司会のウラワザ

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よりよい人生をめざして                       

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先日久しぶりに温泉に行きました。
一風呂浴びて大いに汗をかき、ドリンクカウンターへ行って、生ビールを頼みました。
丁度、カウンタウーマンは、カウンター内のごみ袋の口元を縛っているところでした。
何やら忙しい様子で、彼女は私の顔も見ず、「少々お待ち下さい」とちょっと乱暴に答えました。
本人はそのつもりは無いでしょうが、私にはなにか言葉を投げつけられたように感じ、あまりいい気分はしませんでした。(以前このブログで取り上げたとおり、言葉はその人の意思を離れて、独自の働きをするのですね)
私はウェイターも長い間やってきましたので、彼女の気持ちも分ります。
すぐに気を取り直し、私だったらどう言うか?考えてみました。

お客様から『ビール頂戴』と言われたら、たとえどんなに忙しくとも、まずは『有り難うございます』と言います。
あるいは『ビールのご注文、有り難うございます』と、相手の注文をまずは受け止めます。

そして『少々お待ち頂けますか?』とさらに一言添えたいと思います。
さらにチラッとでも、必ず相手の目を見るよう努めます。

さて前フリが長くなりました。本題です。
司会の打ち合わせも同じように考えられないでしょうか?

新郎新婦やプランナーからの、ちょっと難儀な申し出が、たとえあったとしても、いきなり「NO」と言ったり、「無理です」と言ったり、「出来ません」と言ったりするのはやめようと思うのです。

「そうですねぇ・・」
「なるほど、それが一番のご希望なんですね」
「そうですか。面白そうですね。」
「へー、なかなかユニークな発想ですね」
「そうですか・・。ご提案有り難うございます。そういった演出をぜひやりたいというお気持ちは、重々お察し致します。いくつかハードルが有るように思いますが、ぜひそれを乗り越えられるよう、一緒に考えていきましょう」

いきなり<NOと言わない打ち合わせ>を、
難しければ、せめて一言「なるほど なるほど」を、
それも無理なら「ご提案有り難うございます」と一言お礼を。

打ち合わせに限らず、友人同士や夫婦間でも通用する、コミュニケーションのコツにも思えるのですが・・。
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by qqbh8530 | 2009-10-29 19:07 | 司会
披露宴司会新人の方に、少しでも役に立てばと思って書いています。

私が東京アナウンスアカデミーで学び、今でも心に言い聞かせていることが有ります。
<言葉は、その人の意思を離れて、独自の働きをする>という言葉です。

良かれと思って言った言葉が、<不愉快な言葉>に受け取られたり、励ましのつもりで言ったのに<馬鹿にされた>と受け取られたり・・・。
言葉は、私の意志(思い)を離れて、受け取り手の都合のいいように解釈されてしまうのです。
『えーっ、こんなはずじゃなかったのに・・』と後悔したことはたくさん有ります。


さんざん悩み、いろんな人に相談し、本もたくさん読みました。
当時私の出した答えは、言葉が自分の思いを離れて、時として全く正反対の意味に解釈されてしまうことは往々にして有ることだ。相手次第で、しかたがないことである。あきらめよう!でありました。

一旦あきらめた上で、では、どうするか?
①なにか言ったら、すぐに相手の表情の変化を感じてみる
②自分の言葉の後ろ姿を感じてみる
③相手の表情にマイナスの変化を感じたら、すぐに軌道修正する



新郎新婦「料理のことや引き出物のことが心配です。」
司会『大丈夫です。プランナーがちゃんと相談にのってくれます。そんなに心配しなくたって大丈夫です』
元気付けるつもりの励ましが、(君達は心配性だなぁ。なに、そんなこと心配しているの・・)と相手に受け取られてしまい、二人の顔がこわばります。

司会者は・・、
相手の顔の表情の変化に気付き、自分の言葉の後姿(どのように相手に届いたか推測すること)を感じてみて、すぐに、軌道修正に入ります。
『とは言うものの、一生に1度の大きなイベント。
不安も心配も、より良いものを作っていくための大きなヒントになります。どうぞご遠慮なく、私どもにぶつけて下さい』
もっといい言い回しがあると思いますので、それぞれで工夫なさって下さいね。


