司会のウラワザ

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よりよい人生をめざして                       

茨木のり子の詩の力

私の知人は、今JIKA派遣のシニアボランティアとして、ブラジルで活躍しています。
異国の慣れない地で活動しているといろいろあるようで、ちょっとへこんだ時、こんな詩を思い出したそうです。
私もこの詩を何度か読み、味あううちに、なんだか背筋が伸びてきたような気がしました。こころの元気が足りない時・・、良かったら参考になさって下さい。


●自分の感受性くらい(茨木のり子作「詩華集おんなのことば」より)

ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志しにすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ


以下【あの人の人生を知ろう~茨木のり子編】から1部分をそのまま転載します。
『2006年、自宅で脳動脈瘤破裂によって急逝した彼女を、訪ねてきた親戚が発見する。きっちりと生きることを心がけた彼女らしく遺書が用意されていた。「私の意志で、葬儀・お別れ会は何もいたしません。この家も当分の間、無人となりますゆえ、弔慰の品はお花を含め、一切お送り下さいませんように。返送の無礼を重ねるだけと存じますので。“あの人も逝ったか”と一瞬、たったの一瞬思い出して下さればそれで十分でございます」。この力強さ。享年79歳。』

茨木 のり子(いばらぎ のりこ、1926年6月12日 - 2006年2月17日)は、同人誌『櫂』を創刊し、戦後詩を牽引した日本を代表する女性詩人にして童話作家、エッセイスト、脚本家。

きっちりと生きること・・私も、かくありたいと思います。
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# by qqbh8530 | 2011-03-07 18:31 | よりよい人生の為に
私がかかわっている司会の仕事もウェイターの仕事も、ホスピタイティ産業の1部です。
先日山梨の人気ホテル「ホテル談路館」で、<ホスピタリティ>についての講演会がありました。

タイトルは、山梨おもてなし講習会~サービスの原点「ホスピタリティ」の実践~。
講師は、日本の「ホスピタリティ」の第1人者 力石 寛夫(ちからいしひろお)氏です。講義内容を簡単に整理しました。良かったらご参考になさって下さい。

彼は早稲田大学卒業後、米国ポールスミス大学ホテル・レストラン経営学部に留学しました。そこでは技術だけでなく、意識の持ち方や心のあり方なども徹底的に訓練したそうです。

入学初日は、サービスマンとしての歩き方を学びました。微笑み・視線・背筋を延ばすこと・・、スマートに歩く練習をその日1日繰り返します。

2日目は、お客様のグラスに水を注ぐ練習です。ただグラスに水を注ぐだけなら、単なる<作業>。そこに相手を思いやる心や意識を添えて、初めて<サービス>になる・・作業とサービスの違いを教えられたそうです。
水を注ぐ量やスピード、そして注ぐ音、またお客様のどの位置から、どのように注ぐか・・すべてはお客様の立場にたって、心地よくスマートに水を注ぐ訓練を続けます。

3日目は、挨拶の練習。
「おはようございます」「有り難うございます」「お疲れ様でした・・」。機械的な挨拶と、心のこもった挨拶の違いを徹底的に叩き込まれ、心と身体に沁み込ませていきます。
(なんだかうらやましいです。日本にコレだけ徹底して鍛え教えてくれるところはあるでしょうか?)
力石氏は、歩き方、水の注ぎ方、挨拶・・これらを<ものの基本>と位置付け、これらの<基本>がとても大切だ!と、繰り返しおっしゃっていました。


実は「ホスピタリティ」という概念は、私自身なかなか分かったようでわからない概念でした。でも力石氏のホスピタリティの豊富な事例紹介を通して、やっと理解できてきました。司会の仕事にも十分共有できそうです。いくつか紹介致します。

海外出張が多い力石氏。とあるホテルへ宿泊します。
6月12日・・、今日は彼の誕生日です。ホテルは、彼の部屋にバースデーカードとシャンパンを用意します。そして彼がホテルに到着した時「Mr.力石、お誕生日おめでとうございます。今日はお祝いに、特別の部屋 をご用意させて頂きました」と、満面の笑顔で、No612 のルームキーを渡します。
気配り、心配り、そして遊び心・・力石氏はとても思い出に残る誕生日を過ごしました。

また、とあるホテル内、早朝のレストラン。
注文したコーヒーをウェイターが運んできてくれました。見るとコーヒーカップには、けっしてなみなみではなく、彼の好みの量の8分目弱のコーヒーが入っていました。ウェイターは彼にこう言葉をかけます。
「おはようございます。MR.力石。たった今お入れしたばかりの、おいしいコーヒーをお持ちしました。どうぞごゆっくりお過ごし下さいませ」
ウェイターの優しく誠実な言葉かけに、彼はとても気持ち良い時間をすごせたそうです。

ただコーヒーを運んでくるだけなら単なる作業。そこに思いやりのたった一言や気配りが添えられて、初めて「サービス」になる・・。

一時が万事上記のように展開するわけではありませんが、いずれにしても、ちょっとした気配りやちょっとした一言が、お客様に上質な時間を提供していきます。
「知識技術を身に付けることはもちろんのこと、働く楽しさやサービスする喜びを実感しながら、ぜひ皆様に心のスタイリストになってほしい・・」と、力石氏はおっしゃっていました。

ホスピタリティとは、
思いやり・心遣い・気配り・親切心・誠実な心・心からのおもてなし・歓待・・などの行為のすべてを、総称する言葉なのですね。
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# by qqbh8530 | 2011-03-04 19:11 | ウエイター
どちらかというと苦手意識があるパーティーの司会。
昨年に引き続き司会依頼がありました。およそ300名の大きなパーティーです。

司会を終えて、今回もまた、いくつかの学びがありましたので、自分自身の為にまとめてみました。同時に、少しでも新人司会の方々の参考になれば・・と思い、アップします。

今回の反省点は、事前準備不足・・『キーワードをきちんと記憶していなかったこと』です。
自分ではほぼ準備万端と思っておりました。
ところが、いざ本番になって、肝心の『キーワード』が瞬時に出てこないのです。
例えば、婚礼司会時、新郎新婦の名前がぱっと出てこず、一瞬間(ま)をおいて、おずおずと名前を呼ぶ感じです。


今回の『キーワード』とは?
列挙してみます。

・ねぶた・あんこう鍋・きりたんぽ鍋・鮟鱇のつるし切り解体ショー・福島孝顕津軽三味線ミニライブ・眞園みほと踊る子にゃんこ隊飛び入りライブ・宍戸勝歌謡ショー・・


上記に加え、できれば覚えておこうと<努力目標>にしておいたものは以下の通りです。(ちなみに私はかなりの記憶力おそぼけゆえ、せめてもの対応策として<絶対に覚えておくもの>と、できれば<覚えておいた方が良いもの>と、2つに分けています)

例えば、
ただ「ねぶた」と言うよりも、「青森の夏祭り ねぶた」 と言った方が親切です。

また、ただ「あんこう鍋・きりたんぽ鍋」というよりも、「今が旬のあんこう鍋、秋田の郷土料理きりたんぽ鍋・・」と言った方が美味しそうです。(以上、下線部の句が、できれば覚えておきたい「努力目標」です)

いずれにしても、鮟鱇のつるし切り解体ショーのコメントも、肝心の「解体」がすっとんでしまいました。
「さぁ、お待たせ致しました。それではこちら、鮟鱇つるし切りショーをごらん頂きましょう」と紹介してしまったのです。もちろん後付でフォローしましたが。

津軽三味線ミニライブの紹介も、プレイヤーの福嶋さんの名が、メモをちら見する間、一瞬出遅れました。

眞園さんのミニライブの紹介時も、眞園みほと・・(その後がすぐ出てこず)一瞬間(ま)を空けてやっと「踊る子にゃんこ隊の皆さんデース」といった調子です。

ラストのメインステージの歌謡ショーでも、宍戸(ししど)勝さんの宍戸と、映画俳優の宍戸錠さんの、「錠」がなぜか頭に強く残っていて、つい錠(じょう)さん、ジョーさんと言いそうになったてしまうのでした。

まとめます。
その宴の「キーワード」は、いちいちメモを見なくても、スーッと出てくる位のレベルにまで仕上げておくこと。

コレを怠った今回のパーティー司会・・、なんだかこのまま、この「司会のウラワザ」のブログを続けていくことは、おこがましい・・と思えるようなでき具合でありました。お恥ずかしい限りです。
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# by qqbh8530 | 2011-02-26 21:03 | 司会

前へ前へ

人生を変えていこうと果敢にトライする自分・・
そうは思うが、今のままでもいいじゃないか・・
そういう2人の自分がいます。

NHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国」の第5回「本能寺の変」を見ました。
回想シーンで信長が江に語ります。
「江よ、思うておるより時は速い。人生は短いぞ!己を信じ、思うままに生きよ!
心に沁み入りました。

