司会のウラワザ

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よりよい人生をめざして                       

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被災地を思う

番外編 被災地を思う
震災から17日。三寒四温は夢のまた夢、春はまだまだ遠く恨めしい。
避難場所の体育館、底冷えの辛さに耐える人々。
「あぁ、何て神様は非情なんだ。せめて被災地だけでも、春を呼んで下さい・・」。


*500人のボランティアの募集に、3000人の応募があった。
*避難所では、小学生がグループを作り、自主的に「肩たたき」のボランティアを始めた。
*東京では、タクシー待ちの長蛇の列に、「しているだけで、少しは暖かいから」とマスクを配る女性達がいた。
ささやかな、ゆえに尊い人々の心根。


こんな記事があった。
『夜が明ければさらなる被害が確かめられよう。生命、財産、故郷の町並み。失われたものの大きさに打ちのめされる人たちとの絆を失うまい。こんなときにつなぐための手が、私達の心にはある』(2011/3/12朝日新聞天声人語抜粋)

僕は、
私は、
俺は、
一体何ができるのだろう?

「急がない」「控えめに」という震災支援もあります・・という広告を見る。
ふと、思う・・。
(一人ひとりのほんの小さな心がけが、やがて千となり、万となり、億となる・・。
あの恐ろしい大地震のエネルギーをはるかに超える「絆」というエネルギーが、必ずや被災地を救うに違いない・・)

早く早く少しでも早く暖かくなぁれっ・・、神様、お願い!

祈ることは私にもできる。
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by qqbh8530 | 2011-03-27 17:27 | よりよい人生の為に

緊張感再考

日テレの桝太一(ます たいち)アナウンサーの記事に目が留まりました。(朝日新聞3月20日19ページTVダイアリー)
生放送の緊張感について言及しています。

『入社以来5年間、多くの先輩方から対策を教わりました。今、私は二つの考え方を大切にしています。
1つは「人が緊張するのは、自分を自分以上に良く見せようと背伸びするからだ」という考え方。
もう1つは「緊張しなくなったらアナウンサーとして終わりだ」。
相反するようですが、どちらも真実だと私は感じています。
4月1日の情報エンターテイメント番組<ZIP!>の初回。間違いなく緊張します。背伸びせず、しかし向上心を忘れず。程よいバランスの緊張で迎えられたらと思っています。』

AかBか、どちらが真実か・・ではなく、AもBも真実と思う・・という素直な柔軟な思考に、私は惹かれました。

司会者新人のころ、過度の緊張病の私に、師の鶴賀二郎氏は、「緊張しなくなったら司会者は終わりだよ」と諭して下さいました。
「背伸びするな!本質に迫ろうとする努力を惜しむな!程よい緊張感は、質の高い集中を生むんだよ!」と、教えて下さいました。

今、桝氏の言葉は、司会の師鶴賀氏の言葉とダブって聞こえています。
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by qqbh8530 | 2011-03-21 22:10 | 司会

ムカデさんに学ぶ

司会をやっていて、あるいはウェイターをやっていて、ちょっと意識をしたとたん、うまくいかなかったりリズムが狂ってしまうことが、ままあります。

「ごきげんよう」の司会の小堺一機氏の好きな言葉に
<・・枝にとまった小鳥が、下を歩くムカデに話しかける。
「ムカデさん、すごいね、なんでいっぱい足があるのにうまく歩けるの?」
するとムカデの足がからまった・・>というのがあるそうです。

小堺氏は言います。
『ふだんできていることも、意識したらできなくなるってことなんですね。自分の実力以上のものを、見せようとしないことって大切ですよね』と。(朝日新聞3月5日b5から一部引用しました)

ムカデさんは、(おいら、もっとうまく歩けるよ!)って張り切りすぎたのかもしれません。

いずれにしても目指すところは、何か言われても、あるいは何か意識しても、<望ましい方向に、体が勝手に動き反応するレベルまで肉体化していくこと>なのかもしれません。

何か考え事をしていても、赤信号では自然にブレーキを踏んでいます。
「アッ、赤信号だ!ブレーキ踏まなきゃ・・」と意識した覚えは全く無くとも、足はブレーキをしっかり踏んでいる・・、そういった感じでしょうか?

