくれました。
その一言は、不安感に押しつぶされそうな時、大いに助けになりました。
話しは飛びましたが、いずれにしても、インタビューは、相手に気持ちよく話してもらう環境づくりが何よりも大切と考えます。
そして司会者(インタビュアー)は、努めて控えめでなければなりません。
また自分が期待している答えと違う場合も、笑顔で受け入れられる度量も必要なようです。インタビュアーの反応如何で、相手の本音が隠れてしまうこともあるからです。
そんなことも含めて、私はこの番組から多くのことを学んでいます。