司会のウラワザ

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よりよい人生をめざして                       

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前回の続きです。
なれないうちは、声を張って一生懸命盛り上げようとします。

例えばケーキ入刀のシーン。
私も新人の頃は、懸命に声を張り上げて盛り上げようとしたものです。
その努力むなしく、なんだかイマイチ・・。
そこで尊敬する司会の師、鶴賀二郎氏の司会を改めて見学させて頂きました。20数年前のことです。

披露宴前半~開演→媒酌人挨拶→主賓祝辞→ケーキ入刀→乾杯 のプログラムです。

主賓2名の挨拶が終わりました。

MC『お祝いのお言葉、励ましのお言葉頂きましたところで、さて、いよいよケーキ入刀です。』

(新郎新婦は起立し、メインテーブルからウェデイングケーキに向かいます。その間に・・)

MC『思えば、結婚を誓ったその日から、おふたりは、このケーキに向かって、歩んできた・・と言ってもいいかもしれません。
そういった意味では、このケーキ入刀、お二人にとっては一つのゴール、同時に新たなるスタートの瞬間です。
カメラをお持ちの方、報道陣の方々、どうそ前の方へ。
両方のサイドからお二人の雄姿、フィルムに収めて頂ければと思います。』


MC『さぁ・・、   

いよいよ・・・、

はい!今、ナイフが入りました』
(十分、間(ま)をとって、新郎新婦のアクションに合わせてコメントしておりました)



ケーキ入刀・・
お二人の始めての共同作業・・これはもはや常套句の最たるもので、避けたいものです。

氏は20数年以上前から、ケーキ入刀しかりキャンドルサービスしかり、必ず其のシーンに<ストーリー性>を持たせ、コメントしていました。
だからこそ、自身も、そのストーリーをイメージしながらコメントしていくので、次第に高揚感が増長し、いつの間にか張りのある声で、見事に盛り上げていくのでした。

実感の裏づけがあってこその声の張りであります。

まとめます。
・ケーキ入刀等、盛り上げるシーンは、むやみに声を張ればいい・・というものではない。
・各シーンごと、ストーリー性を持たせ、コメントしていく
・ストーリーの実感が声の張りを支える
・結果として、お客様と共に高揚感を共有でき、盛り上がった雰囲気が出やすくなる
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by qqbh8530 | 2010-07-24 13:08 | 司会
披露宴新人司会者の方々へ

披露宴にはいくつかのメリハリが必要で、ケーキ入刀やファーストバイト、シャンパンピラミッドや鏡開き、キャンドルサービスやシャイニングフォレスト・・何らかの盛り上がる仕掛けが必要です。

盛り上げる為に司会者は声を張ります。
この声の張り方が微妙なもので、時にわざとらしく聞こえたり、ウイテルように聞こえたりすることもあります。

新人の頃は、緊張感に支配され、感情は押し殺され、声質は潤おいに欠けています。
そこへきて、声を張るものだから、なんだかこの司会者随分張り切っているなぁ・・という感じで取られ、経験が浅いことが一遍にばれてしまいます。でも、それはそれで初々しくていいと思いますが、あまり違和感のない盛り上げ方を考えてみましょう。


・無理に声を張ろうとしない・・感情が追いついていない大声は、なんだかキンキンします。慣れてくれば感情(高揚感)が言葉に乗って、自然に張りのある声が出るようになるはずです。

・「入刀です」「心を合わせてのケーキ入刀、今一度大きな祝福を・・」は明確にはっきり伝わるよう、意識して発声する。
特に拍手歓声やBGMの音量も上がるので、それに負けないよう、おなかに力を入れます。盛り上げようと声を張るのではなく、伝わるようにと声を張るわけです。

・できるだけ短い言葉で、間(ま)も利用し、ズバッと言う。
例~「さぁ・・」~ 間(ま)~「いよいよ・・」~ 間(ま)~ 「入刀です!」

・最終的には、何が何でも笑顔です。

まとめ
盛り上げるのは司会者ではありません。盛り上がるのは客様です。司会者は最低限、盛り上がりの雰囲気を邪魔をしないようにしなければなりません。
感情の伴わない、盛り上がったふりをした司会のコメントほど、聞いていてむなしいものはありません。

其のことを知っていればもう大丈夫です。
いずれにしても司会の技術がなくても、心構えと笑顔があれば、乗り切れます。
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by qqbh8530 | 2010-07-22 22:05 | 司会

ヤマアラシのジレンマ

司会の仕事もウエイターの仕事も20年以上続けています。どちらも接客業です。
十人十色のお客様の要望に、それなりに答えてきたつもりです。
それならさぞかし、コミュニケーション能力も高かろう・・と思われがちですが、実際はそうでもありません。