ムカデさんにならないよう、修行が必要です。
改めて発声・発音・活舌、司会の技術、そしてこころ磨きを意識して取り組みたいと思います。
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by qqbh8530 | 2011-03-20 10:21 | 司会
司会をやる上で参考になる記事を見つけました。転載してみます。

転載ここから~
ゲストに耳を傾け20年。

フジ系で放送されている「ごきげんよう」(月~金午後1時)が、スタートから20年を迎えたそうです。
司会は小堺一機氏。司会をやれと言われたのは28歳。
始まってからも、亡くなったプロデューサーの横澤 彪さんに『いつになったら面白くなるんですか?』ってさんざん言われたそうです。
汗をかき、お客さんに笑ってもらおうと懸命なのに・・空転しました。

そんな時、萩本欣一さんと堺正章さんが(小堺の司会ぶりについて)同じような批評をしていることを人づてに聞きます。
『ゲストは、あんなに面白いことを言っているのに、あいつは何で聞いていないんだ?』と。

小堺は言う。
『そうか!と思って聞いたら面白いんですよ。なんだこんなに材料があったのか!って。それをもらって返したら、お客さんがワーッて笑うようになったんです』

以下省略
~転載ここまで。朝日新聞3月5日beテレビ欄より転載<若干仲澤による加筆・省略(文意はそのまま)等があります> 


 時同じくして、たまたまNHKラジオで、「平尾昌晃のカラオケ教室」という番組を聞きました。
平尾氏が、素人の歌い手(生徒)を短時間でレッスンし、見事な唄い手に変身させます。

その日は丁度、アラフォーの生徒の女性が、NHKのスタジオで小柳ルミ子の「京のにわか雨」にチャレンジしました。大正琴が切なく旅情をかきたてるとても素敵な唄です。」http://www.youtube.com/watch?v=ek4qsA5zT4Q
「♪雨だれが ひとつぶ頬に 見上げれば お寺の屋根や 細い道を濡らして にわか雨がふる・・」

そこまで生徒が歌った時、平尾氏は唄を止め、生徒に問いかけます。

「今唄っている時、あなたはどこにいましたか?NHKのスタジオにいませんでしたか・・?京都に行ってください!京都にあなたはいるのです。そこでこの唄をもう一度歌ってみましょう」
この一言で、彼女の唄ががらりと変わったように聞こえました。


耳を傾ける
その場にいること

なにかつかめそうな気がします。
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by qqbh8530 | 2011-03-18 22:24 | 司会
番外編です。
東北地方太平沖地震・・目を覆うばかりの津波の惨状・・。お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り致します。また不安な気持ちで、1日1日を送る被災者の皆様に、心からお見舞いを申し上げます。

今は亡きお世話になった大好きだった先輩の母さんが、岩手県は一ノ関に一人で生きています。足腰が弱り、日々の生活に難儀をしています。

また、私の後輩の家族が宮城県仙台市にいます。土砂崩落で200人が非難のニュースを見た時、いてもたってもいられなくなりました。

岩手にも仙台にも、何度もなんども電話しました。携帯へ、固定電話へ・・。全く通じません。
災害用伝言ダイヤルがあることを思い出しました。

携帯電話を使いました。まずは後輩、仙台の4人家族の安否確認です。最初に数字の171を、プッシュします。
「こちらは災害用伝言ダイヤルセンターです」と出ます。

私は、「無事かどうか連絡下さい」と録音しようと思い、ガイダンスにしたがって「録音」の操作したところ、「被災地の方の録音を優先しますので、しばらくたってからおかけ直し下さい」と案内がありました。何度やっても同じ状況。結局、録音は諦めてしまいました。
ところが、そのあと以外な展開がありました。

仕方なく、もう一度171へかけ直し、今度は「録音」ではなく「再生」の手続きをしてみました。
すると実家のお母さんの声でしょうか、2件ほど録音された内容が再生され、そのあと「お伝えする伝言は以上です。伝言を追加して録音する場合は、数字の3のあと#を押して下さい」との案内がありました。私はだめもとで、案内どおりに操作したところ、伝言の録音ができました。