相手の表情が極端に変わった時は、素直に『なにか、気になった点がございましたでしょうか?』
とお伺いします。
自分のミスに気づいた時は、『言葉足らずで申し訳ございません』とすぐに謝罪し、言い回しを工夫し、軌道修正致します。

このあたりのところは、私の苦手分野です。だからこそ意識して取り組んでおります。
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by qqbh8530 | 2009-10-28 07:58 | 司会

林真理子氏講演会

林真理子さんの講演会
先日、山梨市民会館で開催された、山梨市出身の直木賞作家 林真理子さんの講演会に行って参りました。
出不精の私ですが、林さんのファンであり、講演会のタイトル「小説を書く時間(とき)」にも惹かれ、、講演会の司会進行にも興味が有り、ワクワクしながら行って参りました。

式次第は、司会より協賛団体等の紹介、開会の言葉、来賓祝辞、講師紹介、そしていよいよ林先生の登場 講演スタートといった順番でした。

司会者は主催者側の男性で、余計なことは一切言わず、シンプルイズザベストで、会の進行のみに徹し非常に好感が持てました。

私は、ことあるごとに、何度も何度も、司会者はただただ開演を告げるだけでいい、冒頭で、何か一つ二つ気のきいたことを言おうとするのはやめよう・・と言い続けてきました。

今回も全くその通りでした。
司会者は、会のスタートのみを宣言し、なんら気のきいた言葉や、季節感漂う枕詞も一切有りませんでした。
だからこそ、だからこそであります!
来賓のトップ山梨市長の祝辞の冒頭、
『木(こ)の葉、日一日と色づき、清清しい毎日を送っていることと思います』の出だしが、はっきりとした輪郭を持って、聴衆に届いた・・と私は思っています。

やはり講演会の司会は、来賓挨拶などがある場合はなおさらのこと、進行のみに徹するべきだ・・という持論が少しは証明できたようで、なんだか嬉しくなりました。

整理します。
例えばの、装飾の多いMCをスリムにしていく一例です。
『大変お待たせ致しました。昨夜からの雨で、尚一層深まりゆく秋を感じる今日この頃、木の葉も色付き、大変清清しい秋の一日を迎えております。それでは只今より、直木賞作家 林真理子先生の講演会を開催致します』
上記の<尚一層深まりゆく・・>のセンテンスを思い切って削除し、スリムにしてみます。
代わりに『大変お待たせ致しました。只今より、直木賞作家 林真理子先生の講演会を開催致します』だけに絞りきります。これで完成です。

来賓の方はもちろんのこと講師もまた同じように、いきなり本題にはまず入りません。
必ず季節にふれ、今朝の新聞のトピックなどを話しながら、本論へとつないでいきます。
そう考えると、司会者は安心してシンプルイズザベストで臨んでいいことになります。
またそう考えると、司会は進行のみに徹し、主賓や講師に<枕の言葉を譲る>のは、司会者としてのマナーとさえ思えてきます。


当時、家賃8600円、就職浪人の林真理子氏、たまたま同じアパートにいたコピーライターとの出会いが林さんの人生を大きく動かします。天才コピーライター糸井重里氏への弟子入り、瀬戸内寂聴・浅岡ルリコ・渡辺淳一・小泉純一郎元首相ほか著名人との交友関係や、文壇の裏話、またある時期からTVマスコミの露出を控え、作家活動に専念し始めた話し等、興味深い話が続き、あっという間の2時間でした。

講演が終わり主催者から林先生に大きな大きな花束が渡されました。
受け取った花束の花の部分は、客席とは反対側に向いており、どんな花だかよく見えません。
その時です。林先生は、観客席にその花の美しさが見えるように、さりげなく花束を持ち変えて下さいました。
まるで、林先生が『こんなに素敵な花束を頂戴しましたよ』と観客席に見せて下さっているように思えたのです。