変わりたいと願いつつ、心の慣性の法則からか、現状維持を選択し続ける自分・・。

背中を押されました。
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# by qqbh8530 | 2011-02-10 11:00 | よりよい人生の為に
ウラワザを紹介します。とにかく司会のことはとにかく一旦横に置いて下さい。
そして段取り7分腕3分・・の言葉通り、まずは段取りを今一度総点検して下さい。

段取り総点検の仕方は、最初は、当日お客様を迎えるところから順番にイメージしながら、できれば自分以外の2人以上の人数でシュミレーションして下さい。
あれが足りない、コレが足りない、これを忘れていた、担当は誰?照明はどうする、音響は?・・
あれやこれや次々に出てきますが、(あらかじめ分かって良かったじゃないか!)と自分達に言い聞かせながら、次々に段取りを完成させて下さい。

その上で、1度以上は必ず、当日の会場でリハーサルして下さい。
司会のコメントも省略せず、本番と同じように順番にやってみて下さい。必ず自分以外の仲間に、音量や聞きやすさやコメント内容をチェックしてもらって下さい。

この部分のウラワザは、コメントは、基本的には増やすのではなく削っていきます。最終的には分かりやすいシンプル・イズ・ザ・ベストを目指します。
心構えは、ただAからBへ、BからCへ・・とつないでいけば良く、余計なことは一切言わないでいいと、心に決めて下さい。

実は、講演会や同窓会の司会は、誰がやっても大して違いはないのです。
司会がしっかりしなければ!と気負う必要はありません。自分が意識するほど、回りは全く気にしていないのです。周りが気にするのは、会が滞った時だけです。

言ってみれば、会が滞らなければいい訳です。そう考えると、司会が司会が・・ではなく、全体がスムーズに進むための段取りこそが、会の成功の鍵となることが見えてきます。

司会者は、ただ、ただAからBへ、BからCへ・・と進めるだけ。
紹介内容を間違えないようにするだけ。
最後はきちんとお礼を言って締めくくるだけです。


もし失敗に終わってしまった場合は、9割は段取りが悪かったせいです。段取りの悪さをフォローするのは、実はプロでも難易度が高いのです。

プロ司会者は、本番前にクライアントと共に段取りが完璧か必ずチェックします。そして軌道修正をしてから臨みます。その上で流麗な言い回しや味のあるコメントで、講演会のイメージをさらに上質に仕立てていくのです。
その域は、素人にはなかなか難易度が高いので、そんなことは忘れて下さい。

主役は司会者ではない!ときもに命じ、とにもかくにも段取り最優先で取り組んでみて下さい。
段取りさえしっかりしていれば、司会が少々間違えたって、列席者の創意で、自然に正しい方向に進んでいきます。本当です。どうぞご安心下さい。
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# by qqbh8530 | 2011-01-29 00:42 | 司会
人間はスパイラル状に進化発展していく生物で、より良く生きたい、より良くなりたいという思いは、誰にも平等に組み込まれたプログラムだそうです。

スランプに陥ると、私はいつも自己啓発のセミナーに行きました。セミナー中毒と言われるくらい、一時期は沢山のセミナーを受けていました。
セミナー受講後の数日は、モチベーションも上がり、ヤル気満々ですが、1週間もするとやはりもとの状態に戻ってしまいます。

人間は、「現状を維持したい・・」という心の慣性を持っているそうです。
*現状を突破したいけど・・、したくない、つまり現状を維持したい。
*変わりたいけど、変わりたくない、つまり今のままでいい。

どうにかしたいんだけど、勇気が出なかったり、リスクが気になって、結局は現状維持を選択してしまう。私を含め多くの方々の共通の思いではないでしょうか?


沢山のセミナーの受講を通して得た、私なりのセミナー観を以下にまとめてみました。披露宴司会新人の方々の参考になれば嬉しいです。

セミナーは「刺激」です。
井の中の蛙、大海を知らず~から1歩外へ出る為に受講します。刺激と弾みとエネルギーを頂きます。

セミナーは「夢作り」です。
講義内容から、あるいは講師の人となりや生き様を通して、自分の夢を創出する唯一の機会です。夢が具体的なイメージとして現れてきた時、実現への第1歩が踏み出されます。


新しいことにチャレンジするのにはエネルギーが要ります。そのエネルギーは過去からではなく、その先の未来、その先の夢から来るのだと最近強く思い始めました。

セミナー受講の留意点です。
①刺激を頂いて、背中を押してもらって、とにかく1歩踏み出すことを誓ってから、参加します。
②セミナーを受講しながら、その先の自分の夢を、必ず創出するぞ!と決心して臨みます。
③受講後は夢の実現に向けて、その夢をいつも描きながら、やるべきことをひたすらやり続けます。
④時折り軌道修正をします。
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# by qqbh8530 | 2011-01-27 11:21 | 司会

余計な一言・・

富山の薬売りのおじさんから教えて頂いた言葉に、
<たった一言が、人の心を温める。たった一言が人の心を傷つける。>があります。
人間関係のささくれは、およそその<たった一言>にかかっている・・といっても過言ではないと思います。

司会の仕事もウエーターの仕事も、他者に何かお願いしたり指示したりする時、気をつけなければいけないのが、<乱暴な一言や、余計な一言を言わない>ということです。言いたくなっても、ここは1つ我慢です。

よくある例です。大きなパーティーの準備の真っ最中です。
ベテランのウェイターさんと新人とのやり取りです。
『なに、のんびりやってんだ。もうすぐお客が入ってくるだろう。コレじゃ食事も行けやしない』

新人達は、やるべきことが明確でなかったりすると、慣れない為に動作も緩慢で、いわゆるキビキビ動けません。
そこへいきなり、このような乱暴な物言いと、余計な一言では、新人のモチベーションは一気に下がり、物事の進捗はますますペースダウンしてしまいます。

『あと5分で仕上げて、お客様をお迎えし、交代で食事に行きたいと思う。君はこれと同じ皿を20枚ずつ、隣の部屋の料理卓へ。テーブルの角(かど)へ、全部で4箇所に振り分けてほしい。いいかな?』

小学生に、「教室を綺麗にしなさい」といくら言っても、動きは散漫で集中は期待できないそうです。
変わりに、「ごみを10個拾いなさい」と具体的に言うと、目の色を変えて集中して拾うそうです。

指示は、具体的に明確にします。時間やお皿の枚数といった<数字>が入ると、イメージしやすくスピードアップが図れます。

新人の動きのスローを責めたり、自分の思い通りに行かない愚痴をこぼしても、何の解決にもなりません。イライラが蔓延し、ここに人間関係の悪化が生じます。

今、富山の薬屋さんの名言を心の中で反芻し、上司から部下へ、先輩から後輩へ、ベテランから新人へ・・のコミュニケーションのコツを考えています。
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# by qqbh8530 | 2011-01-26 12:21 | ウエイター

言葉のひとり歩き

良かれと思って言った一言が、相手を傷つけることがあります。
「最近、健康そのものって感じね!」
『太った・・てこと?』

つい意地悪な気持ちで皮肉って言ったのに、まれに、相手には良く取られてしまう事があります。
「いいわね、マイペースで、事が運んで・・」
『有り難う、やっぱり努力した人が勝ちね!』


上記の例は、いずれも、言った本人の意思とは別の意味合いを持って、相手に伝わっています。
受け取り手次第で、言った本人の意思を離れて、独自に理解されてしまうのですね。
人と人との感情的な摩擦の多くが、こういった言葉の取り違いや勘違いから生まれています


<言葉は、自分の意思を離れて独自の働きをする>
コミュニケーションの大切な法則です。東京アナウンスアカデミーで教えて頂きました。

いずれにしても、
折に触れこの法則を思い出し、自分の言った言葉の行き先を点検する・・、そんなクセ付けをしたいと思います。

自分の言った言葉が、自分の思い通り、意図通りに相手に伝わっているかどうかは、相手の表情の変化をキャッチするか、直感に頼るしかありません。


披露宴司会者として、
新郎新婦との打ち合わせ時や、本番当日のお客様との会話の中で、上記のことをほんのちょっとでも意識しながら、臨んでみたいと思っています。

デビュー間もない新人の司会者の皆様は、如何でしょうか?
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# by qqbh8530 | 2011-01-22 23:35 | 司会

感動を呼ぶサービス・・

年に数回開催される山梨の(株)GENの元気アップセミナーは、毎回なかなか充実しています。
昨年開催された第1回目は、居酒屋てっぺん の大嶋啓介氏。「日本一の朝礼」で全国区になった方です。<本気のスイッチの入れ方>を教えて頂きました。

今回は、~大切なことはディズニーランドで教わった~「感動を呼ぶサービス」というタイトルで、香取感動マネジメント代表の香取貴信氏。
ディズニーランド準社員として8年間の仕事を通して培った<智慧>を、全身全霊で語って下さいました。
およそ2時間強のセミナー。
自分自身の為に、また整理する意味で、ブログにアップしてみます。
披露宴司会の新人の方々にも、十分共有できる内容と思いますので、興味がございましたら、ご参考になさって下さい。

