司会のウラワザ

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よりよい人生をめざして                       

結婚披露宴の司会歴も、早いもので24年になります。
勤続年数を言うと、『へ~すごいですね、ベテランなんですね』とレッテルを貼ってもらえます。ただそれくらいのことで、それよりも、1本1本の取り組み方やトライの質がどうだったのか・・が最重要項目と考えます。

今尚、私は、現役司会者として、さらにステップアップしていこうという気持ちに溢れています。
同時に、先輩から受け継いできたメソッドや自身の体験を、後輩へつないでいかなければならないという、使命感に似た強い気持ちも持っています。
この「司会のウラワザ」のブログを通して、一面ではそんな役割も果たしていきたいと思っています。

私の体験談です。
経験則では、新郎新婦への確認は、できる限り当日は避けたいところです。

当日は、様々な時間制約の中での確認作業となり、ちょっとした時間のロスにも、焦燥感を覚えます。
当然勘違いや、メモ書き不明瞭で再度確認せざるを得なかったりっと・・まぁ、苦い思い出がたくさんあります。
当の新郎新婦も生まれて始めての大舞台、思っていることと言っていることが一致しないこともままあるわけです。

             ・・・   ・・・   ・・・   ・・・   ・・・   

その日のお二人は、ドレスで挙式、和装に着替えての入場です。新婦の着付けに時間がかかり、最終打ち合わせは新郎のみでした。

「それでは、先日の打ち合わせでは保留となっておりました<お色直し後の各卓のあいさつ回り>は、昨日新郎様からお電話頂いたとおり、<無し>に変更で、直接メインテーブルへ着席で宜しいですね?」
新郎は「はい、いいです」と小さく頷き、答えました。

一瞬の間(ま)があり、新郎は、眼を宙に泳がせました。
私は、その一瞬、なんとなくの違和感を感じたので、『新婦○〇さんも、それで了解済みですよね?』とそれとなく聞いたところ、『あっ、いや・・、実は・・そうそう・・、あっ、いや思い出しました!各卓を挨拶して回りたいと言ってました。やっぱり回ります」

今思えば、ほんの少しの違和感がその後の再確認につながり、そのお陰で、新郎新婦の納得のいく進行ができました。
いずれにしても、できる限り、本番当日の確認事項は少なくしておく<段取り>がとても大切です。

以前は、打ち合わせの後は、なんのフォローもせず、当日いきなり最終確認、かなり危ない橋を渡ってきたものです。
新郎新婦にとっては、まれに嫌がるケースもありますが、
基本的には打ち合わせ後1~2回、電話やメールで保留事項等の相談やフォローアップをしておきます。そうしておくと当日は非常に楽で、スムーズです。

できれば打ち合わせの時点で、今後の保留事項の確認等の方法を明確にしておきましょう。
前々日ぐらいまでに保留事項の確認などを済ませておくと、安心して当日を迎えられる旨を、それとなく伝え、できるだけ協力して頂くことが大切に思えます。
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# by qqbh8530 | 2010-10-11 21:39 | 司会
<披露宴司会>に限定して、司会の力をつけていく方法を整理してみます。

本番を20本から30本やって、披露宴の流れも司会のセンスもなんとなくつかめたところで、お薦めの方法があります。
自身の司会振りをテープ録音し、客観的に聞いてみましょう。

私の体験です。
自分のアナウンスをテープで聞くと、なにか暗い感じがしました。
先輩に相談したところ、『1音から2音上げてしゃべってごらん』とアドバイスを頂きました。
つまり、例えば「大変お待たせ致しました」の大変の「た」が、ドレミファの「レ」の音階だったら、一音上げて「ミ」の音階で大変の「た」を発するということです。
自身の笑顔を意識すれば尚明るく聞こえます。
難しい場合は、テレビラジオのアナウンサーのしゃべりの「キー」をまねてみて下さい。

また、なんとなく自分の喋りが引き締まらない、まったりしている・・と感じた場合は、意識的に語尾を締めて下さい。
つまり、「○○様、有り難うございました」の「た」を、「たー」と伸ばすと締りがないように聞こえ、なんとなくまったり感が残ります。
そこで、「有り難うございました」の語尾の「た」を、きゅっと締めるのです。
イメージとしては「有り難うございましたー」ではなく「有り難うございましたっ」とキュッと締める感じです。コレだけで随分シャープに、プロっぽく聞こえます。

また、テープを聞くと無意識で結構失礼なことを言っていることに気付きます。そこを修整できます。
『こうやって会場の皆様を見渡してみますと、あちらこちらで歓談の花が咲き・・』。
何度聞いても確かに「見渡す」と言っています。「見渡す」とは失礼な・・。
今度言う時は「拝見させて頂きますと・・」と言い直そうと思います。
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# by qqbh8530 | 2010-10-07 10:20 | 司会

ストレッチ目標

今日は、「ストレッチ目標」について書いてみます。
簡単に達成できる目標ではなく、達成するにはちょっと大変な目標を<ストレッチ目標>と言うそうです。大変だけど、でも決して手の届かない目標ではなく、達成することにって大きく成長できるような目標です。

披露宴司会の新人デビューをして、まだ間もないころ、T社長は『宏一はもう何本司会をやったんだい?』と聞いて下さいました。
『はい、もうすぐ30本になります。』と私は答えました。
T社長は『そうか、頑張っているじゃないか。まぁ、今のところは、お茶を濁しながら、何とかやっていると思うが、100本やったら本当のプロだよ。100本やったら自信持っていいぞ!』

何かものすごく勇気付けられました。
その時以来<とりあえず50本>から、<絶対100本やるぞ!>と思い直して頑張りました。

100本というのは、大変だけど決して手の届かない目標ではなく、達成すれば、「本物のプロ」の称号というか、自信のようなものが手に入るわけです。


本題です。
30本司会をやって、なんとなく感じがつかめたころから、私は毎回自分に<課題>を課して、司会に臨みました。
必要以上に緊張するタイプの私です。よほどのことがない限り、恐くてなかなか司会レクチャーから離れることができませんでしたので、とにかく披露宴の中で、最低1回は必要に応じて、レクチャー台から離れてみようと試みました。
例えば、ケーキ入刀時は、ケーキの近くに行って司会をしました。
お子様からの花束贈呈があれば、お子様の近くに行って司会をしました。
当時の私にとっては、ドキドキの<ストレッチ目標>でした。

お陰様で、何度かやるうちに、いつのまにかレクチャー台から離れて司会をするのが楽しくなり、調子に乗りすぎて、なんだか落ち着きのない司会ぶりになったこともありました。
自分の司会振りをビデオで見ることにより、何事も<程ほどに・・>というセンスをとることができました。

この<ストレッチ目標>に注意点があります。
デビューしたてのころは、ストレッチ目標をたてるのは避けましょう。
20本から30本の司会経験の中で、基本の基をしっかり身に付けたうえで、初めて、応用編として<ストレッチ目標>をたて司会に臨むのです。

発達段階のレベルを無視して、背伸びをすることはあまりお薦めできません。
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# by qqbh8530 | 2010-10-05 23:38 | 司会

錯覚に負けないで

新人の披露宴司会者にとって、司会を難しくしているのは、ひとつの<錯覚>によるものと考えます。
その錯覚とは、ずばり、<身の程知らず・・>という錯覚です。言葉が乱暴ですみません。
自身の体験に基づき書いてみます。

新人司会者の多くが、
①臨機応変に進めなければ・・
②アドリブを効かせて、司会をしなければ・・
③当意即妙、すばやくその場面に適応し機転をきかす進行をしなければ・・
という、脅迫観念を持っています。

しかし、経験の浅い新人の司会者に、披露宴の一部始終を臨機応変に、アドリブを効かせ、当意即妙でリードしていくことは、実に難しいことです。

実力がないのに、上記のようなハイレベルの司会をやろうとするところに、<身の程知らず>といった錯覚があるわけです。(でもその錯覚は、お客様の期待に答えようとする、<健全な錯覚>ともいえますので、どうぞ自身を責めないで下さいね)

しかし、この錯覚が、実は司会を難しくさせています。

それでも上記のような錯覚に気付くことができた時、ないものねだりの自分から、せめてできることをしっかりやっておこうと意識がシフトします。
より良い司会を目指して、今までとは全く違ったアプローチができそうな気がします。


考えてみて下さい。
タモリもさんまも小堺一機も、デビュー当時から今のような、変幻自在な司会ができたでしょうか?
否!
芸能界デビュー当時は、とりあえずは、スタッフや視聴者の許容範囲内の低いレベルからスタートしたはずです。それでも、彼らのたゆまぬ努力研鑽の賜物で、現在の地位があることと思います。