思い込みと依頼心が強い私です・・、それゆえよく失敗します。
必要以上におせっかいをやいて煙たがられたり、
肝心な時に冷たくしてしまって、ますます距離が広がってしまったり・・。
治そうと思ってもなかなか治るものではありません。

そんな折り、<ヤマアラシのジレンマ>という話に出会いました。
以下、「プロカウンセラーのコミュニケーションが上手になる技術 浮世満理子著」を参考にし、何箇所か本文から引用、抜粋しました。


『ある冬の寒い日に、2匹のヤマアラシが、お互いに温め合おうとしてそばに寄りました。
ところが2匹共トゲがあるヤマアラシ同士なので、近寄りすぎるとトゲが刺さってしまいます。かといって離れすぎると、今度は寒さに震えてしまいます。2匹のヤマアラシは、何回も何回も互いにくっついたり、離れたりしながら、やがてようやく適度な距離を保つことができるようになったとさ』という話です。

私達は、仕事先の上司や部下、あるいは夫婦や子供の家族関係で、つい近寄りすぎて傷付け合ってしまったり、つい離れすぎて孤立感に悩まされたりすることがあります。

近寄りすぎてもだめ、離れすぎてもだめ・・、程よい距離を保ちながらより良い人間関係を営みたいものです。

程よい適度な距離は、人によって違います。
ましてや、同じ人でも、その人のその時々の、<虫の居所>によっても大いに変わってきます。そこにコミュニケーションの難しさがあるのでしょうか?

私は、この<ヤマアラシのジレンマ>の話を知るまで、相手と適度な距離を置くことは、良くないことだ!と強く思い込んでいました。
しかし、傷つけあい、痛い思いをしながらも尚、近づいたままでいる必要は決してないはずです。

お互いのトゲがどれくらい成長しており、どのように自分を傷つけるものなのかをつかみ、より良いかかわり方を探す・・この努力の積み重ねが、コミュニケーション上手になる近道と思うのですが・・。
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by qqbh8530 | 2010-07-21 13:56 | よりよい人生の為に

オーム返し技法

司会の打ち合わせなどは、長年の経験で大抵はスムーズに進めることができます。
大切なお客様との信頼関係も、打ち合わせの中である程度まで築くこともできるようになりました。
ただ、人へのかかわり方や会話については、まだまだかなり荒削りで、自信を持てません。

上司とお客様が熱心に話しているところへ、急に割り込んでびっくりさせ、不愉快な思いにさせてしまったことがありました。まさにちょっとした一言が足りず、いきなり割り込んで・・といった感じです。

また、会話の流れに沿わないトンチンカンなことを言って、会話を停めてしまったりすることもあります。思い込みや勘違いの多い私に起因する出来事です。・・・反省はつきません。

どうしてだろう・・といろいろ考えるのですが、過去に他者とのかかわりの中で、大きく傷付いたことがありました。それがトラウマとなり、一瞬、強度に緊張し、空気が読めなくなってしまうことが原因と考えています。治そうとしますが、いつまでたっても思うようにはいきません。

そこで、治すことにエネルギーを注ぐことはしばらくお休みとし、かわりにあらたに<コミュニケーションの技術>を身に付けることで、カバーしようと思いました。

関連の本を読み、セミナーに通い、それなりに努力したの結果、いくつか簡単なコミュニケーションの技術を身に付けることができました。
其のおかげで、前よりかずーと、他者とのかかわりや会話がスムーズになってきた<部分>が増えてきました。一部分ではありますが、少しずつ自信も付いてきました。
今日はその一つ目です。

<聞き上手のウラワザ~オーム返し技法>

こんな短歌をご存知ですか?
「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ(俵万智『サラダ記念日』)

想像して下さい。例えば、あなたが彼氏(ご主人・・)に、「寒いね」と言います。すると彼氏は「寒いね」とオーム返しで返してくれました。
さぁ、あなたはどんな感じがしますか?

「寒いね」という、同じ言葉をオームのようにただ繰り返すだけで、二人の心はつながり、あたたかさが生まれたようです。

「私もう疲れちゃった」→「疲れちゃったよなぁ、俺も!」
「少ししんどいの」→「そう、しんどいんだね」
「もう一度彼に勇気を出して謝ろうと思うの」→「そう、謝ろうと思うんだ・・」

一見不自然のように見えますが、共感という考え方からみると、自分の思いが相手に伝わっていると感じ、嬉しいものです。

人は誰も、「自分のことを正しく理解してほしい」・・、
「自分の言ったことを、誤解なく、正しく受け入れてほしい・・」という、非常にシンプルな欲求を持っているそうです。