香取氏の語る<ディズニーランド>
1.明日の朝、赤ちゃんがハイハイしても大丈夫と思えるくらい、閉園後、園内全体を、徹底して掃除し綺麗する。

2.敵は慣れ!
入社間もない時は、新鮮さはあるものの技術はあまりない状況。
慣れてくると、逆に技術はあるものの、新鮮さがなくなってしまいがち・・。
結局コレでは面積が変わらない。必要なのは、情熱や向上心で新鮮さを保ち、面積を広く持つこと。

3.香鳥氏は、ジャングルクルーズや、イッツアスモールワールドを担当していた関係で、毎日が同じことの繰り返し。その中で、ついつい原点を忘れてしまうこともあったそう。
~私達スタッフにとっては、同じ事の繰り返しでも、ゲストにとっては初めての体験。そこでディズニーランドでは、「昨日あった出来事を、今日全員が知っている」という仕組みを作り、<毎日が初演!>という原点に返り、鮮度を保っている~。

4.サービスは大きく分けて2つ。
1つは、機能的なサービス~お客様の案内、飲食物のサービスなどなど。
もう1つは、情緒的サービス~客の心に耳を傾け、客の顔いろ、表情、しぐさ、雰囲気・・などの変化に気付いたら、すぐに、ちょっと勇気を出してアクションを起こし対応する。コレは人間にしかできないことだそうです。

5.誰にでもできる当たり前のことを、徹底的に行うことで、ゲストの信用が得られる。
例えば司会でいえば、無遅刻無欠勤、式場到着時と退出時必ず宴会事務所に顔を出し挨拶する、式場スタッフ、並びにお客様とは、常に笑顔で接する・・等々の、ごく当たり前のことを、意識して徹底して続けること・・でしょうか?

司会の仕事と結びつけながら考えてみたいと思います。
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# by qqbh8530 | 2011-01-09 00:34 | 司会

司会者の心がけ

先日、ある初老のダンディなお父様が、こんな話しをして下さいました。
20数年前の我が子の結婚披露宴、すべてを新郎新婦2人に任せて臨みました。
披露宴の締めくくり、両家代表謝辞でマイクを渡された時、何て言っていいのか分からなくて、大変困ったそうです。
披露宴に出席した経験も少なく、当然マイクを持たされることも、謝辞で何を言うのかも・・すら知らなかったということです。

式場側にしてみれば、両家代表謝辞のシーンは、知っていてごくごく当たり前・・、あまり注意を払わないところです。
ところが、マイクを持たされた当人にとっては、初めてのぶっつけ本番でとても面食らった・・ということです。

ブライダルに携わる私達にとっての「当たり前」も、経験の少ない親御様にとっては、決して「当たり前」ではないようです。
以前も書きましたが、媒酌人無しが当たり前の昨今ですが、やはり年を重ねた親御様にとっては、媒酌人無しは、決して当たり前ではないのです。

また、子束(お子様からの花束プレゼント)、シャンピラ(シャンパンピラミッド)、迎賓や送賓等・・、それらのブライダル用語自体も、我々にとっては当たり前でも、中にはキョトンとするお客様も多くいらっしゃるのです。
そういったコミニュケーションのミスマッチを少しでも減らす為には、司会者としてどうしたら良いのでしょう。

私達司会者は、日ごろからの経験を通して、日々知識技能を高めています。
言ってみれば、進化の現在進行形中で、5年前よりか3年前・・、3年前よりか1年前・・、さらに1年前よりも今日の方が進化しているはずです。

ところが、対応する新郎新婦や親御様は、レベルの差こそあれ、今までもそしてこれからも、あくまで「素人の範疇」です。

こうして、ブライダルのプロと、お客様の知識経験の<差>は、歳月と共に広がるばかりです。
ここに落とし穴があります。


やはり、プロとして進化すればするほど、いつでも相手の知識量や経験値のレベルに降り立って、対応するべきだと思うのです。
イメージとしては、保育士が幼児と目線をあわすために、かがむ行為に似ています。
このことができると、1度の打ち合わせでも、十分信頼関係を結ぶことができると思います。
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# by qqbh8530 | 2010-12-24 00:42 | 司会

自分本位の紹介

ついこの間の人前式でのこと
新郎新婦のリクエスト曲、小田和正の「たしかなこと」を、ソリストが心を込めて唄いました。
その唄の詞もメロディも、なぜか心に沁みて、列席者の中には涙する方もいらっしゃいました。

唄が終わった時、私はつい『お二人のリクエスト曲、「たしかなこと」を聞いて頂きました』と言ってしまいました。

その瞬間、背筋がぞっとしました。
(アッ!!いや待てよ・・、
「二人のリクエスト曲・・」と言って紹介してしまって、はたして良かったのだろうか?)
そういえば事前情報では、披露宴でもこの曲を使用すると聞いている。

きっとお二人には、よほど思い入れのある曲に違いない。そうであればなおさらこと、式とパーティーのトータルの中で、お二人の演出イメージがあったに違いない。

そのお二人の「演出イメージ」を聞きもしないで、何故勝手に、そう紹介してしまったのだろうか?
唄の後先で『「この曲は、お二人のリクエスト曲です」と紹介してもいいですか?』と、何故確認しなかったのだろうか?

中には必ず、「司会者からの紹介は、一切不要です」という方も少なからずいらっしゃいます。
「気付く人は気付く・・それで十分です。取り立てて私達のリクエスト曲・・なんて絶対言わないで下さい」
こういう方も実際にいらっしゃるのです。


ベテランのつもりが、なんだか躓いてしまいました。
あらためて、原点に立ち戻らなければいけません。
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# by qqbh8530 | 2010-12-23 01:15 | 司会

緊張感について

振り返りますと、
司会を100本やれば、緊張感も薄れ、少しは楽になると思っていました。
さらに、司会を300本やれば、ますます楽になって、余裕を持って司会に臨めると思っていました。

現実は違いました。
司会をやればやるほど、恐くなってきました。
新人のころには見えなかったものが、次第に見えてきて、緊張感はますます増してきたように思います。

同じ緊張感のようですが、質的には大きな違いがあります。
新人のころは、漠然とした不安感からくる緊張感が大きいのですが、ベテランになると、何が不安かが明確になるので、緊張感がかえって集中力を生み出します。

このような体験から、ベテランになっても、質的な差こそあれ、緊張感のストレスは決してなくならないように思います。
ならば避けて通れない事として、緊張感とはうまく付き合っていくしかありません。
決して逃げようとせず、一旦横に置いて、できることを徹底してやることを選択して良いと思います。

新人のころは、特に漠然たる不安に襲われます。
その時は、
1.まず、どこが不安か?洗い出す
2.次に、練習さえすれば、自信を持てそうな部分を探して、徹底的に練習する
3.時間があれば、1で洗い出した不安の部分に対して、徹底的に取り組んでみる

コツは、<まずは定型コメント等、徹底的に練習し、ある程度の自信を持った上で、初めて3に進む>ことです。
2をおろそかにして、3に固執するとすべてが中途半端になり、いい結果は生み出せません。

サッカーの岡田監督曰く、
『明日、死ぬと思って今やれることをやりつくす。それでダメなら仕方ない。その開き直りが自信につながる』
だそうです。
せめて、その心意気だけでも見習いたいと思います。
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# by qqbh8530 | 2010-12-12 00:45 | 司会
披露宴の司会の仕事は、集中と気配りの仕事です。

3年ほど前のこと、打ち合わせの時点で、新郎新婦から『かご花とメッセージが友人から送られてくるかもしれません。できれば紹介お願いします』と聞いておりました。

当日、宴も後半になって、私はふと、(そういえば、友人からかご花が届くかも?と言われていたけど、まだ届いていないのかなぁ?)と思い、キャプテンに聞くと、すぐにプランナーに確認して下さいました。

キャプテン曰く「新人スタッフの〇〇が、5分ほど前に会場前の受付けのテーブルの上に置いたそうです。すぐに会場に入れて、どこかに飾りましょうか?」
急いで会場内メイン脇に飾って、かご花とメッセージを披露しました。

かご花を会場入り口まで持ってきた方と、キャプテンとのコミニュケーションが、何らかの事情で取れなかったようでした。
たまたま、かご花を持ってきた時、キャプテンはお客様の対応に追われていたので、のちほど電話しようと思いつつ、つい失念してしまった・・、
あるいは伝言しなければと思いつつ、他のお客様の対応に手こずりついそのままにしてしまった・・といった状況が推測されます。

いずれにしても状況次第では、お開きになってから初めて、かご花のことに気付き、かご花の紹介もメッセージの紹介もできないことになってしまいます。それでは新郎新婦は残念に思うでしょう。

こういうちょっとしたコミュニケーションの不足や不一致で、いろんなことが起きるのが披露宴です。
そこを、<集中と気配りで、事なき事にしていく>のがプロ司会のプロたる所以ではないでしょうか?