あのお花のように、なにか美しい、 いい時間で有りました。
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by qqbh8530 | 2009-10-26 13:49 | 司会
披露宴司会新人の方に少しでも役立てば・・という思いで書いています。
ベテランの方には、何を今更・・類でしょうが、私は新人の頃そういうことで苦労してきました。

漏れ聞いた話です。
ある司会者が、打ち合わせ前、ちょっと時間が余っていたので、京王デパートで買い物をし、その買い物袋を持ったまま、打ち合わせに臨みました。

新郎新婦に<買い物ついでの打ち合わせ>と採られ、不愉快だとクレームがあったそうです。
そんなことくらい・・と私は思いますが、世の中には、そのように感じる方もいらっしゃることが分ってからは、打ち合わせに関係ない私物は、必ず、打ち合わせ前にクロークに預けるようにしています。

あなた方お二人の打ち合わせの為だけに、今日ここにやってまいりました・・くらいの気概で臨む努力を致します。

そういえば、先日ホテル日航へ披露宴打ち合わせに行った時、クロークに私物(山梨からのおみやげ 信玄もち)を預けました。
スタッフの女性は、手提げ袋の様子から、中身が食べ物と推測したのでしょうか、『常温での保管となりますが宜しいでしょうか?』と笑顔で尋ねて下さいました。
思いもかけない心遣いに、私も笑顔で「お心配り有り難う、大丈夫、このままで」と答えました。

相手の立場になって・・
お客様の目線になって・・
時折り自身の振る舞いを点検することはとても大切な習慣に思えます。
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by qqbh8530 | 2009-10-25 11:26 | 司会
打ち合わせについて
新人の披露宴司会者に、少しでもお役に立てばと思い書いています。
もちろん自分自身の気持ちの整理の為でもあります。

打ち合わせ時、新郎新婦とは初対面です。
私は今でも緊張します。新郎新婦のお二人も、それ以上にきっと緊張されていることでしょう。

司会者は(どんなお二人なんだろう?)(私の言うことを素直に受け止めて、いいコミュニケーションを取れるだろうか?)
新郎新婦は(どんな司会者なんだろう?)(私達の希望をちゃんと聞いてくれるだろうか?)
ほとんど最初は、お互いに様子見です。相手の出方を見ながら、共有点や安心材料を探す・・といった感じでしょうか。

以上のシチュエーションが分っていれば、次のミスが防げます。
1.最初からあまりにフレンドリーになりすぎて、(なれなれしい)と言われてしまった
2.司会のペースで打ち合わせをしすぎて、(あの司会者は私達に合わない)と言われてしまった
3.司会者の上から目線での物言いで、(えらそうだ・不愉快だ)と言われてしまった


打ち合わせのコツは・・
1.最初から飛ばさないで、謙虚に誠実にゆっくり目に・・をイメージし、打ち合わせに入る。
2.相手の希望や思いを聞き、必ず一旦は真摯に受け止め、「NO]と言わない打ち合わせを心掛ける。
3.相手の表情が固まってきたり、腕組みをして考えるそぶりが頻繁に見られたら・・
(このまま打ち合わせを続けても宜しいですか?)
(ここまでで、なにか気になったことや気付いたことはございますか?)
(私ばっかりお話してしまいましたが、お二人から司会者にぜひ言っておきたいこと等、なにか有りますか?)など、お伺いし、早めに軌道修正をする

以上のコツは、頭で理解しても、実際はうまくいったり失敗したり・・。
それでも意識して、こつこつやり続けるしかないと思います。
こつこつ と・・やがてあなたの、<打ち合わせの「コツ」>となりますよう、こつこつと・・。
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by qqbh8530 | 2009-10-23 09:07 | 司会
披露宴司会新人の方々に役立てて頂きたい、打ち合わせのコツをお話しします。
気に入ったら実践し、うまくいかなかったら、ぜひそのやり取りをお知らせ下さい。より良いコツを一緒に探していきましょう。

仕事柄、私も時には立場を変えて、いろんな会の幹事をやります。
ホテルや旅館との打ち合わせに行った時、一番辛いのは私が何か依頼をしても「それはちょと無理です」「それは出来かねます」と「NO」の答えが、すぐに返ってくる時です。

司会打ち合わせもまたしかり。
うっかりすると私達司会者も、お客様の要望に、すぐに「NO」と言ってしまうことが多々あるのではないでしょうか?