ローマは1日にしてならず!
新人の方々、以下のことを是非実行してみて下さい。

次回の披露宴、「いろんな出来事にうまく対応できるだろうか・・?」といった不安が頭をもたげてきたら、即座にあなたの頭を横に振り、「キャンル!キャンセル!」と言って、その不安を振り払ってしまいましょう。そしてすぐに、<違うこと>を考えるよう努力してみてください。
そうです!
前回までお伝えしたように、<披露宴のシミュレーション>を始めてください。
シミュレーションをしている最中には、度々、又、例の不安感が襲ってきますが、懲りずに再び頭を横に振って「キャンセル!キャンセル!」。
シミュレーションを続けていきます。今の自分にとって思いつく限りのシーンを思い浮かべ、コメントを推敲してみて下さい。
このシミュレーション時、いろんな場面が思いつかない場合は、先輩の司会見学を沢山してイメージを膨らませて下さい。

とにかく不安感にお付き合いする時間があったら、せっせとシミュレーションで自身を鍛えて下さい。
たとえ、本番に上手に司会はできなくとも、せめて事前に、コレくらいのことは努力しておきたい項目です。


まとめます。
*実力がないならないなりに、できることとできないことを見極め、錯覚しないで自身の実力を正しく自覚する。
*今の自分にできることを、精一杯きちんとしておく。(例~先輩の司会の見学や、披露宴のシミュレーションをし、司会コメントを推敲する事等)
*本番当日は、背伸びせず<等身大の司会>を心掛ける。
*一生懸命やる。
*誠実に司会をする。

そんなあなたの、一生懸命さと誠実な司会振りは、必ずお客様に通じます。
たとえ少々難があっても、お客様の許容範囲内に収まり、それなりの<あなたらしい司会>ができます。
そうです、できますとも!。

もうこのあたりは、気合です。理屈を超えてあなたの気持ち次第だと思います。

たとえプロ司会者という肩書きがあっても、自身の実力をわきまえ、無理をせず、等身大の司会を目指し、そのためには、本気の本気で努力する・・そういう司会者になりたいと、私は今でも思っています。
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# by qqbh8530 | 2010-10-01 13:18 | 司会
前回の続きです。

宴も中盤。
新郎新婦お色直し入場 → 子供花束プレゼント → 新郎新婦メインテーブル着席 → 友人達の余興・・といった進行です。

シミュレーションのスタートです。

新郎新婦は入場し、ゆっくりメインテーブル方面を目指して歩いています。
この後、メインテーブル前で新郎新婦に、お子様からの花束プレゼントがあります。

イメージしながら自問自答します。
①(子供達はちゃんとはいるかな?)→ホテルアシスタントが、子供たちを定位置に集め、なにやら説明しているようです。(よし、OKだ!)

②(子供たちの名前や新郎新婦との間柄は聞いてあったっけ?)司会台本を確認。

③時間が余れば、例えば、最初の友人達の余興の準備が遅れているような場合等、(子供たちに、最近の好きな食べ物や、好きなゲーム、好きな音楽などを聞くのもいいかなぁ・・。じゃんけんが得意と言っていたので、あっち向いてホイでも2~3回やってみようかなぁ・・。)

④子供がどこか行ってしまって、予定通り全員そろわない時は、(子供花束プレゼントのシーンは後回しにして、とりあえず新郎新婦にはメインテーブルに着席して頂こう・・。)
(そして余興の準備ができるまで、新郎新婦に、2~3インタビューして、さりげなく時間稼ぎしてもいいなぁ・・。)
(あっ、新郎新婦インタビューOKだったっけ?)結構嫌がるカップルもいるので、打ち合わせ時それとなく聞いておくと良いでしょう。

⑤(子供花束プレゼントもやって、新郎新婦にもインタビューしても尚、余興の準備が整わない時は、どうしたらいいのだろう?
まぁ、無理して、つないでも不自然になるだろうから、ここは、食事歓談でいこう。当たり障りのない言い回しは・・、え~と・・。)


まぁ、こんな具合に、もし予定通りにならなかったらどうしよう・・?といつも考えておくと、いざという時役にたちます。

大体は想定内のことです。
だからこそ、想定内のアクシデントに対する「定型コメント」を、新人のころはいくつか作っておくことが大切です。

定型コメントとは、例えばスピーチ者の肩書きを間違えた場合は、「○○様、有り難うございました。尚、○○様の肩書きは、正しくは△△でございました。お詫びして訂正させて頂きます」のようなものです。
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# by qqbh8530 | 2010-09-30 16:08 | 司会
披露宴新人の司会者にお勧めのトレーニングをお伝えします。
司会センスのあふれる方は、当たり前のことのようにやっていることですが、慣れない場合や、司会センスをこれから身に付けようとする方には、とても大切なトレーニングです。

それは進行表に沿って、シミュレーションをし、MCを入れるタイミングやコメント内容を探り、また気が付かなかったことに気付くトレーニングです。

1例です。
自身の頭の中で、イメージしながら、自問自答します。
1.披露宴、列席者が全員着席終了。入場口から、キャプテンがQが来る。それを見て、『「お待たせ致しました。新郎新婦の入場です」とMCを入れよう。』

2.新郎新婦がゆっくりとメインテーブルに向かう。
『拍手があればそれでいい。もし、拍手があまり起こらず、なんとなく違和感があった時は何を言おう・・?そうだ、白無垢から色打掛にかけ替えての入場だ。では「新婦の色打掛の衣裳、髪飾り等にもご注目頂きながら、皆様のお近くを通ります際に、大きな拍手をお願い致します」と言ってみよう。』

3.新郎新婦メインテーブル到着。『間もなく新郎新婦そろって一礼のはず。でも、確か、色打掛の場合は、一礼前に、介添えさんが、新婦の衣裳を若干整える時間があったはず。それを確認したところでこう言ってみよう。「恐れ入ります、尚一層の祝福をお送り下さい」と言って拍手を先導してみよう。』


といった感じで、シミュレーションし、イメージを作って本番に臨みます。

本番に臨めば臨んだで、これまたイメージとは違ったシーンがまま展開されます。
それをまたよく覚えておき、それに合うコメントやコメントを入れるタイミングなどをしっかりインプットしておきます。

そして又、次の披露宴で、今までの経験を活かし、再びシュミレーションし、イメージを作って本番に臨みます。

この繰り返しの積み重ねで、ほとんどおおよその状況が<先読み>できるようになり、量質転化で、急にジャストタイミングで、良いコメントができるようになります。本当です。
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# by qqbh8530 | 2010-09-29 11:55 | 司会
新嘗祭 皇室献上 粟 抜穂式(ぬきほしき)の司会
先日、地元の神事 「新嘗祭 皇室献上 粟 抜穂式」の司会をしました。

粟 抜穂式(ぬきほしき)とは、平たく言えば、県から指名された奉耕者(皇室に奉納する米や粟の耕作人)らが育てた、米や粟の収穫祭です。
神道にのっとり進められ、出席者は、こうべを垂れる黄金色の粟の穂を丁寧に収穫しました。

初めての神事祭典関連の司会だったので、知らないことが多く、よく聞きよく調べて臨みました。
参考になるかどうかわかりませんが、資料整理もかねてアップしてみます。
神事の知識を中心に、司会者の調整力についても簡単に触れてみました。

まず式次第です。
1.参進~斎主・斎員の入場のこと
2.来賓祝辞~市長 
3.開式の辞 
4.修祓(しゅばつ)の儀~神様をお招きする前に、斎主により、私達の罪・穢れを祓い清める儀式
5.降神の儀~斎主の祈祷により、神様をお招きする儀式
6.献饌(けんせん)の儀~神前にお供え物をする儀式。お神酒の入った器のふたを取ることでその意を表す。
7.祝詞奏上(のりとそうじょう)~神事の中で、もっとも大切な儀式。斎主により神を称え、あがめ敬い、並びに感謝と祈りを捧げる。
8.新嘗祭 皇室献上 粟 抜き穂の儀 
  ①代表者5名 奉耕者(皇室に奉納する米や粟の耕作人)2名/市長/農業改良普及所所長/区長
  ②列席者全員 
①②共に、それぞれ司会の合図にあわせて、粟を1本刈り取ります。
9.玉串奉奠~古くから神事に用いられる榊(さかき)の小枝{紙垂(しで)をつけたもの}に、自身の心をのせ、神に捧げる儀式。
通常斎主より始め、以下奉耕者、県代表、市の代表者、農業関係者・・と続きます。今回は、最後に奉耕者(皇室に奉納する米や粟の耕作人)の家族全員の玉串奉奠で締めくくりました。
10.撤饌(てっせん)の儀~神前のお供え物をお下げする儀式。通常、お神酒の入った器のふたをすることで、その意を表します。
11.昇神の儀~お招きした神様に、天にお帰り頂く儀式
12.石碑披露~新嘗祭に献上する粟が、この地の斉田から誕生したことを記念する石碑。石碑贈呈者と奉耕者による除幕
13.奉耕者謝辞
14.直会(なおらい
15.閉式の辞
(以上の式次第は、地域によって異なります)