新人司会者のころは難しいでしょうが、上記のような様々な事例を先輩諸氏から見聞きし、日ごろから勉強を怠らなければチリも積もれば山となり・・、きっと大丈夫です。
安心してこれからも努力研鑽をお続け頂きたいと思います。

1点だけ関連して注意点があります。
当日届けられたかご花や他のプレゼント等は、やはり祝電と同じように、必ず新郎新婦に披露するかどうかの確認が必要です。稀に、『それは披露しないで下さい』といわれる場合があります。

新郎新婦は、司会者には言わない(言えない)目には見えない様々な人間関係や事情を抱えています。
司会者の勝手な推測で、披露してしまうのは非常に危険です。避けたいものです。
大丈夫と思うけど、一応確認しておこう・・!
常に相手の意向を伺いながら進行していくことが、とても大切だと思います。
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# by qqbh8530 | 2010-12-09 10:27 | 司会

司会台の位置 再考Ⅱ

先日12月1日掲載分で、司会台の位置について書きました。
いろいろ考え、実際に体験してみて確信しました。
やはり司会台は、新郎新婦の座っているメインテーブルの左右の、どちらかにあるべきです。

先日お世話になった会場の司会台は、いつもは会場入り口脇、新婦両親卓のすぐ後ろが定位置です。
両親の背中は見えますが、両親の顔は見えません。
新郎新婦とはおよそ10メートルほど離れていて、新郎新婦の表情の詳細は見て取ることはできません。

私は前もって、司会レクチャー台を、メインテーブルの近くへ移動してほしいと依頼しておきました。当日、司会台は、新郎新婦の座るメインテーブルの右側(新婦側)にセッティングされてありました。有り難いことです。

その日、披露宴の中では、子供5人が前へ出てきて、新郎新婦からお礼のプレゼントを受け取るシーンがありました。
また、メインテーブルの脇に飾ってある、お子様達の作ったウエルカムボードの説明もありました。
ほか、いくつものシーンが、メインテーブル前で、あるいはメイン脇でありました。

司会台がすぐ近くにあるので、私は司会台にいながらも、それぞれの状況が手に取るように分かります。だからこそ、間髪入れずに、それぞれの状況に合わせたコメントができました。司会台がメイン脇の、ここにあって良かった・・とつくづく思った次第です。

もし司会台が、後ろの遠くの方にあったなら、子供達の表情の変化やちょっとしたかわいいしぐさ、プレゼントの大きさの違いや、新郎新婦とお子様との会話等々、全くキャッチできないわけです。
そうなると当然、コメントもありきたりな、紋切り型のコメントにならざるを得ません。お客様は、どうでもいい司会コメントを聞かされるわけです。それではつまりません。


考えてみますと、披露宴は当然、新郎新婦中心に展開されます。
メインテーブル近くの両サイドで、主賓祝辞・ケーキ入刀・乾杯、また中盤には子供花束プレゼント、後半にはメインキャンドル点火等々・・様々なシーンが展開されます。

それらのシーンのすぐ近くに司会者がいなくて、なんでリアルな実感を持てましょう?
臨機応変に、当意即妙に司会のコメントを入れていくのには、やはりそれぞれのシーンの、すぐ近くにいなければなりません。
司会台が後方にあったなら、必要にあわせて、それぞれのシーンの近くに、司会者は移動する必要があるわけです。

遠く離れたところから司会者が、それぞれのシーンを傍観していたら、登場者の息遣い、新郎新婦のその時思いついた急な依頼、子供達の表情、ちょっとした手違いやアクシデント・・等の対応は、大変難しく、たとえ気が付いて対応しようとしても、ワンテンポもツーテンポも遅れてしまいます。

披露宴は生ものです。刻々と、変化します。
その変化に対応していくのには、やはり現場の近くにいることが最低条件です。それを遠巻きで見ている司会者に、なんで生きたコメントができましょうか?
やはり司会台は、メインテーブル近くになければなりません。
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# by qqbh8530 | 2010-12-05 21:59 | 司会

拍手の要請について

披露宴の進行中、あまりに度々「皆様、拍手をお願いします」「それではここで拍手をお送り下さい」等々、再三繰り返すのはできれば避けたいものですね。
披露宴司会のベテランほど、列席者の拍手の呼び込み方がうまいと思います。
先輩、同僚、後輩、そして私自身の拍手の要請の仕方を、整理してみました。

*アクションで・・
司会者自身が無言の笑顔で、自身の顔の横斜め下あたりで、手をたたきます。
最初はゆっくり優しく、次第に通常の速さでだんだん大きく拍手を先導します。ここは拍手のしどころですよ・・と暗に列席者に気付いてもらえるよう働きかけるかのごとく・・。
気付いた人から次第に拍手をし始め、それがやがて漣(さざなみ)のように広がっていく感じです。
嫌味がなく、私はこの方法が好きです。私の司会の師、JTプロダクション鶴賀二郎氏に学びました。

そのほか例えば
*アナウンスで・・
1.「新郎新婦に祝福を・・!有り難うございます」と言って、司会者自ら拍手を先導する。
2.「ぱちぱちぱち」と言いながら司会者が拍手をして、列席者に笑顔を投げかる。
3.「ここが拍手のしどころです」と言いながら司会者自ら拍手を先導する。
4.「いいお客様は、ここで拍手をして下さいます」と笑顔を振りまき、司会者自身も拍手をする。
5.「なぜか、拍手が起こります」と言って、司会者自ら拍手を先導する。
6.「素晴らしき仲間達に、今一度拍手を送りたいと思います」と言って、司会者自ら拍手を先導する。
7.
8.

まだまだ沢山ありそうですね。
どれもどんぐりの背比べで、そんなに大きな違いはないかもしれません。それでも、慣れないうちはつい頼ってしまう紋切り型の「拍手をお願いします」の繰り返しからは、なんとか卒業したいものです。


私の実体験です。
以前は、テーブルスピーチが終わったところで、「テーブルスピーチにご協力頂きました皆様に拍手をお送り下さい」と言っておりました。

先日は、テーブルスピーチをして下さった方に対し、そしてまたそれを聞いて下さったお客様に対して敬意を表し、こう言ってみました。

『それぞれの立場で、それぞれの思いを、真摯に語って頂き、誠に有り難うございました。
テーブルスピーチに協力して下さった方々に、そしてそのテーブルスピーチに熱心に耳を傾けて下さった皆様方に、改めて拍手を送りたいと思います。』
すると、列席者全員の心がひとつとなったような、大きな大きな温かな拍手が起こりました。
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# by qqbh8530 | 2010-12-03 01:02 | 司会
司会レクチャー台の位置について主張したいと思います。
現在、私が司会者として活動している山梨県のいくつかのホテルは、司会レクチャー台が、披露宴会場の入り口付近、つまり会場後方、両家どちらかの両親卓の近くに置かれています。新郎新婦とは随分離れたところに司会者は位置しているわけです。

その場合、私は、よほどの事情がない限り、レクチャー台をメインテーブルの近くの前の方に移動して頂くよう依頼します。
もちろん中には、不機嫌な顔をされる時もあります。
サービス導線上、やむを得ない場合なら・・、
あるいは何らかの事情があるのなら・・、
私も現役でウェイターをやっていますので、重々承知でき、そのままで臨みます。

それではなぜ、司会者は新郎新婦の近くにいる必要があるのか?
考えるヒントとなると思われる投稿を紹介します。一例です。

活躍しているある司会者からのメールを、内容の大筋はそのままに、文意が読者に通じやすいように、若干仲澤により、追加・訂正・変更を加えながら、転載してみます。

転載ここから・・・
『乾杯後から中座までの、写真撮影についてのコメントについてです。
ある司会者は、ゆっくりお食事を召し上がって頂こうと思い、あえて、【写真撮影のため、ご遠慮なくメインテーブルまでどうぞ。】というコメントを入れなかったら、後日【せっかく和装で臨んだのに、みんなと写真がとれなかった】と大問題となり、プランナーにきつく責められたそうです。

そんな話を漏れ聞いて、その後、私は、キャプテンとも相談しながら、写真コメントは入れるように心がけておりました。
が・・・先日、久しぶりに入った会場で、お色直しもなく、演出もあまりないゆったり進行だったので、乾杯後、【ご新郎ご新婦とご一緒に写真撮影されたい方いらっしゃいましたら、ご遠慮なく、メインテーブルにお越しくださいね。】とコメントしたら、そんなコメントは必要ない、食事がとまってしまうでしょうとキャプテンから注意されてしまいました。

乾杯後の写真コメント・・、
新郎新婦によって、会場によって、またキャプテンによって考え方は様々です。新郎新婦の意向を一番に大事にしつつ、キャプテンと相談しながら、、コメントするようにしたいと思います。
転載ここまで・・・


打ち合わせの時点で、新郎新婦から『写真撮影のコメント』を入れてほしい・・と、依頼があれば、司会者として必ずそれなりのMCを入れなければなりません。

依頼がなければもちろん入れなくていいのですが、打ち合わせの時には何も言っていなくても、当日の雰囲気で、「やっぱり、みんなにメインテーブルに来てもらって、一緒に写真を撮りたい!』と思う新郎新婦も少なからずいる訳です。
そういった時、新郎新婦はまず司会者に「視線」を送ります。
その時、司会者が、大きい会場でははるか後方にいる場合は、視線は届かず、やはり諦めるしかないわけです。あるいは、介添えさんをわざわざ呼んで、司会者へ伝言を依頼するわけです。