相手の要求にさりげなく答えていく・・オーム返し技法。
とてもシンプルで実践しやすい技術だと思います。如何でしょうか?
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by qqbh8530 | 2010-07-17 01:09 | 司会
(株)GEN主催 元気アップセミナー 大島啓介「夢を持てば人は輝く」の講演に行って来ました。
大島啓介氏は、居酒屋「てっぺん」の創業者で、「公開朝礼」で全国区になりました。ヤル気を引き出すキーマンとして、いまや全国を講演活動で走り回っています。

講演は、ブライダルビレッジ ミラベル で行われました。
非常に示唆に富んだ内容でした。
私も大いに元気になりました。
なにかもう一度人生をリセットできそうな気がしています。
メモ書き抜粋します。なにか一つでもお役に立てば嬉しいです。

・嫌なこと、辛いことがあっても、3ヶ月続けろ!3年続けろ!
・自分の夢に日付を入れる
・何のために働き、何のために生きているのか?
・誉め、怒り、夢を語りあえる仲間がいることの幸せ

・人生は、笑顔、決意、感謝
・可能性のない人はいない
・本気でじゃんけん~本気でじゃんけんして自分の何かが変わる。実感!

・人生でうまくいく人とうまくいかない人の決定的な違いは、自分の可能性に気付けるかどうか!今までは関係ない。これからの自分を信じる、自分にはできる!自分の可能性に気付いて、信じて進む
・人は皆、過去の体験の裏づけで、自分には無理だと勘違いする
・できると思ったことは、10回20回失敗しても必ずできる、成功する
・本を書く と決めると、問題の多い人生ほどワクワクする。たくさんの失敗をして、それをどう乗り越えていくか。苦労すれば苦労するほどいい本にナル

・充実体験ほど、苦あり辛あり
・楽な道を選べば選ぶほど苦しくなる、辛くなる
・人生を輝かせる人に会いにいこう。輝いてる人に会いに行こう。~西田文郎メンタルトレーニングの先生に会おう。福島正伸氏に会ってみよう・・

・何に時間を一番使ってきたかのベスト3/何に一番お金を使ってきたかのベスト3 を挙げてみる
時間とお金の使い方によって、自身の強みが分る
・ザ シークレット の本、DVDを是非みてみよう

・可能性に気付く方法~蚤(のみ)の実験
蚤は1メートル跳ぶ。30センチのビーカーに入れ、ふたをする。ジャンプのたびにフタにぶつかる。
ふたを外しても、30センチ以内の高さしか跳ばなくなってしまう蚤。
①跳ぶ力があるのにもかかわらず、自分には無理だと諦める
②本当の限界とは違う、心理的限界を設けてしまう

・限界突破の方法
①野生の蚤を一緒に入れ、もう一度跳べることに気付かせる。人も同じ

・いい人生を送るための法則
①こんな人生を送りたい、こんな人生にしたい~自分に遠慮なくリクエストする
②3つでも4つでも、何でもかなうと思い込めるか
③ずべての出来事を感謝で受け入れる。物損事故にあっても、人身事故でなくて良かった 等

・問題解決の秘訣
①問題をプラス受信する
②プラス受信内容を箇条書きで書き込む
③自己責任で全うする


・ヤル気のないアルバイトを変えるには、アルバイトを変えるのではなく、店長が変わること。ヤル気のない人に、リーダーがやってはいけないことは、
①相手を変えようとすること
②イライラすること
③こいつは無理だ という見方を持つこと


私のまとめ
・人は誰も可能性を秘めている
・悩んだ分、苦労した分、成長と感動と充実がある
・夢を持ちたくて、一生懸命生きたくて、仲間を持ちたくて、みんな今ここにいる
・私に足りないのは「本気」の気だと気付く
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by qqbh8530 | 2010-07-15 14:42 | よりよい人生の為に

ゆうパックのミスに学ぶ

世の不祥事は、披露宴の司会の仕事にも通ずるものが多いように思われます。今回も多くの発見がありました。

7月8日の朝日新聞朝刊「天声人語」から抜粋します。

抜粋ここから・・
〔日本郵政グループが、日本通運の「ペリカン便」を吸収したはいいが、荷の急増と現場の不慣れで滞り、遅配は34万個に及んだという。
扱いの未熟が、預かりものの過熟を招く。荷台で熟れる果物は1日の遅れが命取りだ。
暑さに弱いスズムシ、誕生日プレゼントも災難だった。
虚礼廃止の中、季節の進物をするのにはそれなりの理由があろう。
傷物で届くなら手紙のほうがいい。(省略)
集配拠点や人や車をたいして増やさないまま、倍の荷物をさばく運びとなった。(省略)
物流の商いは、荷物と贈り手の思いを一つの箱で運んで完結する。(省略)
混乱は収まっても、箱からこぼれ落ちた信用はたやすく戻るまい。届けるという仕事、シンプルゆえに侮りがたい。]
・・抜粋ここまで