次に、司会者の調整力について書いてみます。

主催者の式次第を下に、宮司さんと雅楽の奏者にそれぞれお話しをお伺いしました。
三者三様、考え方や理想に若干のズレを見つけました。

①例えば服装について
主催者は、服装はネクタイより、洗濯された農作業服が一番ふさわしいのではないか・・
宮司様は、神事はそれなりの「礼服」がふさわしい・・

②例えば祝詞奏上の長さについて
主催者は、長時間の神事になり、列席者の多くが農作業で忙しいので、祝詞を短くできないものか・・
宮司様は、祝詞奏上は神事の中でもっとも大切なところ。省略などもってのほか・・

③例えば、修祓(しゅばつ)の儀、献饌(けんせん)の儀、撤饌(てっせん)の儀・・等聞いただけではなかなか分りにくいものについて
司会私は、ごく簡単な説明を入れたいと希望し
宮司様は、あまり必要ないのではないか・・

④例えば、参進 の司会MCについて
司会は「只今より、斎主の入場です」と言うつもりです・・
雅楽奏者は、ここではあえてMCは特に入れないで、雅楽の演奏に従い、厳かに斎主登場を希望しています。

三者三様、それぞれの思いがあり、それらの思いの、三者間のギャップを、打ち合わせによって気が付くことができました。私は「ギャップが見つかって本当に良かった」と思いました。
あのまま、あまり打ち合わせをしないで進行したら、それぞれに残念な部分が残ったことでしょう。それを最小限に抑えられるチャンスです。

私は、あらためて主催者、宮司、雅楽奏者のところに行って、
主催者はこう希望していますが・・?
宮司様は、このようにおっしゃっていますが・・
雅楽の奏者は、こう希望していますが?・・

三者の納得を程ほどに頂きながら、調整を試みました。
うまく調整できたものもあれば、未調整のまま本番に突入した懸案事項も若干残りました。が、それでもお陰さまで、厳粛な神事が滞りなく進みました。

司会者は、話す技術も必要だけれどやはり、後々不満がたくさん残らないよう、全体の調整力も、ぜひ身に付けておきたい大切な資質であると思いました。
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# by qqbh8530 | 2010-09-26 13:40 | 司会

司会の基本~結論を先に

披露宴の司会の仕事や、ラジオの仕事を通して気が付いたことがあります。
ベテランの方には、当たり前すぎることかもしれませんが、私はデビュー以来、なかなかこういったセンスがつかめなかったので、新人の方へお伝えしたいと思います。

ポイントは「結論をできるだけシンプルに早めに言う」ということです。
例えば、ケーキ入刀のシーンなら、『これからケーキ入刀です』と、まずは言ってしまいましょう。

一例です。
開演の辞→主賓挨拶→ケーキ入刀のシーン・・、主賓の挨拶が終わりました。
感じをつかんで頂く為に、わざと極端に書いてみす。

「さて、それではここで、
1.いよいよ新郎新婦には、ブライダルテーブル向かって左手、あちらの大きなケーキに向かってご移動いただきましょう。
2.カメラをお持ちの方はどうぞ前の方へ起こし下さい。両方のサイドから、お二人の笑顔、そしてお二人の雄姿をお撮りください。
3.結婚披露宴のハイライトシーン、たくさんの思い出をシャッターにお納め下さい。
4.さて、実はこのケーキ、本物の生のケーキです。のちほどデザートコースの時に、皆様方にお召し上がり頂きます。
5.新郎新婦お二人は、1本のブライダルケーキナイフに、手と手を添えて、心を合わせてケーキにナイフを入れて頂きます。」

新人のころは、実際コレに似たようなMCをしていました。
なかなか結論にたどり着かないのです。
つまり、これから何をこれからするのかを<スパッ>と言わないので、お客様はきょとんとして、どんどん離れていってしまうのです。これからケーキ入刀だろうとは、まぁまぁ察しはつくのですが、はっきり言ってほしいのが心情でしょう。

5.の<これからケーキ入刀するよ・・>ということを、一番最初に言うだけで、お客様はストレスなくついてきてくれます。

まとめます。
場面転換時、きっとそれぞれのシーンごとに、いろんな補足事項もあることでしょう。
そんな時は、まず<何をするか>を<スパッ>と言ってから、随時補足事項を付け加えていく。この順番が大事です。
主語→アクション内容→補足事項 の順です。

イメージとしては、英語的に、主語の後すぐ結論の動詞がくる・・といった感じです。
コレを知っているだけで、随分話しがスッと通じるようになることでしょう。
私にとっては、ウラワザです。
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# by qqbh8530 | 2010-09-21 18:44 | 司会
今でも悔やんでいるのが、前日までにできることを、当日回しにした結果、失敗したことです。

前日夜、テーブルスピーチの資料はまだ未完成。ここのところハードワークが続き、眠くて仕方ありません。やむなく、明日当日早めに行って、現地で作成することにしました。

ところが、そんな時に限って30分の寝坊、車に乗れば交通渋滞、気持ちはあせるばかりです。
それでもいつもより15分くらい早く会場入りし、早速宿題をと思っていた矢先、婚礼担当者が50通を超える祝電持参。10数年前、そのホテルでは祝電はすべて司会者任せでありました。ぬいぐるみ電報や高価な電報まで、電報を取り出すだけで時間がかかります。せめて広めのスペースが有れば、新郎宛新婦宛等種類別に分けて整理もしやすいのですが、それ相当のスペースもありません。かなりの時間を要しました。

結局、テーブルスピーチの資料(席次表に、登場者のエピソードや順番などを書き込んだもの)を作成するのは、本番途中の色直し中でした。

テーブルスピーチが始まりました。
レクチャー台を離れ、テーブルスピーチをする方のところへ行って、簡単なエピソードを紹介し、スピーチして頂くスタイルです。
資料もあせって作ったもので、記入間違いがあり、エピソードの紹介も当人ではなく違う方のエピソードを紹介してしまう始末、もう最悪です。


・前日にしっかり資料を作っておけば、何のことはありません。

・祝電の量も、事前情報である程度の予測がつくはずです。祝電は、可能であれば、ご家族ご兄弟の担当者にお選び頂いたものを披露することにしておけば、こちらもどうということはありません。

・寝坊はもってのほか、論外です。

・交通渋滞は、車を利用する限り、想定内のこと。渋滞に巻き込まれても間に合うように、逆算して出発 しなければなりません。

ちょっと偉そうに聞こえるかもしれませんが、私の場合、重々分っているつもりでも、それでも何度か危うい目にあっています。
これまた新人司会者のみならず、ベテランの司会者こそ気をつけたいものです。

あさっては、軽井沢で披露宴司会です。
3連休の最終日、ルート141はかなりの混雑予想が出ています。
お昼の披露宴ですが、早朝に出発します。早くついたら、軽井沢の秋の空気を一杯に吸って、ゆったり散歩でもするつもりです。早起きの楽しみができました。
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# by qqbh8530 | 2010-09-18 15:32 | 司会

新人司会者の心得

婚礼司会20数年、ベテランの部類に入るはずの私も、先日、常時携帯しているペンライトを忘れた為に、リズムが狂い、どうでもいいようなミスを犯しました。

改めてデビューのころを思い起こします。
新人司会のころは、司会の技術は未熟なのだから、せめてできることは、「パーフェクト」に「インペカブル(完璧に、欠点のない様)」にしようと、心に決め臨んだものです。

前日は、明日の衣裳を準備し、靴を磨いておきます。
司会台本ももう一度丁寧に見ておきます。
手足のツメを整え、部屋を片付け、風呂に入ってリラックス。十分な睡眠を取ります。

当日は、いつもより早起きして食事をし、丁寧に歯を磨き、髭をそり、ヘアーをセットします。
その後、車に乗り、車の中で発声練習。
披露宴2時間前には現場に到着。
1時間はホテル内のカフェテラスで、進行台本の最終チェック。
披露宴1時間前には会場入り。
この一連の流れの、何かひとつでも欠けると、なんだかリズムが狂ってしまいます。

こんなこともありました。
本番直前、ツメを切り忘れていることに気付き、一瞬気分が揺れました。

靴を磨き忘れたことに気付き、あわてて化粧室へ行って拭いているうちに、時間が迫ってきて、急にドキドキしたりしたこともありました。

祝電に英文が混じっていて、いつも携行している「ミニ英和・和英辞典」を忘れて、動揺したこともありました。

祝電の開封を任されていて、いざ開けようとしたら、いつも携行している、はさみ・ホチキス・ノリ等他が1箱に詰まっているミニ文房具箱を忘れています。
クロークにはさみを借りに行きますが、荷物を預けるお客様の行列・・、諦めて、宴会事務所に借りに行こうと思いましたが、違うフロアーで時間がかかりそうです。
そうこうしているうちに時間はどんどん経過し、次第にあせってきて、不安と緊張でぶるぶる震え、そんな状況のまま、本番をむかえてしまったこともありました。

全く小心の頼りないデビュー当時でありました。

しかしながら、上記のどれも、きちんとやっておけば、あるいはきちんと準備しておけば済んだことばかりです。
司会の技術以前の問題です。。
きちんと用意しておけさえすれば気を揉むこともなく、本番に集中できたはずです。