たとえ打ち合わせで、何の依頼がなくとも、当日の状況次第では、司会者への依頼ごとも、必ずいくつか出てきます。
それゆえ、司会者はいつも、新郎新婦からのテレパシーを、しっかりキャッチできるような位置にいること、そしてアンテナをはっておく必要があるわけです。

司会者は、新郎新婦の刻々と変わっていく表情や、またたとえ遠めでも、両家ご両親の表情の変化などもキャッチしながら宴を進めたいものです。会場後方にいたら、両親の顔も見えません。新郎新婦のちょっとした司会者へのサインも見落としてしまうのです。

やはり、司会レクチャー台は、メインテーブルの近くである必要があると思います。如何でしょうか?
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# by qqbh8530 | 2010-12-01 23:30 | 司会
披露宴の司会は、奥が深いですね。
それゆえ、悩むことも、落ち込むことも、絶望感を味わうことも沢山あります。
何の仕事もそうかもしれませんが。

ウシオ電機会長・牛尾治朗氏が紹介されている、安岡正篤さんの「思考の三原則」が目に留まりました。
転載ここから
* * *

安岡正篤さんの生前にいただいた教えの1つに、「思考の三原則」があります。

 第1.目先に捉われず長い目で見る
 第2.一面的に見ないで多面的全面的に観察する
 第3.枝葉末節にこだわることなく根本的に考察する

安岡さんは、難しい問題を考える時には、いつもこの3つの原則によるよう努めてきた、とおっしゃっていました。

* * *
【安岡正篤一日一言】致知出版社 編集部 メールマガジン より。転載ここまで
<ちなみに、安岡正篤(まさひろ)さんとは、「活きた人間学」を元に多くの政治家や財界人の精神的指導者や御意見番の位置にあった陽明学者。安岡氏を信奉し、師と仰いだとして知られる政治家には吉田茂、池田勇人、佐藤栄作、福田赳夫、大平正芳などが挙げられる・・そうです。>


出口が見つからない時、堂々巡りの思考に陥った時、もしかしたら上記の「思考の3原則」が参考になるかもしれないと思い、手帳にメモし、ブログにもアップしてみました。

もちろん、落ち込んだ時は、考えることすら嫌になってしまう・・ということは、経験則で重々承知しているつもりです。

それでも、「苦しみが大きければ大きいほど、乗り越えた時の喜びや達成感は大きい」という考えを選択すると、少しは希望が持てそうです。

いずれにしても、乗り越えていくしかありません。
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# by qqbh8530 | 2010-11-26 00:26 | 司会
披露宴新人司会者の方々に少しでもお役に立てば・・そんな思いで書いています。
結婚披露宴は、新郎新婦の人柄、そして二人の現在・過去・未来を表現する機会です。

列席者は・・というと・・、

相手は、どこの人?
何をしている人?
二人はどこで知り合ったの?
いつころからのお付き合い?馴れ初めは?
どんな家庭なの?
どんな仲間がいるの?
結婚後はどこに住むの?
他、人それぞれのいろんな「知りたい・・」を持ち寄って列席しています。

ある程度は、それらの「知りたい・・」に答えられるような披露宴にしていかなければなりません。
披露宴冒頭でのプロフィール紹介で、全部言ってしまうのは芸がありません。
それでは、司会者としてどんな工夫ができるでしょうか?

ケーキ入刀時などには、二人の出会いなれ染めについて触れることが可能です。
例えば
『10年越しの恋が実りました・・さぁいよいよケーキにナイフが入ります』
『新郎の一目ぼれ、一途な思い、さぁいよいよ・・』などとコメントします。

また披露宴全体を通して、
例えば、新郎に関するアナウンスメントを下記の様に変化させ、新郎の職業や特徴や人柄をさりげなく添えながら司会をします。
*新居は吉祥寺、二人の勤務先の近く。新郎が見つけたマンションです。さて、その新郎は・・
*さて、築地出身の新郎〇〇さんは・・
*さて、世界に羽ばたくデザイナー新郎〇〇さんは・・
*さて、リーダーシップあふるる新郎〇〇さんは・・
*涙がほほを・・、人情味のあふるる新郎〇〇さん、ここでお色直し中座です・・。

しつこく言うのは避けますが、決まりきった紋切り型のコメントだけではなく、打ち合わせを通して知り得た新郎新婦の人柄や情報を、また本番当日に何気なく出てしまった好感の持てる人柄などを、うまくコメントに差し込むようにすると、なかなか味のある進行ができそうな気がします。

その繰り返しの中で、列席者の「知りたい・・」を満足させていきたいものです。
親戚の伯父様たちも、新郎(新婦)の仕事や、二人の出会いや、二人の人柄を、披露宴が終わるころにはしっかりインプットして、家に帰って奥様に楽しそうに話せるわけです。

『新郎はデザイナーで、新婦に一目ぼれだったんだって。
なんだか10年越しとか言ってたぞ。
色直しの時には、友人の励ましに涙したりして、なかなか人情味のある男のようだ。
新郎のお父さんは、築地でおすし屋さんをやってるそうだ。今度行って見るかな。
新居は吉祥寺だってさ。うちと近いじゃないか。
友人達も大勢来ていたぞ・・』

一時が万事そういうわけではありませんが、そうなるような司会を心掛けたいものです。
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# by qqbh8530 | 2010-11-25 01:34 | 司会
以前、私のブログに以下のコメントがありました。

『新人司会者の、みかです。
先日、やっと20本目を迎えました。
そこで、とうとうやってしまいました。
ご来賓のお名前を読み間違えたのです。
訂正して言い直しましたが、それから後は、心臓バクバクであまりよく覚えてません。
落ち込み凹みさんざんしぼられました。皆さんはこんな時、どうやって自分を奮い立たせているのでしょうか?仲澤さんも前に、おっしゃっていましたが、なんだか司会が怖くなってきました…
楽しみながら司会が出来るようになるには、やはりたくさんの経験も必要なのでしょうね。 また一からのつもりで、慎重に望んでいきます。』

その後のこのブログ上でのやり取りを受けて、浦安の一司会者から次のようなメールが届きました。転載させて頂きます。

転載ここから・・
『・・・私からみかさんにお伝えしたいこともあります。
私も司会をはじめて15年ほど。人間だからミスをすることもありました。でも、仲澤さんのアドバイスにもありましたが、その後の誠実な謝罪とアフターケアこそ大切であると思います。

間違わないようにしようと思うより、【万全の準備で絶対後悔がないように司会をしよう。もしそれで、間違ってしまったら、しょうがない。でも後悔はない。そしてその後は、アフターケアで、さらにチャンスをつかもう!!】と考えながら私は司会をするようになってから、危機をさらなるチャンスにかえたことが何回もあります。

誠実な迅速な対応が評価されて、その後、さらに思わぬ指名が次々にくるようになったこともあります。
だから、常に前向きに。間違えないようにしようと思うと、人は萎縮してしまい、かえって間違いを引き寄せてしまうこともあります。間違えてもいい、その後とにかく誠実な対応を心をこめてやるんだ!という気持ちが大切だと思うし、そう考えると、こわいものなしです。前提として、万全の準備は一番重要ですが。。』
転載ここまで(アンダーラインは仲澤による)


私は彼(彼女)の言う<前提として、万全の準備は一番重要ですが。。>の一文に驚きました。
なぜなら、たまたま数日前に、NHKで、海外で活躍する日本人バレリーナのドキュメンタリーがあり、その中で『常に120パーセントの準備を怠らない』という彼女の言葉に、感銘を受けたばかりだったからです。

司会という仕事は、不安はつきものです。不安で不安で、押しつぶされそうになることもたくさんあります。それでも、今の自分にできることは100パーセントやって、そして本番に臨もう!やるだけやって後悔しないようにしよう!と、いつも自分に言い聞かせておりました。

ところが、100パーセントの準備に甘んじないで、120パーセントの準備をしなさい・・と、そのバレリーナは言うのです。
やはりプロ中のプロは、間違えない為の準備に対して、一般人の我々の想像をはるかに超えて、真剣に取り組んでいるのですね。なんだかそこにプロのプロたる所以を感じてしまいます。

間違ってもいい、人間だもの・・。
でも間違わない為の準備もまた必要です。
その準備も、100パーセントの準備ではなく、120パーセントの準備を怠らないようにしようということでしょうか・・。

やはりあらためて、背筋を伸ばし、腰骨を立てなければならないと思い至りました。
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# by qqbh8530 | 2010-11-24 00:59 | 司会
披露宴のお開き時間をしっかり意図(意識)して司会をすると、大体その時間に終了することができます。
本当です。
あまり科学的ではありませんが、私の経験則では、その意図が強ければ強いほど、またその意図を共有する人が多ければ多いほど、時間通りになる確立が高くなります。