例えば、新郎新婦がインターネットや情報雑誌で知識を蓄え、自分達のアイディアを加えて、ちょっと<とっぴな演出>を希望してきたとします。
「イヤー、それはちょっと無理だと思います。それに、友人中心のパーティーならまだしも、会社の上司や親族もいらっしゃるので、あまり過激なことはしない方がいいと思いますよ。」
すぐにこういう返答をしてしまったら、いくら司会者が笑顔で言ったとしても、新郎新婦はあまりいい気分はしません。
こういうちょっとした言葉のやり取りから、司会者との溝が広がっていくのかもしれません。打ち合わせのもっとも大切な目的<信頼関係を築く>は、難しくなります。

コツは・・
1.とにかく相手の提案や希望演出を、一旦真摯に受け取ります。 「あぁ、面白い発想ですね」「そういう演出もあるんですね」  「なかなか思いつかない演出ですね」
2.その演出のイメージを、お客様と共に明確にしていきます。
3.いい点を認め、難しい点も洗い出します。
4.難しい点を取り上げ、何とかならないか一緒に検討します
5.その結果、最初の提案が無理であっても、その提案に似た演  出を共に考えていきます。双方 納得の新しい演出が見つかることも有ります。

一時が万事、上記のようにはいきませんが、丁寧な対応、一緒になって考えていく司会者の姿勢は信頼関係を生み出します。


*車椅子で、裏導線(旅館やホテル側の従業員通路)から、メダリストを入場させたいのですが?・・・
この場合、無理だと分っていても、会場側が「車椅子の寸法を教えて下さい。裏導線の通路を見てまいります。あと、うちは古い造りで、いたるところにかなりの段差もあるので、その高さも調べてまいります」こう言って対応しすれば、結果、だめであっても相手は納得します。

*飛行機の中、一人の客がキャビンアテンダントを呼び、「スマンが朝日新聞を持ってきてくれ」と・・・。
たとえ朝日新聞は出払ってストックはないと分っていても、キャビンアテンダントは『はい、かしこまりました、少々お待ち頂けますか?』と言って、新聞ボックスまで戻るそうです。
改めてお客様のところへ出向き、「お客様、お待たせ致しました。大変申し訳ございません。今ですと、毎日新聞と産経新聞でしたら、ご覧頂けますが・・』と2社の新聞を、見えるように差し出し、お客は『じゃぁ、毎日を見せてくれ。どうもありがとう」と答え、不満は軽減されるそうです。

「スマンが朝日新聞を持ってきてくれ」
『すみません、朝日新聞は今、生憎出払っていてございません』
こういう会話を避け、その一歩先を心掛けるところに、本当のおもてなしが生まれるのかもしれません。
「NO]と言わない打ち合わせ・・チャレンジしてみませんか?
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by qqbh8530 | 2009-10-21 09:55 | 司会

乾杯時のざわつき

先日、私の父の90歳卆寿のお祝いの会が有り、ボランティアで司会を担当しました。30数名の、内々のこじんまりとした宴会、温泉つきの旅館の小宴会場での開催です。

次第も進み、いよいよ乾杯です。乾杯発声者が登場し、数分の話しが始まりました。

私は、乾杯発声者の話しが終わったところで、列席者に乾杯の準備(乾杯のお飲み物をお互いに注ぎ合う用意)を促すつもりでした。
そして、その準備の間(かん)、少しの間(ま)が出来ますので、その間を利用し、発声者にインタビューしようと思っていました。