本番に臨むにあたって、やるべきことや準備しておく内容は、人それぞれです。
少なくとも、自分が思う項目は、チェックリストにしておき、完璧な態勢を作ることをお薦めします。

本番に全力投球できるよう、どうでもいいことに気を揉んで本番に集中できないなんてことにならないよう、ぜひ準備万端、段取り完璧で臨んで頂きたいと思います。

私は今でも、必死でそうしています。
そうしていても、ふと何かが抜け落ち失敗する。このあいだののように、ペンライトを忘れ、会場側にもなく、電文が読み取れず、イライラしてしまいました。

「躓いたっていいじゃないか。人間だもの」は、心のケアにはなりますが、それに甘え始めたら、プロとして失格です。

新人司会者は特に、ベテランになればなおさらのこと、事前にやるべきことはきちんとやっておきたいものです。
共に頑張りましょう!
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# by qqbh8530 | 2010-09-17 23:17 | 司会
いくつかの疑問、その2です。

乾杯後、オードブルが出たあたりで、早速友人スピーチ等頂くケースがとても多くなりました。
後半、お色直し後は、祝辞・余興は少なく、食事歓談の時間がたっぷり取ってあるのにもかかわらずです。

乾杯直後は、ゆっくり食事を味わいたいものです。
新郎新婦それぞれの会社のトップが同じテーブルになった場合などは、お隣さんやその又お隣さんと、自己紹介をしあいます。
また、この後2時間ほど、共に過ごすわけですから、そのための会話を交わし、心の準備をする時間です。

一方、友人達は早速、メインテーブルの周りに集まり、わいわいがやがや、楽しくにぎやかに記念撮影です。
そんな中、キャプテンから、そろそろ友人スピーチを頂きましょうと合図があります。

司会者は、早速マイクを通して、メイン周りの友人達に着席をお願いします。しかし、いっこうに席に戻る様子もありません。
仕方なく、その喧騒の中で、スピーチを頂くことになります。
司会者として辛いものがあります。それ以上にスピーチをする人もやりにくいでしょう。


披露宴の後半では、スピーチや余興が盛りだくさんで、とても枠内にはいらないから、仕方なく乾杯後すぐにスピーチを・・という理由なら分ります。
また、早くスピーチを済ませ、ゆっくり飲みたい・・といった友人達からの要望等、それなりの理由があれば、もちろんそれなりに司会をします。


私が招待されたお客だったら、乾杯後は、絶対そっとしておいて欲しい。
せめて15分から20分くらい、あるいはせめて、お色直しの時間までは、食事歓談の時間であってほしい。

私の単なるわがままでしょうか?
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# by qqbh8530 | 2010-09-15 23:40 | 司会

杉本良明氏の良書に学ぶ

私のブログ「司会のウラワザ」が誕生したのは、大阪の杉本良明さんのコーチングのお陰です。
恩師とも言える杉本氏が4冊目の本を出版しました。

リーダーなら知っておきたい
部下の心をつかむたったひとつの大切なこと
中経出版

です。http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/asin/4806137944/

杉本氏は、人として誰もが持っている「自分の感情や欲求を認めてほしいという基本的欲求」・・『承認欲求』をキーワードとして、あらゆる人間関係を整理整頓して下さっています。

新人司会者の、もっとも多い悩みは、現場キャプテンとうまくいかないことでしょう。
応用的に、その解決策も書いてあります。
「人は変えられない。『この人はそういう人だ』と思うしかない」という、健全な諦め、割り切りからはまずは入っていくことがポイントだそうです。

仮に、相手(キャプテン)からの批判や叱責を受けた時は、
1.その場ではやり過ごす
2.あとから心を整理する
このことをキモに命じておけば、何にも知らないでキャプテンの叱責に振り回されるよりか、幾分ましだと思いませんか?
もちろん、キャプテンの言っている内容と、言い方はしっかり分けて受け止めなければなりません。
指摘された内容が正当であれば、直ちに素直に誤り、修正しなければなりません。

ところが人は往々にして、言い方に気を取られ、感情的に反発してしまいます。その後は、大抵売り言葉に買い言葉、関係はますます悪化していきます。
自分がそういったことで苦労してきたので余計身に沁みます。
指摘された内容と、相手の言い方を、しっかり分けて考える「クセ」つけておきたいものです。

そしてその後の方針も書いてあります。
「自分がされたいように人にし、されたくないことは他人にしないという黄金律をきちんと守り実行すること」だそうです。


この本の読者層の対象は、会社勤めのリーダーに向けて・・ではありますが、応用的に、披露宴司会者、先輩後輩、親子、嫁と姑等の、あらゆる人間関係のコミュにケーションに応用できるエッセンスであふれています。

ぜひ、一度手にとって1読されることをお薦め致します。
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# by qqbh8530 | 2010-09-09 23:19 | 司会

いくつかの疑問

結婚披露宴の司会者として私がデビューした20数年前は、司会者自身がお客様からの進行プランの相談にのり、進行表を作り、婚礼担当者に引き継いだものでした。
今では、プランナーが、事前にかなり詳細な進行表を作っておいて下さいます。とても助かっています。
感謝しつつも、最近気になっていることが2つあります。

1つはケーキ入刀が乾杯後に多くあること。
2つ目は、乾杯後、ワンクッション置いてすぐに、友人スピーチ等を数人頂くケースが多いこと。列席者は新郎新婦のところへ多く集まり、そんな喧騒の中での友人スピーチ、なかなか辛いものがあります。

どれも、新郎新婦の意向や、会場側の段取りや、諸々の諸条件によって、その順番が組み立てられていると思うので、できるだけそのようにしてはいます。
しかし、何故ここで・・と思うことが最近続いています。

今日は、1つ目の<ケーキ入刀を何故乾杯後にするのか?>について、持論を述べます。
以前は、ケーキ入刀そして乾杯が一般的でした。
多くのプランナーによると、少しでも早くお客様にお食事をお召し上がり頂くために、ケーキ入刀を乾杯の後(食事がスタートしてからの意)にするそうです。
それはそれで一理ありますが、厳密に考えると、意図ほどの効果は感じられません。

なぜなら、
開演の辞 → 新郎新婦の紹介 → 主賓祝辞 と進んでいよいよ乾杯。
ここで、会場側は、乾杯用のシャンパンを注ぎます。そのシャンパンが列席者全員に行き届くまで2分から3分の時間がかかります。最近は人件費節減でスタッフの数も減少していますのでなおさらです。

このシャンパンを全員に注ぎ終わるまでの時間は、実はケーキ入刀に必要な所要時間とそう大差はありません。

となると、やはり主賓祝辞が終わって、新郎新婦がケーキ入刀している間に、シャンパンを注げば、何の問題もないと考えます。
列席者がケーキ入刀のシーンを見ている間に、いつの間にかシャンパンが注がれ、いわゆる間(ま)を意識することもなく、きわめて自然な流れで進んでいきます。
もちろん『ファーストバイトは、宴の中ごろでしたい』とか等他、事情があれば別です。

シャンパンが行き届くまでの間(ま)をりようして、「祝電を読んで下さい」と依頼される会場もあります。
私は極力避けています。出席していない方の祝電を、間(ま)つなぎの為に、披露式の中で披露することには抵抗があります。
もちろん、知名度の高い文化人や議員さんからの祝電などは、御両家からの希望があれば披露しますが。

明確な理由、あるいは全体の流れの中でのよりよい順番であれば喜んで従います。小さなことですが、皆様は如何ですか?
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# by qqbh8530 | 2010-09-08 21:35 | 司会

修行が足りませぬ

7月始めの披露宴司会。
初めてのレストラン、ちょっとドキドキです。

司会用レクチャー台は有りましたが、手元の明かりがありません。
依頼しましたが、<ない>ということです。
仕方ありません。
こういう時に限って、いつも用意しているはずのBMCA特性のペンライトを忘れています。

宴も終盤、40分押しで、新郎新婦退場後、祝電2通をまだ読んでいないことに気付き、司会の私も少々あせりました。
照明担当者に、「明るくしてもらえるかな?」と言ったところ、『できません!』ときついお言葉。
それもそのはず、エンドロールが始まるところでした。

それならばと、「エンドロール終わったら、明るくしてね!祝電読むから」と一応念を押すと、キャプテンに相談したようで、『時間が押しているので祝電は読まないで下さい』と言われました。

私が「時間が押しているのは分っている、決して時間的ネックにならないよう読むから大丈夫」と言っても、『いえ、時間がないので読まないで下さい』の一点張りです。

つい私は、強い口調で「大丈夫といってるだろう!」と言い放ってしまいました。
相手の怒りの表情を見た時、我にかえりました。

・ペンライトを忘れた自分
・祝電を読み忘れた自分
・エンドロールで照明が落ちる状況も、キャッチできない自分

落ち度は自分に有り、言い訳の仕様もありません。

披露し忘れた祝電は残り2通。
お開き後、お客様がテーブル装花を袋に入れたりしている時間に、十分祝電を紹介できることは分っていました。
そうなら、照明担当者には何も言わず、明るくなったら読めば良かったのです。

何を血迷ったのか・・・

司会仲澤、まだまだ修行が足りません!