何度も実験しました。もちろんうまくいかない時もあります。
しかし、お開き時間を意識しないで臨む披露宴と比較すると、お開き時間を意識して臨む披露宴の方が断然意図した時間帯に終了する確率は高くなりました。

俺は、そんなことは信じないよ・・、私はそれは無理と思うわ・・と、いろんな意見が聞こえてきますが、選択肢は人それぞれ。私は、ただただ、それを信じてやっています。


ご披露宴当日「仲澤さん、この後インターバル1時間しかありません。絶対延ばさないで下さいね」なんて言われることがよくあります。私はその時『ハイ、承知しました。時間通りを目指して、全力で頑張ります』と気合を入れて答えます。

プロの司会者なら、ホテル側の事情もできる限り配慮したいものです。
やはり大切なことは、打ち合わせの段階で、自分の担当する披露宴の後の状況を把握しておくことが必要です。
ドンデン時間(1本目の披露宴終了後、次の披露宴会場をセッティングする時間のこと)が、短ければ短いなりに、司会者としてひと工夫します。

例えば、冒頭の新郎新婦のプロフィール紹介の量が、ボリュームがありすぎれば、時間的ネックにならないところに、紹介情報を分散したりします。

また、AからBへ、BからCへとつないでいくコメントも、尚一層の<シンプル イズ ベスト>を心掛けます。無駄な時間をできる限り作らぬよう、スムーズな進行を心掛けます。コレだけで5分や10分は変わってきます。

打ち合わせ時もまたしかり。
お客様は、次の予定があるかも知れません。
担当プランナーさんだって、次のアポがあるかもしれません。

始めに、許される打ち合わせ時間を大まかに把握し、だいたいその時間内に終了するよう意図します。
あまりに延びてしまう場合は、必ず「あと30分ほどお時間を頂いても宜しいでしょうか?」等、お客様やホテル側に確認します。先日は、そのことをつい忘れて、プランナーさんを随分待たせてしまいました。それではいけません。

時間管理は、司会の技術の範疇だと思います。
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# by qqbh8530 | 2010-11-22 22:35 | 司会

即時処理の習慣

私は、自分はどちらかというと弱い人間だと思います。
自分を変えたい・・、強くなりたい・・と、せっせと自己啓発セミナーに通ったものです。お金も随分かけました。いつの間にかセミナー中毒になってしまったほどです。

そうして結局分かったことは、<人間の性格は本質的には変わらない>ということでした。
ただ、そのことを分かった上で、何らかの必要な習慣ややり方を身に付けることができれば、少しは生きやすくなるようです。
ちなみに私にとって何らかの必要な習慣とは、思うに<即時処理の習慣>です。

今できることは、今やってしまう、今日できることは、できるだけ今日中に仕上げてしまう・・そういった即時処理の習慣です。

例えば、頂き物が宅急便で届いたら、すぐに礼をする。
約束をしたら、すぐに手帳に書き込み、約束を果たす為のアクションを起こす。
打ち合わせが終わったら、うちに帰ってすぐに整理しておく。
こうすれば何の問題もなかったはずです。が、それができたりできなかったり・・。

やるべきことがあるのに、その気になれず、つい明日に廻してしまいます。ところが明日は明日なりに、又他の気を揉む事項が現れ、結局はなんだこうだ言いながら、又その翌日に・・。
延ばし延ばしていくうちに、いつしか記憶も薄れ、なんにしても質の低い仕上がりとなります。

先送りしてホッとしたのもつかの間、あとあとややこしいこととなって、再び迫ってくることは、過去に度々経験しています。
わかっちゃいるけど、なんだか面倒臭くて、なんだか言いにくくて、ついつい先送りしてしまう・・、こういうことの繰り返しです。

<即時処理の習慣>、もう私には無理だろうと諦めかけていましたが、愛読しているメールマガジンに刺激を頂きました。

転載ここから・・

●上田清司(埼玉県知事)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

   問題や危機というのは、逃げるほど
   よけいに迫ってくるものです。
   先送りするとその時はちょっと楽ですけど、
   後でもっと大変になります。

転載ここまで・・


時折り、即時処理が効を奏し、予想以上に良い結果を生み出すことがあります。
そういった小さな成功体験を地道に積みあげて、習慣化していくしかありません。

今、ここから、小さな1歩を踏み出します。
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# by qqbh8530 | 2010-11-15 15:24 | よりよい人生の為に
披露宴司会・・やっと20本目を迎えた新人の司会者から、勇気ある投稿がありました。
ご来賓のお名前を、読み間違えてしまったそうです。

訂正して言い直したものの、それから後は、心臓バクバクであまりよく覚えていない程、動揺したそうです。
落ち込み、へこみ、関係者からきつくしぼられたとのこと・・。
なんだか司会が怖くなってきました…と素直に正直に自己開示して下さいました。

お役に立つかどうか分かりませんが、私の場合は、やはりこの方の詩に慰められ、勇気を頂きます。

転載ここから・・
相田みつを 「にんげんだもの」(文化出版局)より 

幸せのヒント 「いいじゃないか、人間だもの」

  時には、間違ったっていいじゃないか、泣いたっていいじゃないか、
       できないことがあったっていいじゃないか、
        落ち込んだっていいじゃないか、・・・。

  人間だもの、スーパーマンじゃないんだから、
         コンピュータじゃないんだから、
          神様でも仏様でもないんだから。

 つらい時に自分を責めるのは、自分で自分をいじめているようなものです。つらい時には「いいんだよ」って、自分にやさしくしてあげたほうがいいのではないでしょうか。
転載ここまで・・

変わって、
私の尊敬する司会の師、鶴賀二郎氏はこうおっしゃっておりました。
もう20年も前のことです。
『我々司会者は、トーキングマシーンじゃないんだから、当然間違いを犯す。間違ったから・・といって私はむやみに怒ったりはしない。ただ、取り組み方が一人称で、自分本位で、いい加減な気持ちで臨んで間違いを犯したなら、私は怒る。』と。

またこうもおっしゃっておりました。これは鶴賀氏の最近のコメントです。
『人間だから間違えるのは当たり前ですが、間違えたら困ると思っていたら、絶対に困ると思っていたら、間違いは1個か2個で済むはずです』


さて、私仲澤なんかは、自慢じゃありませんが、ご披露宴冒頭、両家名を間違えたこともあります。
またホテルオークラの披露宴では、祝電披露の時、その当時、超有名な政治家の名前を間違え、新郎のお父様が司会台に走ってきたこともありました。

間違えてしまったら仕方ありません。その後の誠実な謝罪とアフターケアーがなにより大切です。
しかしもっと大切なのは、打ち合わせ等を通して、たとえ、司会者がなにか間違えても、大目にみてくれるような、新郎新婦とのホットな信頼関係を創っておくことだと思います。

新人、ベテランを問わず、わずか1時間の打ち合わせのなかで、見事に信頼関係を築く司会者を沢山知っています。そのコツは、その人のコツで、やはり自分で苦労してつかまなければなりません。

ヒントは、自分がクライアントとして、誰かと打ち合わせした時、どういう相手の言動やしぐさが、自分にとって相手への信頼に結びついていくのかを、意識しながら臨むと良いかもしれません。


ともあれ、あまり間違えることを過度に恐れて仕事をすると、なかなかいい仕事ができません。
恐れを持ちながらも、120パーセントの準備を怠らず、同時にのびのびと仕事ができる、楽しんで仕事に臨むことができる・・、そんな自分をイメージなさって下さい。

間違いは、人を謙虚にします!

クレームは、人を育てます!

そしてまた・・、日は必ず・・昇ります・・。

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# by qqbh8530 | 2010-11-11 02:05 | 司会

打ち合わせについて

結婚披露宴・・多くの新郎新婦は初めての経験です。
過去に出席した友人の披露宴や、親戚兄弟の時を思い起こしながら、あるいは昨日の夜読んだ結婚関連の記事を参考にしながら、それなりに思いを巡らしながら打ち合わせに臨んでくることでしょう。

新郎新婦の知識やイメージを整理整頓するのが打ち合わせです。
司会打ち合わせについて、一度簡単に整理してみたいと思います。
いろんなやり方がありますので、多くの仲間の打ち合わせ方法を参考になさって、<自分流>を編み出して下さいね。

仲澤の場合
1.まずはどんな披露宴にしたいのかをお伺いします。

2.次に大まかな進行表の叩き台を作ります。例えば、迎賓→新郎新婦入場→開演の辞→新郎新婦紹介→主賓2名祝辞→ケーキ入刀→乾杯・・といった感じです。
ポイントは、<新郎新婦紹介>の詳細内容や、<主賓>の氏名、会社名、肩書き等、また<色直し>の出方、<余興>等の詳しい内容、<BGM関係>等は、できるだけ後回しにします。
とにかく叩き台として、基本的な大まかなながれの分かる進行表を作り、全体像をイメージしやすくしておきます。

3.その上で、とりあえず披露宴の最初と最後のパート迎賓から乾杯までの詳細花束贈呈からお開きまでの詳細を始めにやります。なぜなら比較的固定的で、案外すんなり決まるからです。順調に決まっていくと、ひとつのノリというか流れができてきます。