まとめてみます。
・被災地以外からメッセージ録音より、被災地からのメッセージ録音の方が最優先されます。(当然のことですよね)
・一度やってみると様子が分かって、いざという時安心です。

お陰様で、仙台の4人家族も、岩手の先輩のお母さんも無事でした。
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by qqbh8530 | 2011-03-12 22:52 | よりよい人生の為に
司会人生を振り返りますと、本当によく間違えました。
オープニングの開演の辞では、よりによって両家名を間違えました。
新郎新婦の名前を間違えたり、日にちや順番を間違えたり・・
どれもこれも、「つい・・」とか「うっかり・・」とかの単純なミスです。

間違えたことを悔い、自分を責めてばかりでは仕方ありません。
間違えやうっかりミスを、少しでも少なくする・・自分なりの方法を見出さなければなりません。その方法をしっかり構築できれば、それはその人にとっての「司会のウラワザ」です。


ある司会者は、両家名や新郎新婦の名前を、大きく色分けして書いたものを、レクチャー台の、いつでもすぐに見られるところに貼っていました。

私も進行表にはもちろんのこと、進行表以外のすべての資料にも、新郎新婦の名前を、資料の上部と下部の自分で決めた定位置に書き込んでいます。
新郎はブルー、新婦はレッド。
ただ水性のサインペンはいけません。
以前レクチャー台のグラスを倒し、資料に水がかかり、あっという間に紙面はにじんでしまい、大いにあわてたことがありました。


本来なら新郎新婦の名前くらい、しっかり暗記し、常時瞬時に口をついて出るようでなければなりません。が、私は、松村(まつむら)さんを村松(むらまつ)さんと言ってしまったり、幸男(ゆきお)さんを(さちお)さんとうっかり言い違えてしまったりするミスを、なぜかよくやってしまうのです。
幸男 と書いて(ゆきお)とルビをふっても、それでもなぜか(さちお)と間違えてしまうのです。小学校の大好きだった先生の名前が幸男(さちお)だったからでしょうか?

そこでそういった間違いを少しでも防ごうと、最近では さちお とひらがなで大きく書いて、小さく漢字で(幸男)とルビをふっています。コレで大分間違いは少なくなりました。私だけのウラワザです。


自分で自分の弱みは素直に認め、その弱みがあまり目立たないようにする・・そんな努力は、これからもそしていつまでも続けていきたいと思っています。
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by qqbh8530 | 2011-03-11 23:29 | 司会

茨木のり子の詩の力

私の知人は、今JIKA派遣のシニアボランティアとして、ブラジルで活躍しています。
異国の慣れない地で活動しているといろいろあるようで、ちょっとへこんだ時、こんな詩を思い出したそうです。
私もこの詩を何度か読み、味あううちに、なんだか背筋が伸びてきたような気がしました。こころの元気が足りない時・・、良かったら参考になさって下さい。


●自分の感受性くらい(茨木のり子作「詩華集おんなのことば」より)

ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志しにすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ


以下【あの人の人生を知ろう~茨木のり子編】から1部分をそのまま転載します。
『2006年、自宅で脳動脈瘤破裂によって急逝した彼女を、訪ねてきた親戚が発見する。きっちりと生きることを心がけた彼女らしく遺書が用意されていた。「私の意志で、葬儀・お別れ会は何もいたしません。この家も当分の間、無人となりますゆえ、弔慰の品はお花を含め、一切お送り下さいませんように。返送の無礼を重ねるだけと存じますので。“あの人も逝ったか”と一瞬、たったの一瞬思い出して下さればそれで十分でございます」。この力強さ。享年79歳。』

茨木 のり子(いばらぎ のりこ、1926年6月12日 - 2006年2月17日)は、同人誌『櫂』を創刊し、戦後詩を牽引した日本を代表する女性詩人にして童話作家、エッセイスト、脚本家。