反省。
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# by qqbh8530 | 2010-09-01 18:29 | 司会
披露宴司会新人の方々に少しでも参考になればと思い書き続けています。
3ヶ月ほ前の披露宴で、また一つ学びがありました。

新郎新婦入場のシーンです。

お二人のリクエスト曲で入場です。

スポットをあてるタイミングンと、ドアオープンのタイミングに、秒単位の指定があります。
曲のスタートから10秒後に入場口にスポット、その15秒後にドアオープ・・といった具合です。

司会MCの指示はありませんでしたので、『曲先行、MCは追っかけていきます』とお願いしました。
つまり、曲がスタートし、入場口にスポットが当たり、ドアがオープンし、新郎新婦の入場を確認したところで『新郎新婦、入場です』と曲のキーに合わせてアナウンスするつもりでした。

披露宴前の最終打ち合わせで、プランナーとキャプテンと音響関係者にその旨伝えておきました。
ところが、最終打ち合わせに参加した音響関係者と、実際に音響を操作する人は別で、その内容がうまく伝達されていなかったようなのです。


新郎新婦入場の準備が整い、キャプテンからQがきました。
司会の私は、入場曲を待ちます。
間・・
間・・・
間・・・・

音響さんが、「司会者さん、入場OKだそうです、どうぞ』
私は大きく頷き、音響さんに『どうぞ・・と』手で指し示しました。

するとまた音響さんが、『どうぞ入場のコメントを入れてください』と言います。

私はその時、初めて、曲先行・・MC追っかけ・・の内容が、その音響さんには伝わってないことを理解し、即座に「お待たせ致しました。それでは新郎新婦の入場です」とコメントしました。

そのコメントをきっかけに、そこから曲がかかったので、新郎新婦入場までなんとなく間延びした感が残りました。

音響さん同士の伝達が不十分だったようです。
ただ、彼らを責める気は全くありません。

私が入場前、音響操作する人に直接、『聞いていると思うけど、曲先行で、新郎新婦の顔が見えたらMC入れますので宜しく・・」と一言言っておけばよかっただけの話です。
そうすれば事前に軌道修正できますし、音響さん同士、後でお互いの伝達のあり方について検証することでしょうから。

披露宴司会の生命線の一つは、確認!確認!確認!
少々嫌がられたり、「先言ったでしょう!」と言われても、スマイルで、「ありがとうございます」と言ってさっと持ち場に戻ります。

最終打ち合わせの時に、「この会場は初めてですので、そのつど確認をさせて頂きながら進行していきたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します」とあらかじめ言っておくのもいいと思います。
頑張りましょう。
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# by qqbh8530 | 2010-08-21 17:35 | 司会

夏祭りの司会

披露宴司会新人の方の為に書いています。
実際の体験ですので、良かったら、参考になさってみて下さい。

先日地元の夏祭りの司会をしました。イベント司会はどちらかというと苦手です。苦手だからこそ、懸命に事前準備をしておきました。
打ち合わせはイベント2日程前。あまり準備の時間がありません。

まずは、司会者として最低限、最初と最後をきちんとできるようにしておこうと思いました。
最初・・開会の言葉やインフォメーションの練習。
ラスト・・実行委員からの挨拶をの指名のくだり、閉会の言葉などなど、何回も何回も練習しておきました。
この最初と最後が押さえどころです。
時間がなかったり、自信がなかったりした時には、まずは最初と最後に的を絞り、そこだけを徹底的に練習しておきます。


次に、13組ほどのバンドや太鼓や踊りのグループが出演するので、可能な限りそのグループの情報を集め整理しておきました。

次に、出演ジャンルについて詳しく調べておきました。
和太鼓、ウクレレ、フラダンス、盆踊り、ジャンベ演奏、ベリーダンス等、それぞれの特色や歴史なども知らべておきました。

次に会場全体のレイアウト、出店内容、模擬店内容等、大まかに頭に入れておきました。

司会のための準備に、トータル何時間も費やしました。

しゃべったのは、その3分の1くらいだと思います。

このエネルギーは、イベント司会に対する苦手意識です。
できることは今すぐやる、何でもやる、できるまでやる、やっておこう・・そう思って準備しておきました。

それでも、本番は、最初かなり緊張して、カミカミし、トチリもしました。
だんだんなれてきて、フリートークも難なくできる頃になったころ、5時間半の夏祭りは幕を下ろしました。

今日もまた、事前準備の大切さを痛感する一日となりました。
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# by qqbh8530 | 2010-08-14 00:10 | 司会
前回の続きです。
なれないうちは、声を張って一生懸命盛り上げようとします。

例えばケーキ入刀のシーン。
私も新人の頃は、懸命に声を張り上げて盛り上げようとしたものです。
その努力むなしく、なんだかイマイチ・・。
そこで尊敬する司会の師、鶴賀二郎氏の司会を改めて見学させて頂きました。20数年前のことです。

披露宴前半~開演→媒酌人挨拶→主賓祝辞→ケーキ入刀→乾杯 のプログラムです。

主賓2名の挨拶が終わりました。

MC『お祝いのお言葉、励ましのお言葉頂きましたところで、さて、いよいよケーキ入刀です。』

(新郎新婦は起立し、メインテーブルからウェデイングケーキに向かいます。その間に・・)

MC『思えば、結婚を誓ったその日から、おふたりは、このケーキに向かって、歩んできた・・と言ってもいいかもしれません。
そういった意味では、このケーキ入刀、お二人にとっては一つのゴール、同時に新たなるスタートの瞬間です。
カメラをお持ちの方、報道陣の方々、どうそ前の方へ。
両方のサイドからお二人の雄姿、フィルムに収めて頂ければと思います。』


MC『さぁ・・、   

いよいよ・・・、

はい!今、ナイフが入りました』
(十分、間(ま)をとって、新郎新婦のアクションに合わせてコメントしておりました)



ケーキ入刀・・
お二人の始めての共同作業・・これはもはや常套句の最たるもので、避けたいものです。

氏は20数年以上前から、ケーキ入刀しかりキャンドルサービスしかり、必ず其のシーンに<ストーリー性>を持たせ、コメントしていました。
だからこそ、自身も、そのストーリーをイメージしながらコメントしていくので、次第に高揚感が増長し、いつの間にか張りのある声で、見事に盛り上げていくのでした。

実感の裏づけがあってこその声の張りであります。

まとめます。
・ケーキ入刀等、盛り上げるシーンは、むやみに声を張ればいい・・というものではない。
・各シーンごと、ストーリー性を持たせ、コメントしていく
・ストーリーの実感が声の張りを支える
・結果として、お客様と共に高揚感を共有でき、盛り上がった雰囲気が出やすくなる
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# by qqbh8530 | 2010-07-24 13:08 | 司会
披露宴新人司会者の方々へ

披露宴にはいくつかのメリハリが必要で、ケーキ入刀やファーストバイト、シャンパンピラミッドや鏡開き、キャンドルサービスやシャイニングフォレスト・・何らかの盛り上がる仕掛けが必要です。

盛り上げる為に司会者は声を張ります。
この声の張り方が微妙なもので、時にわざとらしく聞こえたり、ウイテルように聞こえたりすることもあります。

新人の頃は、緊張感に支配され、感情は押し殺され、声質は潤おいに欠けています。
そこへきて、声を張るものだから、なんだかこの司会者随分張り切っているなぁ・・という感じで取られ、経験が浅いことが一遍にばれてしまいます。でも、それはそれで初々しくていいと思いますが、あまり違和感のない盛り上げ方を考えてみましょう。


・無理に声を張ろうとしない・・感情が追いついていない大声は、なんだかキンキンします。慣れてくれば感情(高揚感)が言葉に乗って、自然に張りのある声が出るようになるはずです。

・「入刀です」「心を合わせてのケーキ入刀、今一度大きな祝福を・・」は明確にはっきり伝わるよう、意識して発声する。
特に拍手歓声やBGMの音量も上がるので、それに負けないよう、おなかに力を入れます。盛り上げようと声を張るのではなく、伝わるようにと声を張るわけです。

・できるだけ短い言葉で、間(ま)も利用し、ズバッと言う。
例~「さぁ・・」~ 間(ま)~「いよいよ・・」~ 間(ま)~ 「入刀です!」

・最終的には、何が何でも笑顔です。

まとめ
盛り上げるのは司会者ではありません。盛り上がるのは客様です。司会者は最低限、盛り上がりの雰囲気を邪魔をしないようにしなければなりません。
感情の伴わない、盛り上がったふりをした司会のコメントほど、聞いていてむなしいものはありません。

其のことを知っていればもう大丈夫です。
いずれにしても司会の技術がなくても、心構えと笑顔があれば、乗り切れます。
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# by qqbh8530 | 2010-07-22 22:05 | 司会

ヤマアラシのジレンマ

司会の仕事もウエイターの仕事も20年以上続けています。どちらも接客業です。
十人十色のお客様の要望に、それなりに答えてきたつもりです。
それならさぞかし、コミュニケーション能力も高かろう・・と思われがちですが、実際はそうでもありません。