4.次に乾杯後から花束贈呈前までのパートの、食事歓談や色直し、スピーチ余興等の部分の詳細を確認します。

5.最後に、進行表に沿って、今一度、上から順に、当日本番の司会コメントを若干沿えながら、実際の動きを説明しつつ進めていきます。今までパートごとに打ち合わせしてきましたが、今度はそれぞれのパートにつながりを作っていく作業です。

6.その後、一息入れて別枠で、新郎新婦紹介の部分を打ち合わせします。ゆっくり時間をかけて、言外の本当の思いも推測したりして、できる限りお二人の思いを反映した披露宴司会を心掛けます。

打ち合わせのコツ
・とにかく書面に書き出す
・簡単なものから難しいものへ
・進行表に沿って、上から順に
・なかなか決まらないものは、保留事項として、次に進む
・これが決まらないと次に進めない場合は、<とりあえず、仮にこうしてみると・・>で話を進める
・それも無理なら、宿題とする。
・分かること・できることを整理整頓し明確にしておく。
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# by qqbh8530 | 2010-11-10 11:21 | 司会

司会コメントについて

私は司会者であると同時に、現役のホテルウェイターでもあります。
それゆえ、ウェイターの仕事をしながら、披露宴司会者の司会振りを見聞きできます。
時折り、この場にはあまりしっくり来ないコメントだなぁ・・と思うようなケースがあります。

ある披露宴・・
新郎新婦へ、お子様からの花束のプレゼントがありました。
司会はコメントします。『かわいい天使達からの花束プレゼントです』

『かわいい天使達・・』という比喩は、
色白の妖精のような、かわいらしいお嬢さん達ならピッタシのコメントです。

しかし「腕白でもいい、逞しく育ってほしい・・」系の男の子達、ましてや小学校高学年の子供達には、あまりしっくりきません。それでも『かわいい天使達からの花束プレゼントです』とその司会者は繰り返します。


また、ある披露宴・・
乾杯が終わり、いよいよ料理スタート、食事歓談の時間です。
『それでは皆様、この後は、カジュアルなひとときをお楽しみ下さい』
それを聞いた一人のお客様は、「カジュアル?だってよう、ユニクロか?」と言っているのが聞こえました。


さて、そういうあなたはどうなの?と言われると、私自身も不安な部分があります。
いずれにしても、学びは以下の通りです。

1.慣れ親しんだ自身の司会コメントを、時には推敲してみる。
2.その時々に、コメントはシンプルで分かりやすいか?を問うてみる。
3.コメントは、その場にあっているか?を問うてみる。
4.コメントは、自然な語り口か?問うてみる。
5.コメントには、実感が添えられているか?を問うてみる。

やはり、時折り、自身の司会振りをビデオでみたり、録音テープで聞いたりすることが、改めて大切に思えました。
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# by qqbh8530 | 2010-11-04 13:14 | 司会

3つの禁句

司会者で尊敬する人がいます。
全日本ブライダルMCアライアンス会長 MC恋塚 太世葉(こひづかたせは)さんです。
司会についての見識の深さはもちろんのこと、常に司会者の地位向上に本気で取り組んでいる方です。
彼が定期的に送って下さるメールマガジンは、いつも参考になる記事が掲載されています。その一部を転載します。今回はその第2弾です。(第1弾は前々回の「笑顔の練習」というタイトルです)


転載ここから・・・

■結婚式準備期間中、新郎が口にしてはいけない3つの禁句■

結婚準備期間中、新郎がどれだけ準備に一所懸命になってくれるか、というのは重要なポイントです。
熱心に取り組んでくれなければ最悪の事態になりますし、それが原因で喧嘩も始まってしまいます。
この期間中に新郎が新婦に対して言ってはいけない3つの言葉があります。

 ・どっちでもいい!
 ・任せる!
 ・あ~それ?忘れてた!

まあこれに準ずる言葉もたくさんあると思いますが・・・。

別に新婦さんは、新郎に全部決めてほしいわけではないのです。要は、新郎にも理解し、納得してもらった上で1つ1つ決めて行きたいだけなんです。

新郎新婦と司会打合せ中に、なんだかの理由で新婦が離席する場面もあるでしょう。場つなぎにでも、このお話をしてあげるのもいいと思います。
「新郎さんが一所懸命な披露宴は、とても素敵で、いいものが出来上がるんですよ。応援してますから頑張ってくださいよね!」
こんなお話をしてあげれば、新郎君も頑張ってくれるでしょうし、あとあと、「司会者さんにそう言ってもらえたことが良かったです。」と言ってもらえるかもしれません。

司会者の地位向上につなげて行きましょう。

全日本ブライダルMCアライアンス 会長 MC恋塚 太世葉(こひづかたせは)
URL:http://bmca.jp (bmca.jpだけでもつながります)
ブログ更新中!!!! http://bmca.exblog.jp
転載ここまで・・・

上記は、<結婚準備期間中>の<新郎へ>という枠組みの中でのアドバイスですが、応用性がとても広いと感じ、掲載させて頂きました。
つまり、<結婚準備期間中>という枠組みは同じでも、カップルによっては、新婦の仕事が忙しく、新郎が中心に結婚準備を進めている場合もあります。その場合はタイトルが変わり、
■結婚式準備期間中、新婦が口にしてはいけない3つの禁句■となり、そのまま応用できます。

今度は<結婚準備期間中>を、<結婚生活中>に置き換え、また<新郎>という枠組みを<夫あるいは妻>という枠組みに変更しても、上記の『3つの禁句』は、家族旅行やイベントの計画中などに生きてきます。

さらに<○○プロジェクト遂行中>という枠組みに置き換えても、メンバーのやり取りの中に、上記の『3つの禁句』が生きてきそうです。

注意~上記の『3つの禁句』のうち、(任せる!)は、適材適所で相手への信頼や役割分担の中での任せる!ではなく、相手の意向をよく考えずにめんどうくさくて、任せる!と言ってお茶を濁す言動を指してます。

いずれにしても『3つの禁句』は<普遍性>を持っていると思いませんか?
つまり、より多くの物事に通じる性質、適合する性質を持っているような気がするのです。
3つの禁句は、よりよい人間関係を創るコミニュケーションのコツなのですね。

そういう普遍性のあるアドバイスは、より多くの人のヒントになるので、より価値が高いと言えると思います。
そういった価値の高い情報を発信しているのが、BMCAアライアンスオンライン(第○○号)10/○○発行という定期的に送られてくるメールマガジン(メルマガ)です。
また時折りご紹介したいと思います。
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# by qqbh8530 | 2010-10-28 10:43 | 司会
先日東京で「送る会」の司会をさせて頂きました。
担当キャプテンは、以前新宿のホテルでお世話になった方でした。
会の途中、追悼の言葉が始まりました。
私が「ここはBGMを止めてほしいな・・」と彼を見ると、すっと目が合います。私は天井のスピーカーあたりを小さく指差します。彼は頷き、すぐにBGMのボリュームを絞って下さる・・。
以心伝心・・、ベテランの機転の利いたキャプテンぶりに、改めて脱帽し、心からお礼を申し上げました。

さて、そういった酸いも甘いも噛み分けたベテランのキャプテンばかりならいいのですが、なかなかそうもいきません。

不慣れでいっぱいいっぱいのキャプテンもいます。
責任感の表れか、言葉がきついキャプテンもいます。
また、真摯にキャプテン道に励むからこそでしょうか、必要以上に司会の分野に入り込んでくるキャプテンもいます。

それゆえ、時に、司会者として彼らのひとことに傷ついたり、振り回されたり、カチンときたりすることもあります。そんな時、その彼を恨んでみても、口答えしても、無視しても、結局は関係悪化を助長し、何の解決にもなりません。

そこで、キャプテンとうまくやるコツです。
何か嫌味を言われても、何かきつく言われても、ちょっとしたことで険悪なムードになったとしても、とにかく次の瞬間、何事もなかった如く、素直に「ハイ」と言います。素直に「ごめんなさい」を言います。素直に「有り難うございます」と言います。

イメージとしては、NHK朝ドラ 「てっぱん」の瀧本美織演じるヒロイン村上あかりのような<明るさと屈託のなさ>です。
何か言われて(随分だなぁ・・)と不愉快な顔をすると、それを見たキャプテンの言葉はますます荒れてきます。

とにかく何かあっても何事もなかった如く、普通に接します。これにつきます。これさえ押さえれば、「売り言葉に買い言葉」的な、最悪な状況は避けることができます。

それでもつい、けんかを仕掛けそうになってしまったら、会場全体や、一触即発直前の自分とキャプテンを、天井の隅からもう一人の自分が、客観的に眺めているところを想像して下さい。
はやる気持ちにブレーキがかかり、今、何が必要か見えてくるはずです。

司会の仕事は、時に静かに耐え忍ぶことも必要に思います。
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# by qqbh8530 | 2010-10-21 23:48 | 司会