まず、自身の心に言い聞かせたのは、トップの決断に従わざるを得ない、ゆうパック関連の従事者に対し、むやみに責めるのはよくないことだ・・ということでした。
其の上で、この度の不祥事から学んだことは以下の通りです。

1.ゆうパック、荷台で熟れる果物は、1日遅れが命取り → 披露宴はライブ、あらかじめ用意されたコメントは、時として新鮮味やタイムリーさを欠いてしまう。いかに早く、ジャストタイミングで、「実感」を述べることが大切かを、あらためて痛感する。

2.虚礼廃止の中、季節の進物をするのにはそれなりの理由があろう。→ 披露宴だって同じ。例えば、本人達は、この不況の時代、内々で済ますつもりなのに、親の関係でたいそう大きな披露宴になってしまうのも、それなりの理由があるであろう。そんな言葉にならない理由をも、きちんとすくって、理解し、オブラートに包んで進行していく。

3.傷物で届くなら手紙のほうがいい。→ うまくいかないなら、わざわざプロの司会を頼むこともあるまい・・。私達(クライアント)の思いを、司会の都合で、勝手に味付けされたらたまらない。

4.集配拠点や人や車を、たいして増やさないまま、倍の荷物をさばく運びとなった。→ 段取りや下準備もたいしてせず、披露宴司会本番を迎える運びとなった。

5.物流の商いは、荷物と贈り手の思いを一つの箱で運んで完結する。→ 司会という商いは、新郎新婦の思いを一つの言葉で結んで運び、宴を滞りなく進行し完結していく生業(なりわい)なり・・。

6.届けるという仕事、シンプルゆえに侮りがたい → 司会という仕事、最終的には滞りなく宴が進めばいいわけですが、老若男女、思考も嗜好も違う方々が一同に会しているだけに、なかなか侮りがたい。

少し理屈っぽかったでしょうか?
いずれにしても、ばらばらな事象を関連付け、意味付けていくことは、なかなか頭の訓練になりそうです。
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by qqbh8530 | 2010-07-09 08:27 | 司会

一つの視点

ひところ前によく耳にした、「エレベーターガール」のアナウンスは、独特の節回しが魅力でした。
私はそれを聞いて、酔いもし、ある時はオーバーすぎて違和感を感じたこともありましたが、いずれにしてもその声は、決して大きすぎず小さすぎずの絶妙なコントロール下にあり、また流れるような語り口に「プロ」を感じたものでした。

山の手線内の車内アナウンスも実に見事です。
『次は高田馬場、西武新宿線はお乗換えです』と、聞きたい人には聞こえるように、聞きたくない人には耳障りにならないようにアナウンスしています。淡々と必要最小限の言葉で明確にアナウンスしています。こちらもやはりプロを感じます。

両方のプロの共通項は、「没 個性」です。声質の違いこそありますが、感情を入れず、機械的に淡々とアナウンスしています。いちいち感情を入れていたら、おそらくもたないでしょうし、また感情を入れる必要もないからでしょう。

さて、上記を参考に、披露宴司会 についても考えてみましょう.

私はウェイターもやってきた関係で、サービスをしながら多くの司会者の司会振りを見聞きし、学んできました。20数年の今のところの結論は、以下の通りです。


1.演歌チックな独特の節回しは、好き嫌いがはっきりしているので、その日のお客様の反応を頼りに、その加減を見極めていく。

2.演出過多のオーバートークや自己陶酔型の司会は、評判が良くなく、確実にお客様は離れていく。

3.祝電などを読む場合、聞きたい人には聞こえるように、聞きたくない人には耳障りにならないように淡々と必要最小限の言葉で明確にアナウンスする。大きすぎず小さすぎずの声のコントロールが大切のようだ。
微妙なところですが、たとえば、自分がお客で、司会者が同じような文面の祝電を、大きい声で一生懸命20通も30通も読んだ時をご想像下さい。もちろんお客様の要望あれば、ピンポイントで丁寧に紹介します。

4.披露宴の司会には、程ほどの個性が必要。紋切り型のコメントばかりではつまりません。より多くのお客様が共感できる自分なりのコメントが時には必要です。その近道は、本人の「実感」をストレートにシンプルに述べることだと思います。

5.やはり、どんなに下手な司会でも未熟な司会でも、誠実に一生懸命な姿勢は万人の心を打ちます。本当です。自信のない時はこれで勝負するしかありません。お互いに頑張りましょう!
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by qqbh8530 | 2010-07-08 08:47 | 司会

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