ところが意に反して、乾杯発声者のお話しの最中、数人が乾杯用の飲み物を用意し始めました。
それにつられて列席者ほとんどが、飲み物の準備を始めてしまいました。
「何をお飲みになります?」「ウーロン茶でいいですか?」「おや、車ですか・・、飲めなくて残念ですね」・・・。
次第に会場全体がざわついてきました。せっかくのいい話もよく聞き取れません。
栓を抜く音、飲み物をグラスにそそぐ音や、身を乗り出し注ぎあう衣ずれの音等も、ザワザワザワと聞こえてきます。
スピーチをしている発声者の集中も、ここでついに途切れました。

このシーンを見た時、私はアナウンス不足を痛感し、深く反省しました。

せっかくいいスピーチをして下さっているのに、司会の案内が足りなかったために、スピーチをしにくい環境を作ってしまった・・全面的に私の責任です。

私は深く反省します。
では、どうすれば良かったのか?


ホテル披露宴なら、乾杯はシャンパンか、枡酒がほとんどで、ホテルスタッフがサービスしてくれるので何の問題も有りません。
が、温泉旅館等の小宴会となると、あらかじめテーブル上に飲み物と、飲み物の横には栓抜きが数本置かれ、乾杯時、皆で栓を抜き、飲み物を注ぎあうのが通例です。

それを分っているのなら、乾杯の飲み物を用意する(注ぎあう)タイミングを、司会者は明確にアナウンスすべきだと思い至りました。

『乾杯のご発声を、一言添えて、父の親戚にあたる〇〇さまにお願い致します。
なお、皆様方の乾杯のお飲み物のご用意のタイミングは、ご挨拶が終わったところで改めてご案内致しますので、まずはお耳の方のご協力をお願い致します。』

こう言えば、乾杯発声者も集中し安心してスピーチできたことと思います。
あの時の乾杯発声者のKさま、申し訳有りませんでした。
とてもいい経験をしました。どうぞ新人の方々、良かったら私の経験を参考になさって下さいね。
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by qqbh8530 | 2009-10-19 12:24 | 司会

乾杯時のいろいろ

乾杯発声者紹介の難しさ

披露宴開演前、私はいつも乾杯発声者のところに言って、「乾杯のご発声の前に、一言(ひとこと)ございますか?」とお伺いしています。
過日のある披露宴、発声者が『ほんの一言ですぐ乾杯します』とおっしゃるものだから、私は「皆様、グラスをお取りになりご起立下さい」とアナウンスし、列席者にご起立頂きました。
ところがです。
乾杯発声者の一言は1分2分では終わらず・・の長~い一言になってしまいました。
お客様は、3分以上に立ったまま、グラスをテーブルに置いたり持ったり、時折り司会の私のほうをみたりと・・

原因は私の聞いた<一言(ひとこと)> に有りました。
私の思う 一言 とは、新郎新婦並びに御両家のますますのご発展を祈念しつつ乾杯のご発声をとらせて頂きます・・等の定型方接頭語のようなものです。
お客様によっては、 一言 とは、何かの話しの<一話(いちわ)> と思っている人もいます。
同じ 一言(ひとこと) という言葉の解釈も、人によって実に様々なんですね。

いろいろ試した結果、今のところ「〇〇さま、後ほどの乾杯のご発声、どうぞ宜しくお願い致します。列席者には、〇〇さまのご紹介のあと、すぐにご起立頂いても宜しいでしょうか?」と聞いています。

そう聞きますと、『あぁ、いいよ』とか『いや、少し話すので、私の話が終わってからにしてくれ』とか、あるいは『どういうことでしょう?』とか返答が帰ってきます。

『どういうことでしょう?』と逆に聞いてくる方は、披露宴にあまりなれていない方が多く、詳細を説明し、列席者起立のタイミングを決めていきます。
こうするとミスは少なくなります。

『一言もありゃしないよ、すぐ乾杯するよ』と言っておきながら、長々と話す方もおり、私はたまりかねて、そろそろと、その方の視覚範囲に現れて、目のあったところで、「お客様に一旦、お座り頂いてもよろしいですか?」と程よい笑顔で、マイク無しで小さな声でお伺いしたこともございます。もちろんケースバイケースですが。