笑顔の練習

司会者で尊敬する人がいます。
全日本ブライダルMCアライアンス会長 MC恋塚 太世葉(こひづかたせは)さんです。
司会についての見識の深さはもちろんのこと、常に司会者の地位向上に本気で取り組んでいる方です。
彼が定期的に送って下さるメールマガジンはいつも参考になる記事が掲載されています。その一部を転載します。

転載ここから・・・(行間、太字、下線は実際とは異なり仲澤による)

笑顔の練習
司会者が笑顔になるための練習方法ではありません。新郎新婦とのお打ち合わせ時にこのお話をしてあげるとウケがいいのでご紹介いたします。
話は簡単です。

打合せの最後の方で、
「では本日の打合せは大体こんな感じです。当日まであと2週間ですね。体調管理と、そしてそろそろ笑顔の練習を始めてみてください。
カメラを向けられたらどんな顔をすればいいかとか、自分の顔の右から撮られたいか、左からか?などしつこいぐらい鏡見ていいですからね。
これをすると、当日は自然に笑顔が出るようになりますよ。」

こんなアドバイスをしてあげるのです。
大半の新郎新婦さんは、「エーッ!」とか、「恥ずかしいなあ」なんて言いながら、顔は、「いい話聞いた」と、そして話の内容にはうなづいて納得してくれますね。

つまり、プランナーさんがあまり気にしていない気配り部分を見つけて、司会者からアドバイスしてあげれば新郎新婦さんは喜ぶという簡単なことです。
プランナー同席の打合せでこれを言うと、プランナーは、皆、「なるほど!」という顔をします。次回からきっと彼らもこのフレーズを言ってることと思いますね。
みなさんもそんな部分を探してアドバイスしてあげて下さいませ。
司会者の地位向上につなげて行きましょう。
全日本ブライダルMCアライアンス  http://bmca.jp
転載ここまで・・・

<プランナーさんがあまり気にしていない、気配り部分 を見つけて、司会者からアドバイスして差し上げる>
魅力的な司会者になるために、司会技術以外にも、こんなアクセスがあるのですね。
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# by qqbh8530 | 2010-10-18 18:29 | 司会

確認確認確認!

たまには愚痴を言わせて下さい。
ここ10年間のことです。
私は少々小心者。
臨機応変に、当意即妙にコメントできないタイプなので、前もってキャプテンやプランナーによく確認します。

時に、あまりにしつこく私が確認するので、
『そんなの、言わなくたって分かるでしょう!』
『何言ってるんですか、当たり前でしょう!』
『そんなこと常識的に考えたって、分かるでしょう!』と言われることがあります。

しかし、しかし、しかし・・
長い間やっていると、その常識的なことじゃぁないことを、少なからず体験するのです。
まさか・・と思うようなことも経験するのです。
当然こう来るはず・・のつもりが、予測のつかない展開になることもあるのです。
だからこそ、もしかして?と確認するのです。

全くもって、司会という仕事は、やればやるほど恐くなってくる仕事、奥の深ーい仕事です。


私は、<自分がされて嫌なことは、人にはしない!>というルールを自分に課していますので、他者が私に、分かりきった当たり前のことを聞いてきても、たとえしつこく確認してきても、(おぅ、そうか。失敗しないように念入りに確認して、仕事をパーフェクトにやりたいんだなぁ・・)と、きちんと対応して差し上げたいと思います。
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# by qqbh8530 | 2010-10-15 22:08 | 司会
チリ北部サンホセ鉱山落盤事故から33日目の今日、作業員全員が無事地上に生還しました。
この喜ばしい奇跡は、全作業員のリーダー役、ルイス・ウルスアさんのリーダーシップがあったからこそ!と言われています。
ルイスさんは、自身の今までの事故遭遇の体験を基に、救出までの日数や、食事管理等、<生存へのシナリオ>を冷静に描き、全作業員を説得し束ねたとのことです。

ルイスさんは、落盤事故の渦中にいたにもかかわらず、心理的に巻き込まれることなく、自身を外側(周縁)において、<事態の全体像を捉える視界>を確保したからこそ、見えないものが見え、ほぼ正確なシナリオを描けたのではないでしょうか?


さて、本題です。
司会者は、披露宴のリーダーです。

司会者は、新郎新婦、お客様、キャプテン・・と、個々の対応に誠意を尽くさねばなりません。
同時に<披露宴全体を捉える視界>も、常にキープして臨まねばなりません。この<披露宴全体を捉える視界>こそが、リーダーに必要な要素と考えます。

<披露宴全体を捉える視界>~
これは、「俯瞰する(ふかん~高いところから広く見渡す)」という言葉に置き換えられますが、例えば、ヘリコプターに乗って地上1000メートルの上空から、披露宴全体を眺める・・、自身の司会振りを眺める・・といったイメージです。
 
何かアクシデントにみまわれても、キャプテンに嫌味を言われても、空から自分を眺めてみると、全く異なる視点から、自分を見たり、判断したりするきっかけを得ることができます。
<井の中の蛙>状態から脱出し、怒りやイライラの感情に振り回されすぎずに、より良い次の1歩を踏み出すことができるわけです。

もし、仮にあなたが、司会のことで落ち込み、悩んでいる場合は、悩んでいる自分を、天井から眺めながら、『あそこに座って悩んでいるもう一人の自分に、あなたは何て言って励ましてあげたいですか?』と自身に問うてみて下さい。
一瞬、悩む自分から、励ます自分へとシフトする感覚が、つかめることと思います。

そういった訓練の積み重ねは、披露宴中、何かあっても、より良い選択を可能にする力になるのかもしれません。

まとめます。
俯瞰(ふかん~高いところから広く見渡す意)し、披露宴全体を捉える視界を持つことで、やがて視界良好、司会も良好になることでしょう。
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# by qqbh8530 | 2010-10-14 13:37 | 司会

省略について

先日、地元の名士が長寿でなくなり、告別式に参列しました。
焼香に、たまたま何度か話をしたことのある60代前半の男性と隣同士となりましたので、小声で簡単にご挨拶しました。

「お疲れ様です。ついこの間もお会いしましたね。最近増えましたね!」と私は言いました。
すると彼は、(なにを、失礼な!)と言わんばかりに、不愉快な顔をしてそっぽを向いてしまいました。
私は、一瞬、訳も分からず・・、「どうなさったんですか?」とお伺いしようとしたところ、そっぽを向いた彼の耳に補聴器を見つけました。

私は、「最近 (葬儀が)ふえましたね」と伝えたかったのですが、彼には『最近、ふけましたね!」と聞こえたようなのです。
原因は、私が(葬儀が)という単語を省略したからです。

多くの人が、その場の状況に合わせて、当然分かるであろうと思われる言葉を省略します。実はこの「省略」が、多くの聞き違い・勘違い・すれ違いというコミニュケーションの不一致を起こしています。


こんな話しを漏れ聞きました。
披露宴中、アシスタントが「司会者さん、この次 歓談でね」と小声で指示します。
よく聞き取れなかった司会者は、「歓談でね」を「簡単でね」と推測の中で置き換えます。
(この次は、簡単に進めてくださいよ)という意味に解釈し、「それでは続きまして・・」と宴を進行させたところ、アシスタントが走ってきて「司会者さん、次は歓談でって言いましたよね!・・」と詰め寄られます。
実は私にも、ほとんど同じような体験が有りました。

アシスタントは「司会者さん、この次、食事歓談でね」と言えばよかったのですが、「食事」を省略しました。
アシスタントは「司会者さん、この次、歓談の時間とってね」と言えばよかったのですが、「時間」あるいは「とってね」を省略しました。
ただ、これはこれで、誰もがやるごく当たり前の「省略」です。

おそらくスピーチあるいは余興の最中で、アシスタントも大きな声で言うわけにもいかず、小声でショートで言ったため、司会者にはっきり伝わらなかったことと思います。
しかし、こういったケースは非常に多く有ります。

では、司会者として何ができるか?

①聞き取れなかった時は、その瞬間、すぐに「もう一度お願いします」と聞き直す。

②聞き直すタイミングを逸したら、後を追って、たとえうるさがられても必ず確認する。そして有り難うございましたとお礼をする。そのために少々の妙な間(ま)ができたとしても、大きなミスをするよりいいのではないでしょうか?

③アシスタントを追うわけにもいかない場合は、アシスタントの動きや立ち位置を確認します。次もスピーチであれば、アシスタントは、マイクの準備や案内がありますので、必ずウェイティング態勢でいるはずです。アシスタントが見当たらない時、あるいは全く関係ないところを歩いていたりした場合は歓談の可能性があります。

ひとつの事例で、多くの学びがあります。
新郎新婦に、お客様に少しでも気持ちよい時間をすごして頂くよう、他者の体験を活かし、よりよい司会を目指したいと思います。


コミュニケーションは、「省略」の上に成り立っています。その認識をすることがとても大切に思います。
以下は以前「省略」について書いたものです。興味のある方は参考にして下さい。
<省略に気をつけろ> http://qqbh8529.exblog.jp/1082865
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# by qqbh8530 | 2010-10-13 11:52 | 司会

よりよい人生をめざして                       


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