きっちりと生きること・・私も、かくありたいと思います。
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by qqbh8530 | 2011-03-07 18:31 | よりよい人生の為に
私がかかわっている司会の仕事もウェイターの仕事も、ホスピタイティ産業の1部です。
先日山梨の人気ホテル「ホテル談路館」で、<ホスピタリティ>についての講演会がありました。

タイトルは、山梨おもてなし講習会~サービスの原点「ホスピタリティ」の実践~。
講師は、日本の「ホスピタリティ」の第1人者 力石 寛夫(ちからいしひろお)氏です。講義内容を簡単に整理しました。良かったらご参考になさって下さい。

彼は早稲田大学卒業後、米国ポールスミス大学ホテル・レストラン経営学部に留学しました。そこでは技術だけでなく、意識の持ち方や心のあり方なども徹底的に訓練したそうです。

入学初日は、サービスマンとしての歩き方を学びました。微笑み・視線・背筋を延ばすこと・・、スマートに歩く練習をその日1日繰り返します。

2日目は、お客様のグラスに水を注ぐ練習です。ただグラスに水を注ぐだけなら、単なる<作業>。そこに相手を思いやる心や意識を添えて、初めて<サービス>になる・・作業とサービスの違いを教えられたそうです。
水を注ぐ量やスピード、そして注ぐ音、またお客様のどの位置から、どのように注ぐか・・すべてはお客様の立場にたって、心地よくスマートに水を注ぐ訓練を続けます。

3日目は、挨拶の練習。
「おはようございます」「有り難うございます」「お疲れ様でした・・」。機械的な挨拶と、心のこもった挨拶の違いを徹底的に叩き込まれ、心と身体に沁み込ませていきます。
(なんだかうらやましいです。日本にコレだけ徹底して鍛え教えてくれるところはあるでしょうか?)
力石氏は、歩き方、水の注ぎ方、挨拶・・これらを<ものの基本>と位置付け、これらの<基本>がとても大切だ!と、繰り返しおっしゃっていました。


実は「ホスピタリティ」という概念は、私自身なかなか分かったようでわからない概念でした。でも力石氏のホスピタリティの豊富な事例紹介を通して、やっと理解できてきました。司会の仕事にも十分共有できそうです。いくつか紹介致します。

海外出張が多い力石氏。とあるホテルへ宿泊します。
6月12日・・、今日は彼の誕生日です。ホテルは、彼の部屋にバースデーカードとシャンパンを用意します。そして彼がホテルに到着した時「Mr.力石、お誕生日おめでとうございます。今日はお祝いに、特別の部屋 をご用意させて頂きました」と、満面の笑顔で、No612 のルームキーを渡します。
気配り、心配り、そして遊び心・・力石氏はとても思い出に残る誕生日を過ごしました。

また、とあるホテル内、早朝のレストラン。
注文したコーヒーをウェイターが運んできてくれました。見るとコーヒーカップには、けっしてなみなみではなく、彼の好みの量の8分目弱のコーヒーが入っていました。ウェイターは彼にこう言葉をかけます。
「おはようございます。MR.力石。たった今お入れしたばかりの、おいしいコーヒーをお持ちしました。どうぞごゆっくりお過ごし下さいませ」
ウェイターの優しく誠実な言葉かけに、彼はとても気持ち良い時間をすごせたそうです。

ただコーヒーを運んでくるだけなら単なる作業。そこに思いやりのたった一言や気配りが添えられて、初めて「サービス」になる・・。

一時が万事上記のように展開するわけではありませんが、いずれにしても、ちょっとした気配りやちょっとした一言が、お客様に上質な時間を提供していきます。
「知識技術を身に付けることはもちろんのこと、働く楽しさやサービスする喜びを実感しながら、ぜひ皆様に心のスタイリストになってほしい・・」と、力石氏はおっしゃっていました。

ホスピタリティとは、
思いやり・心遣い・気配り・親切心・誠実な心・心からのおもてなし・歓待・・などの行為のすべてを、総称する言葉なのですね。
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by qqbh8530 | 2011-03-04 19:11 | ウエイター

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