思い込みと依頼心が強い私です・・、それゆえよく失敗します。
必要以上におせっかいをやいて煙たがられたり、
肝心な時に冷たくしてしまって、ますます距離が広がってしまったり・・。
治そうと思ってもなかなか治るものではありません。

そんな折り、<ヤマアラシのジレンマ>という話に出会いました。
以下、「プロカウンセラーのコミュニケーションが上手になる技術 浮世満理子著」を参考にし、何箇所か本文から引用、抜粋しました。


『ある冬の寒い日に、2匹のヤマアラシが、お互いに温め合おうとしてそばに寄りました。
ところが2匹共トゲがあるヤマアラシ同士なので、近寄りすぎるとトゲが刺さってしまいます。かといって離れすぎると、今度は寒さに震えてしまいます。2匹のヤマアラシは、何回も何回も互いにくっついたり、離れたりしながら、やがてようやく適度な距離を保つことができるようになったとさ』という話です。

私達は、仕事先の上司や部下、あるいは夫婦や子供の家族関係で、つい近寄りすぎて傷付け合ってしまったり、つい離れすぎて孤立感に悩まされたりすることがあります。

近寄りすぎてもだめ、離れすぎてもだめ・・、程よい距離を保ちながらより良い人間関係を営みたいものです。

程よい適度な距離は、人によって違います。
ましてや、同じ人でも、その人のその時々の、<虫の居所>によっても大いに変わってきます。そこにコミュニケーションの難しさがあるのでしょうか?

私は、この<ヤマアラシのジレンマ>の話を知るまで、相手と適度な距離を置くことは、良くないことだ!と強く思い込んでいました。
しかし、傷つけあい、痛い思いをしながらも尚、近づいたままでいる必要は決してないはずです。

お互いのトゲがどれくらい成長しており、どのように自分を傷つけるものなのかをつかみ、より良いかかわり方を探す・・この努力の積み重ねが、コミュニケーション上手になる近道と思うのですが・・。
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# by qqbh8530 | 2010-07-21 13:56 | よりよい人生の為に

オーム返し技法

司会の打ち合わせなどは、長年の経験で大抵はスムーズに進めることができます。
大切なお客様との信頼関係も、打ち合わせの中である程度まで築くこともできるようになりました。
ただ、人へのかかわり方や会話については、まだまだかなり荒削りで、自信を持てません。

上司とお客様が熱心に話しているところへ、急に割り込んでびっくりさせ、不愉快な思いにさせてしまったことがありました。まさにちょっとした一言が足りず、いきなり割り込んで・・といった感じです。

また、会話の流れに沿わないトンチンカンなことを言って、会話を停めてしまったりすることもあります。思い込みや勘違いの多い私に起因する出来事です。・・・反省はつきません。

どうしてだろう・・といろいろ考えるのですが、過去に他者とのかかわりの中で、大きく傷付いたことがありました。それがトラウマとなり、一瞬、強度に緊張し、空気が読めなくなってしまうことが原因と考えています。治そうとしますが、いつまでたっても思うようにはいきません。

そこで、治すことにエネルギーを注ぐことはしばらくお休みとし、かわりにあらたに<コミュニケーションの技術>を身に付けることで、カバーしようと思いました。

関連の本を読み、セミナーに通い、それなりに努力したの結果、いくつか簡単なコミュニケーションの技術を身に付けることができました。
其のおかげで、前よりかずーと、他者とのかかわりや会話がスムーズになってきた<部分>が増えてきました。一部分ではありますが、少しずつ自信も付いてきました。
今日はその一つ目です。

<聞き上手のウラワザ~オーム返し技法>

こんな短歌をご存知ですか?
「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ(俵万智『サラダ記念日』)

想像して下さい。例えば、あなたが彼氏(ご主人・・)に、「寒いね」と言います。すると彼氏は「寒いね」とオーム返しで返してくれました。
さぁ、あなたはどんな感じがしますか?

「寒いね」という、同じ言葉をオームのようにただ繰り返すだけで、二人の心はつながり、あたたかさが生まれたようです。

「私もう疲れちゃった」→「疲れちゃったよなぁ、俺も!」
「少ししんどいの」→「そう、しんどいんだね」
「もう一度彼に勇気を出して謝ろうと思うの」→「そう、謝ろうと思うんだ・・」

一見不自然のように見えますが、共感という考え方からみると、自分の思いが相手に伝わっていると感じ、嬉しいものです。

人は誰も、「自分のことを正しく理解してほしい」・・、
「自分の言ったことを、誤解なく、正しく受け入れてほしい・・」という、非常にシンプルな欲求を持っているそうです。

相手の要求にさりげなく答えていく・・オーム返し技法。
とてもシンプルで実践しやすい技術だと思います。如何でしょうか?
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# by qqbh8530 | 2010-07-17 01:09 | 司会
(株)GEN主催 元気アップセミナー 大島啓介「夢を持てば人は輝く」の講演に行って来ました。
大島啓介氏は、居酒屋「てっぺん」の創業者で、「公開朝礼」で全国区になりました。ヤル気を引き出すキーマンとして、いまや全国を講演活動で走り回っています。

講演は、ブライダルビレッジ ミラベル で行われました。
非常に示唆に富んだ内容でした。
私も大いに元気になりました。
なにかもう一度人生をリセットできそうな気がしています。
メモ書き抜粋します。なにか一つでもお役に立てば嬉しいです。

・嫌なこと、辛いことがあっても、3ヶ月続けろ!3年続けろ!
・自分の夢に日付を入れる
・何のために働き、何のために生きているのか?
・誉め、怒り、夢を語りあえる仲間がいることの幸せ

・人生は、笑顔、決意、感謝
・可能性のない人はいない
・本気でじゃんけん~本気でじゃんけんして自分の何かが変わる。実感!

・人生でうまくいく人とうまくいかない人の決定的な違いは、自分の可能性に気付けるかどうか!今までは関係ない。これからの自分を信じる、自分にはできる!自分の可能性に気付いて、信じて進む
・人は皆、過去の体験の裏づけで、自分には無理だと勘違いする
・できると思ったことは、10回20回失敗しても必ずできる、成功する
・本を書く と決めると、問題の多い人生ほどワクワクする。たくさんの失敗をして、それをどう乗り越えていくか。苦労すれば苦労するほどいい本にナル

・充実体験ほど、苦あり辛あり
・楽な道を選べば選ぶほど苦しくなる、辛くなる
・人生を輝かせる人に会いにいこう。輝いてる人に会いに行こう。~西田文郎メンタルトレーニングの先生に会おう。福島正伸氏に会ってみよう・・

・何に時間を一番使ってきたかのベスト3/何に一番お金を使ってきたかのベスト3 を挙げてみる
時間とお金の使い方によって、自身の強みが分る
・ザ シークレット の本、DVDを是非みてみよう

・可能性に気付く方法~蚤(のみ)の実験
蚤は1メートル跳ぶ。30センチのビーカーに入れ、ふたをする。ジャンプのたびにフタにぶつかる。
ふたを外しても、30センチ以内の高さしか跳ばなくなってしまう蚤。
①跳ぶ力があるのにもかかわらず、自分には無理だと諦める
②本当の限界とは違う、心理的限界を設けてしまう

・限界突破の方法
①野生の蚤を一緒に入れ、もう一度跳べることに気付かせる。人も同じ

・いい人生を送るための法則
①こんな人生を送りたい、こんな人生にしたい~自分に遠慮なくリクエストする
②3つでも4つでも、何でもかなうと思い込めるか
③ずべての出来事を感謝で受け入れる。物損事故にあっても、人身事故でなくて良かった 等

・問題解決の秘訣
①問題をプラス受信する
②プラス受信内容を箇条書きで書き込む
③自己責任で全うする


・ヤル気のないアルバイトを変えるには、アルバイトを変えるのではなく、店長が変わること。ヤル気のない人に、リーダーがやってはいけないことは、
①相手を変えようとすること
②イライラすること
③こいつは無理だ という見方を持つこと


私のまとめ
・人は誰も可能性を秘めている
・悩んだ分、苦労した分、成長と感動と充実がある
・夢を持ちたくて、一生懸命生きたくて、仲間を持ちたくて、みんな今ここにいる
・私に足りないのは「本気」の気だと気付く
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# by qqbh8530 | 2010-07-15 14:42 | よりよい人生の為に

ゆうパックのミスに学ぶ

世の不祥事は、披露宴の司会の仕事にも通ずるものが多いように思われます。今回も多くの発見がありました。

7月8日の朝日新聞朝刊「天声人語」から抜粋します。

抜粋ここから・・
〔日本郵政グループが、日本通運の「ペリカン便」を吸収したはいいが、荷の急増と現場の不慣れで滞り、遅配は34万個に及んだという。
扱いの未熟が、預かりものの過熟を招く。荷台で熟れる果物は1日の遅れが命取りだ。
暑さに弱いスズムシ、誕生日プレゼントも災難だった。
虚礼廃止の中、季節の進物をするのにはそれなりの理由があろう。
傷物で届くなら手紙のほうがいい。(省略)
集配拠点や人や車をたいして増やさないまま、倍の荷物をさばく運びとなった。(省略)
物流の商いは、荷物と贈り手の思いを一つの箱で運んで完結する。(省略)
混乱は収まっても、箱からこぼれ落ちた信用はたやすく戻るまい。届けるという仕事、シンプルゆえに侮りがたい。]
・・抜粋ここまで