乾杯発生時に起こるいろんな経験を次回もう一度取り上げたいと思います。
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by qqbh8530 | 2009-10-18 08:31 | 司会

見学の心構え

超新人の披露宴司会者の方々に、少しでもヒントになれば・・と思い、この記事を書きます。
必要と思う方だけ、どうぞご参考になさって実践してみて下さい。
実際やってみると、案外思うよういかないことばかりでしょう。
そんな時は、ぜひメールにて私に文句を言って下さい。私は、自分の記事の足り無い部分を知ることが出き、私も成長出来るからです。

前置きが長くなりました。
今日は、プロを目指す新人の方の<司会の勉強の仕方>をご紹介します。
私自身の体験を通して、学んだことばかりです。

・とにかく司会見学をたくさんします。
・ブライダル関連の本をたくさん読んで下さい。
・パソコンで披露宴に関する用語をたくさん検索し、徹底的に調べて下さい。

以上の3つのことをすぐに始めましょう。
披露宴司会に必要な用語はたくさんありますが、よく使われるのは<一定の量>です。限られています。その一定量、すなわちよく使われる用語は、今すぐに覚えてしまいましょう。
その上で、先輩の司会見学をします。

新人の司会見学者が、実際のファーストバイトを見て、「初めて知りました。どういう意味があるのですか?」なんて見学中質問されると、ちょっぴりがっかりです。
(そのくらいの基本用語は、事前に勉強して知っておきなさいね!あなたは本物のプロになるのでしょう・・)とわたしは心の中でつぶやいたことがあります。

試しに、ファーストバイトをパソコンで検索すると、かなりの情報が得られます。
両親のファーストバイトや、生ケーキを新婦の鼻先にちょこっと付けてみたり・・。
人それぞれにマッチするファーストバイトのやり方が、こんなにあるんだと驚きます。

ケーキ入刀、ファーストバイト、シャンパンピラミッドやシャンパンサベラージュ、キャンドルサービスやフェアリーイルージョン・・基本的なよく使われるブライダル用語は、しっかり身に付けておきましょう。それは、司会見学する際の先輩司会者への大切なマナーとも思っています。

それから、見学の際は、出来るだけ打ち合わせから見学させてもらいます。
たくさんの司会者の打ち合わせを見学することで、比較検討でき、より自分にあった司会打ち合わせスタイルを見出だすことが出来るでしょう。

また打ち合わせの見学をしながら、あわせて自分なりの資料を作ります。
その資料をもとに、自分用の進行台本を必ず作り、何回も練習し、イメージを膨らませ本番見学に臨んで下さい。
そうすれば、実際自分で作ったコメントの、ミスマッチや間の取り方も学ぶことが出来ます。
全く準備無しで臨む見学は、あまり力が付きませんよ。

メンタルの部分では、もし実際の司会者が、何らかの事情で欠勤、あるいは途中でダウンしたら、「代わりに私にやらせて下さい」と言えるくらいのつもりで、集中して見学すると力が付きそうです。
はじめのうちは、緊張してとても疲れますが、その体験の繰り返しが、司会者に必要な気力や体力を付けてくれます。

機会が無ければ、自分で機会を創ります。何も本物の披露宴でなくとも、友人知人の披露宴のビデオでもいいと思います。
頑張りましょう!
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by qqbh8530 | 2009-10-13 23:53 | 司会

乾杯後の祝辞

多くの披露宴司会者の悩みの一つ、乾杯直後の来賓や友人のスピーチについて考えてみたいと思います。

披露宴のオープニング・・主賓挨拶やケーキ入刀そして乾杯が終わると、いよいよ祝宴スタートです。
そのとたん、あっという間に友人達がメインテーブルを囲み、ワイワイがやがやと騒がしくなります。
にぎやかで盛り上がっていい・・という人もいますが、私は好きではありません。