まず、自身の心に言い聞かせたのは、トップの決断に従わざるを得ない、ゆうパック関連の従事者に対し、むやみに責めるのはよくないことだ・・ということでした。
其の上で、この度の不祥事から学んだことは以下の通りです。

1.ゆうパック、荷台で熟れる果物は、1日遅れが命取り → 披露宴はライブ、あらかじめ用意されたコメントは、時として新鮮味やタイムリーさを欠いてしまう。いかに早く、ジャストタイミングで、「実感」を述べることが大切かを、あらためて痛感する。

2.虚礼廃止の中、季節の進物をするのにはそれなりの理由があろう。→ 披露宴だって同じ。例えば、本人達は、この不況の時代、内々で済ますつもりなのに、親の関係でたいそう大きな披露宴になってしまうのも、それなりの理由があるであろう。そんな言葉にならない理由をも、きちんとすくって、理解し、オブラートに包んで進行していく。

3.傷物で届くなら手紙のほうがいい。→ うまくいかないなら、わざわざプロの司会を頼むこともあるまい・・。私達(クライアント)の思いを、司会の都合で、勝手に味付けされたらたまらない。

4.集配拠点や人や車を、たいして増やさないまま、倍の荷物をさばく運びとなった。→ 段取りや下準備もたいしてせず、披露宴司会本番を迎える運びとなった。

5.物流の商いは、荷物と贈り手の思いを一つの箱で運んで完結する。→ 司会という商いは、新郎新婦の思いを一つの言葉で結んで運び、宴を滞りなく進行し完結していく生業(なりわい)なり・・。

6.届けるという仕事、シンプルゆえに侮りがたい → 司会という仕事、最終的には滞りなく宴が進めばいいわけですが、老若男女、思考も嗜好も違う方々が一同に会しているだけに、なかなか侮りがたい。

少し理屈っぽかったでしょうか?
いずれにしても、ばらばらな事象を関連付け、意味付けていくことは、なかなか頭の訓練になりそうです。
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# by qqbh8530 | 2010-07-09 08:27 | 司会

一つの視点

ひところ前によく耳にした、「エレベーターガール」のアナウンスは、独特の節回しが魅力でした。
私はそれを聞いて、酔いもし、ある時はオーバーすぎて違和感を感じたこともありましたが、いずれにしてもその声は、決して大きすぎず小さすぎずの絶妙なコントロール下にあり、また流れるような語り口に「プロ」を感じたものでした。

山の手線内の車内アナウンスも実に見事です。
『次は高田馬場、西武新宿線はお乗換えです』と、聞きたい人には聞こえるように、聞きたくない人には耳障りにならないようにアナウンスしています。淡々と必要最小限の言葉で明確にアナウンスしています。こちらもやはりプロを感じます。

両方のプロの共通項は、「没 個性」です。声質の違いこそありますが、感情を入れず、機械的に淡々とアナウンスしています。いちいち感情を入れていたら、おそらくもたないでしょうし、また感情を入れる必要もないからでしょう。

さて、上記を参考に、披露宴司会 についても考えてみましょう.

私はウェイターもやってきた関係で、サービスをしながら多くの司会者の司会振りを見聞きし、学んできました。20数年の今のところの結論は、以下の通りです。


1.演歌チックな独特の節回しは、好き嫌いがはっきりしているので、その日のお客様の反応を頼りに、その加減を見極めていく。

2.演出過多のオーバートークや自己陶酔型の司会は、評判が良くなく、確実にお客様は離れていく。

3.祝電などを読む場合、聞きたい人には聞こえるように、聞きたくない人には耳障りにならないように淡々と必要最小限の言葉で明確にアナウンスする。大きすぎず小さすぎずの声のコントロールが大切のようだ。
微妙なところですが、たとえば、自分がお客で、司会者が同じような文面の祝電を、大きい声で一生懸命20通も30通も読んだ時をご想像下さい。もちろんお客様の要望あれば、ピンポイントで丁寧に紹介します。

4.披露宴の司会には、程ほどの個性が必要。紋切り型のコメントばかりではつまりません。より多くのお客様が共感できる自分なりのコメントが時には必要です。その近道は、本人の「実感」をストレートにシンプルに述べることだと思います。

5.やはり、どんなに下手な司会でも未熟な司会でも、誠実に一生懸命な姿勢は万人の心を打ちます。本当です。自信のない時はこれで勝負するしかありません。お互いに頑張りましょう!
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# by qqbh8530 | 2010-07-08 08:47 | 司会

歌にパワーを頂きました

スパーフライ が唄う ♪タマシイ レボリューション
NHK サッカーワールドカップ 南アフリカ大会 の番組の、テーマソングにもなっているようですね。

其の中のほんのワンセンテンス

<立ち向かえ 人生はショータイム!>

この言葉に勇気をもらいました。
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# by qqbh8530 | 2010-06-27 18:41 | よりよい人生の為に

洗い物やお掃除のこと

司会には直接関係はありませんが、司会者に必要な<謙虚さ>を身に付ける為には、大いに関係があると思い、おもいきってアップしてみました。

科学ジャーナリストの <ほおじろ えいいち> さんという方の記事に学びます。抜粋します。

抜粋ここから・・
<夫婦で一緒に住んでいると、たとえばご主人が部屋が散らかっているのに我慢が出来なくなって「何だ、まだ掃除していないのか!」と、奥さんに文句を言わんばかりに掃除をし始めます。
また逆に、ご主人が部屋の中を散らかしてばかりいるので、奥さんが、プリプリ怒って「まったくしょうがない人だわ!」と掃除を始めます。
どちらにしても、「なんで俺が、掃除しなければならないんだ!」「なんで私は掃除ばかりしなければならないの!」と、掃除機を動かすわけです。

 しかし、こういう心の在り方は、結局のところ、不幸な人生を導くといわざるを得ないでしょう。「なんで自分が掃除しなければならないの」という心の中には、自分以外の同居者が掃除して当たり前という心のおごりや、人の行為をむさぼる気持ちが隠されています。そこからは本当に幸せな人生が形成されるはずがありません。

(途中省略)

日常の掃除や食事の後片付けなども、自分がさせていただくもの。なぜなら、そうすることで生きていることへの感謝の気持ちを確認できるから。あるいはまた、それがほんとうに楽しいからという心を持っている人の人生は、ほんとうに幸福なものだと思います。あなたにはそういう気持ちで掃除のできる日がどのくらいありますか?>
・・・抜粋ここまで

人によっては、受け入れられない部分が少なからずあることでしょう。十人十色ですから、もちろんですよね。

あくまで私の場合は、この記事を読んでから、なぜかあれほど抵抗のあった食事後の洗い物が、ほどよく積極的にできるようになりました。今のところは・・ですよ、いつまで続くかは分りませんが・・、ですが。
それでももう一月続いています。エッヘン!(笑い)

司会をやってあげるという<おごり>に気付いたり、司会をさせて頂き有り難うございますという<感謝の気持ち>を確認したり・・そんなきっかけになればと思いアップしてみました。
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# by qqbh8530 | 2010-06-26 18:44 | よりよい人生の為に

何気ない行動も・・?

ごく稀なケースですが・・、
一人のある司会者が、司会レクチャー台を盾(たて)に、椅子に座って、下を向いて祝電の確認をしていました。(それ自体、なんの非もない、どの司会者も行っているシーンなのですが)。
それを見た新郎の母より、『司会者が、仕事中に居眠りをしていた』というクレームがついたのです。

その司会者にとっては、全く心外であり、また納得のいかない<クレーム>です。
しかし、ことの是非はさておき、司会者に全く<その気>が無くとも、新郎の母には、司会者が<居眠りしているように>見えた訳です。お母さんはあまりいい気持ちはしなかったことは確かです。

そんなこともあるので、気をつけたいものです。
こんな言葉をご存知でしょうか?

『瓜田(かでん)に靴を納(い)れず、李下(りか)に冠(かんむり)を正さず』

「ことわざ辞典」で調べてみます。
<瓜畑で靴の紐を直せば、瓜を盗むのかと疑われる>
<すももの木の下で帽子を直せば、果実を盗むのかと疑われる>

つまり、『人に疑いをかけられるような紛らわしい行為は、心にやましいことが無くても、しない方がよい』 という意味でした。

このことわざと、先にあげた司会者が眠っていた・・のクレームを照らし合わせますと・・。

新郎の母にとって、司会者の<姿勢、体の傾き加減、頭部の微妙な動き、かもし出す雰囲気>等が、<人に疑いをかけられるような(居眠りをしているような・・)、紛らわしい行為>と映ったわけです。

私はそれ以来、時折りですが、<人に疑いをかけられるような、紛らわしい行為はしていないか・・・>を心の中でチェックすることにしています。
それでもへまをやらかしてしまうことがありますが、チェックしなかったらもっと大変です。

紛らわしくなくても、お客様を手招きしたり、お客様を人差し指で指差したりすると、人によっては不愉快に思う方もいるようです。
また司会台の周りを、手を後ろに組んで歩いていて注意されたことがありました。えらソーに見えたのでしょう。

私は悪気も、偉そうな気持ちもさらさらないのですが、そう思う方がいるのは事実ですので、できるだけ気をつけています。
 
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# by qqbh8530 | 2010-06-25 23:45 | 司会

GK川島選手の気迫に学ぶ

スポーツ選手に学ぶことは多くあります。
私にとっても、また新人の司会者の方々にも、十分参考になりそうな記事を見つけました。

サッカーワールドカップ南アフリカ大会 日本代表 GK川島永嗣選手。
再三にわたる好セーブ。気迫に満ちたプレーを見せてくれています。

川島選手の高校時代~夕暮れ、無人の誰もいないグラウンドに向かって大声で指示を出し、想像上のボールに向かって跳び続けたそうです。世界レベルと戦う為の、イメージトレーニングでした。

学校の正門は川島が開け、川島が閉める・・と校内で言われるほどの練習の虫でした。毎朝5時半起床、授業が始まるまで自主トレ。夕方全体練習の後も自主練習に打ち込みます。
炭酸飲料や揚げ物は極力避け、冷凍食品も食べず、自己管理を徹底しました。

J2大宮から、名古屋に移籍。「どうせレギュラーにはなれない、やめておけ」と野崎監督に言われても、「追い抜いてみせます」と川島は言い切ります。
しかし、3年でリーグ戦出場はわずか17試合。日本代表選手に選ばれても、やはり楢崎選手が立ちはだかります。
川島は、それでも腐らなかった!常に上を目指し、ベンチを温めながら、試合に出ている自分自身を想像してイメージを膨らませていたそうです。

練習の虫、イメージトレーニング、自己管理、腐らない、上昇志向・・

再三にわたる川島の気迫あふるるプレーは、<氷山の一角>。
目に見えない<残りの氷山>の部分は、高校時代から、一貫してブレないで続けてきた<努力研鑽>で、満ち溢れているのですね。

そういう彼の姿、心意気を参考にし、少しでも追いつく努力をしなければ・・と思った次第です。

以上は6月20日朝日新聞の記事を一部引用させて頂きました。
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# by qqbh8530 | 2010-06-20 22:12 | 司会

世間知らずな私

特に新人の頃の私は、全くの世間知らず。

其の当時、超有名なS汽船の社長さんのお嬢さんの披露宴打ち合わせでした。
新婦お父様が、『君もうちの会社は知っていると思うが、実は・・』と言いかけた時、「いいえ、ちょっと・・(存じ上げませんの意)」と言ってしまいました。
お父さんは大変不愉快そうな顔をされたことを今でも覚えています。
一時が万時そんな具合でありました。

◎両家お父さんの会社名や地位くらいは、事前にチェックしておく
◎たとえ知らなくても、無言でいいから、浅めに頷く

一つのクレームや失敗が次に生かされれば、起きた事に意味を見出せ、より健全な対処法が努力次第で身につきます。
あまりクレーム恐怖症になって、冒険のできない司会者になってしまうのは寂しいですが、新人の頃は、先輩達の受けたクレームや失敗の事例を数多く知っておくことは、とても大切なことと思います。

多くの事例の中から、自分がお客様だったらこの事例だけは絶対許せない・・そう思うものを選び、取り組んでいく。
1歩1歩の亀の歩みですが、1ヶ月に1歩前進したら、1年で12歩、10年で120歩。確実な前進です。

そこまでくれば、司会の仕事にとどまらず、人生全般にわたって、クレームが少なくなると信じています。
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# by qqbh8530 | 2010-06-19 11:06 | 司会
新人の頃は、毎回毎回、へただなぁと思われたらどうしよう?ぜんぜんプロらしくないと言われたらどうしよう?と不安でいっぱいでした。ただプロ司会者の誰もが通る道です。

食べ物の美味しさに、幅(はば)があるように、司会のうまさにも幅があります。
この<うまさ>を<許容範囲>という言葉に置き換えてみます。

新人の頃は、背伸びせず、お客様の許容範囲内にどうにか入るように努力します。
許容範囲の設定は、自分がお客様として、司会振りを見聞きして許せる範囲です。

もっと簡単に言えば、この許容範囲内に入るには、自分が嫌だなぁ、馴染めないなぁという司会をやらなければいい・・、その逆をやればいい・・ということになります。

・なんだかこういう高飛車な司会者は嫌だなぁ
・なんだかそういう言い方をする司会者はどうもなじめないなぁ
・なんだかああいう役者みたいなオーバーな司会は受け入れられないなぁ
・コメントが紋切り型でどうも馴染めないなぁ

最低限自分が嫌だなぁ・・と思う司会は絶対にやらないと自分に約束する!
☆自分がいいなぁと思う司会に、少しでも近づくよう努力する!


この自覚のもとに、司会の本数を重ねていけば、一応の一般的な許容範囲内に入ります。
ここからが、本当のプロのスタートライン、人間力を培うチャンスだと思います。
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# by qqbh8530 | 2010-06-16 08:38 | 司会
今回もエンドロール上映時のアクシデントについて考えてみたいと思います。
読者のYさんからこんなコメントがありました。

『以前、エンドロールスタートの合図がキャプテンから出た為、案内したところ・・・かからない・・・。
暗闇の中「つないで、つないで」と小声で指示が。どうやらデッキが原因でかからない様子。
(一体いつまでしゃべっていれば??)と思いながら、ひたすらつなぎ続けました。私にはものすごく長い時間に感じました[汗]。およそ8分間の時間だったそうです。
出席してる方は(この司会いつまでしゃべってんの?)と思った方もいたはずです。
司会はキャプテンの指示で進行しなければいけないので「つないで」と言われればずっと話し続けなくてはいけません。アクシデントがあったときに、司会の力量が問われるのですね。とても勉強になりました・・・。』

貴重な体験、同感です。さらに深く考えてみましょう。

つないで・・と言われれば、司会者としてつながなければなりません。
しかし<つなぐ>というのは、ずっと話し続けて間(ま)を埋めることでもあるでしょうし、状況をうまく説明し納得してもらって、あとはお客様に待ってもらうこと・・も、<つなぐ>ということの範疇に入れても良いと思います。

私は、いつも自分がお客だったらどういう司会がいいだろう・・と自問自答します。やはり、Yさんのおっしゃる通り、まず「この司会いつまでしゃべってんの?」と思います。次に<無理するなよ>。さらに<どうでもいい話を会場側の都合で、永遠と聞かされるのはまいるよな>とも思います。
やはり私は、事情を教えてもらえば<素直に待つ派>です。そう思うので、そういう司会を心掛けています。

人によってちがうでしょうし、ケースバイケースですね。

1例です。
エンドロールスタートのコールをしたのにもかかわらず、なかなかかからない状況のなかで、『おっと~、ちょっとご紹介が早かったようですね。私のせっかちな性格が出てしまったのでしょうか。準備整い次第、改めてご案内致します。しばしお待ち下さい』でいいのではないでしょうか?

でも其の時、ふっと何か用意していたねたや、クローズアップしたい披露宴での出来事が浮かんでくればトライします。
『それではこのお時間を利用しまして、お二人の出会いなれ染め・・先ほどさわりだけご紹介致しましたが、実はこんなこともありました。お二人は送賓の準備でもういませんが、聞こえるとなんですので、小さい声で話しますね・・。おっと・・ビデオが入っていましたか・・』と笑顔で軽くジャブの如く・・。

賛否両論あることでしょう。そして、こうも思っています。
他人のアドリブのコメント例は、其の時はなるほどと思っても、実際はあまり役にたたないと思います。
ただコメントの『視点』を参考に、自身で文章を練り上げます。そして試してみます。ことばのリズム、間(ま)、トーン・・、しゃべり方一つで、聞き触りは全く変わってきます。この地道な作業がいつかきっと役にたつはずです。

潜伏期間30年の漫談の綾小路きみまろさんも、ネタが浮かんだり、思いついたりしたら、すぐにネタ帳に書き付け、それを何通りにもアレンジし、ライブでしゃべり、お客様の反応を頼りに、さらに練り上げていくそうです。やはりあの笑いの裏には、膨大な時間と努力があるのですね。

何事も簡単にできてしまうものは、見る人が見るとすぐにばれてしまいます。
努力研鑽しつつ、やはり等身大の司会、自然体の司会を目指すべきではないでしょうか?
司会の力量はここに出てくると思います。
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# by qqbh8530 | 2010-06-13 22:32 | 司会

よりよい人生をめざして                       


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