好き嫌いはともかく、そんな状況下で、来賓(友人)のスピーチが始まります。
もちろん直前に司会者として、これから来賓(友人)のスピーチが始まることを伝え、席を離れている方々にマイクを通して着席を促します。
それでも、何回言っても、全く<我、関せず・・>で、席に戻らず騒々しい状況が続くこともよく起こります。
そんな中でのスピーチは、当事者にとっても司会者にとっても、実に辛いものです。
ましてや、お二人のプロフィール紹介など、聞いてもいないのにやらざるを得ない時は、もう半分やけになっています。


以前は実験的に照明をスーッと落とし、「アラッ!どうしたのかしら?」とご婦人方が気付く直前に、司会の私は『お断り無しに照明を絞らせて頂きました。これから友人達にスポットを当ててスピーチを頂きたいと思います。皆様方にはお料理をお召し上がり頂きながら、お耳の方のご協力をお願い致します』とコメントし、同時に照明をアップしていく・・そんな荒っぽいことを試したこともありました。
あまり評判はよくなかったので、お薦めできませんが、本当にアトホームな友人中心のパーティーなら、1回~2回くらいは効果があると思います。


やはりそれ以前に、打ち合わせの段階で、乾杯後からお色直しまでの時間は、出来るだけ<食事歓談>に充てるようにもっていくことをお薦めします。
もちろん丁寧にその状況を説明し、例えば(ココでお二人の紹介をしてもほとんど聞いてくれないので、司会者としてとても辛いです・・)と正直に伝えます。

それでも、会場側の都合や祝辞余興の登場者がたくさんいる場合は仕方ありません。
その時には丁寧に説明し、メインテーブルに友人達が集まり、<騒がしい中での展開>になる可能性をイメージして頂きます。
少なくとも新郎新婦には<騒がしい中でのスピーチ>になる可能性があることはキャッチしてもらえますので、当日そうなってもクレームにはならないでしょう。

また、オープニングのセレモニーの中、主賓の祝辞が終わった時点で、以前私は『暖かいお気持ちを添えてご祝辞を頂戴致しました。なお、この後の乾杯ののち、さらに続けて3名さまの議員の先生方からご祝辞を頂戴(ちょうだい)致します。どうぞ皆様の引き続きのご協力をお願い致します。なおその3名さまのご挨拶の後、ご歓談の時間もたっぷり取らせて頂きます』という様なコメントを、あらかじめ添えたこともありました。

あるいは、乾杯直後、『それでは祝宴スタート、まずはごゆっくりお食事ご歓談をお楽しみ下さい。後ほどご友人の方々からのスピーチもございます。改めてご案内させて頂きますので、それまでは当ホテルの自慢のお料理をご賞味頂ければと思います。ご友人のスピーチの際には、さらなるお耳の方のご協力をお願い致します』とか何とか言ってみたこともありました。

また、スピーチを始めようにもメインテーブル周りに人が集まりすぎている場合は、私自身司会者がマイク持たず、直接動いて、メインステージの友人達に混じり、さりげなく新郎と『そろそろ、いいですか?』と笑顔で話しかけ、OKをとったところで、ご友人達に『それではそろそろ、まッ一つよろしくと・・」と笑顔でメイン周りを静めたこともありました。
私が男性司会者だから、私がそれなりの歳だから、できたのかもしれませんが・・。

もし、司会者がうろうろ動いてはみっともない・・等ホテル側から苦言があったら、まずは、とにかくすぐに謝り、言い訳せずにそのまま司会を続けます。
それでも尚、文句言ってきたら「少しでも静かな状況でスピーチをしてもらう雰囲気作りも、司会の私の仕事です。このことでのクレームがあれば、私が全責任を負う覚悟です」と言えば引き下がります。

それでも尚、なんだこうだ言ってきたら、『失礼しました』だけ言って、後は事務所に報告し、司会事務所のトップとホテル支配人の話になります。

思いつくまま書いてみました。披露宴新人司会者の方々に、少しでもヒントになれば嬉しいです。
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by qqbh8530 | 2009-10-02 19:04 | 司会

よりよい人生をめざして                       


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