司会のウラワザ

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よりよい人生をめざして                       

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素晴らしい司会者を目指しているあなたに、司会歴23年の私の経験と考えをお話します。少しでもヒントになれば嬉しいです。

第1ステップ・・とにかく一番大切なことは、タイプの違う司会者を、沢山見学することです。
出来れば打ち合わせ時点から先輩司会者に同行し、見学させて頂き、それを元にあなたなりの進行表を作ります。オープニングからお開きまでに必要と思われるコメントも全部書き出します。
万が一、先輩司会者が欠勤した場合、「変わりに私がやります!」と言えるくらいの覚悟で、準備し臨んで下さい。

第2ステップ・・いろんな司会者の見学を重ねると、次第に自分の好きな司会タイプが分ってきます。
今度はその一番理想の司会者を徹底マークして下さい。その司会者の見学を重ね、コメントのタイミング、スピード、言い回し等、出来れば録音させて頂き、徹底して真似てみます。

第3ステップ・・始めの頃は、自分では完璧に近い形でコメントを用意しても、実際はなかなかうまくはいかないものです。
タイミングはずれるは、お客様は聞いてくれないは、終始まとまりのない大味の披露宴になりがちです。
思いと現実のギャップに、自信をすっかり失う事と思います。が、ここが肝心です。

思いと現実のギャップを明確にし、そのギャップを死に物狂いで埋めるよう努力してみて下さい。そしてまた、憧れの先輩の司会振りを見学するのです。
最初は誰もが、痛い目にあうのです。痛い目にあって体感して始めて、問題意識を持つことができます。本当の意味で、成長の準備が整うわけです。
その問題意識を持って、また見学を重ねていくわけです。見学の後は、先輩司会者に必ずお礼を言い、ディスカッションし、大いに相談致しましょう。


大相撲の貴乃花は、先代の貴乃花の相撲の取り口を、ビデオが擦り切れるくらい何度も何度も見たそうです。
バスケットのNBA再挑戦の田伏も、お父さんが持っていたNBAの試合のビデオを、子供の頃いつもいつも見ていたそうです。
一流のアスリートは、必ずといっていいほど、一流中の一流のプレーを何度も何度も見て脳裏に焼きつけ、そのプレイを真似ています。

まとめます。
理想の司会者を見つけ、見学し、徹底的にまねをし、自身の経験を重ねていく・・これが今のところ私の思う「司会の学び方」です。
十人十色でいろんな方法があることでしょう。あなたは、あなたの理想の司会者をまずは見つけてみては如何でしょうか?
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by qqbh8530 | 2009-06-24 21:01 | 司会

急がば回れ

新人司会者の方々へ
私はデビュー当時、全く司会の仕事に自信が持てず、極度の緊張に襲われ、それはもう大変でした。
嬉しいはずの新規オーダーも、受けた瞬間、もうドキドキしているのです。1週間前からカウントダウンで、緊張と不安は増大していきました。

早く自信を持って堂々と司会に臨みたい・・とずっと思ってきました。
だからこそ、人知れず懸命に努力してきたつもりです。その甲斐あって、今では余計な緊張や不安感はある程度はコントロール出来るようになりました。

ただ、その分今度は、恐くなってきたのです。
披露宴司会をやればやるほど、いろんな新郎新婦やお客様に出会い、思いもかけないハプニングやアクシデントに見舞われ、やればやるほど慎重になってきたのです。
それでも、そのお陰で、かえって十分すぎるほどの準備をするようになりました。

今、披露宴の司会と平行してやっているラジオのパーソナリティの仕事もそうです。
放送日当日は4時起き(8時ON AIR)、資料を整理し何度も読みの練習をし、1時間前にスタジオ入り。余裕を持って本番に臨みます。それでもいくつもミスをします。

また、私は本番に向けて沢山の資料を用意します。実際に放送するのはその10分の1です。
例えば今やっている、その日その日の誕生花の紹介にしても、関連の本4冊とインターネットを使って調べ、もっとも放送にふさわしいもの、あるいは聞いていて元気の出る内容のものを一つだけ選びON AIRしています。

時間も労力もかかります。遠回りかもしれません。
でも私はこういう遠回りは、私自身の本当の力をつけるためには必要な努力だと思っています。この積み重ねが、人間味あふるるパーソナリティへの近道だと信じています。

実は披露宴の司会もしかり!
十分すぎるほどの取材と準備が必要です。(ただ時折り、余り自分達にかかわってほしくない新郎新婦も少なからずいますので、常に相手との距離感を感じながら進めていくのは当然の事ですが・・)
そういった努力の積み重ねの上で、やはりその人の人生観が一瞬垣間見られるようなそんな司会をしたいものです。自分自身へもそう言い聞かせています。


披露宴の司会・・なんて素晴らしい仕事なんでしょう。
司会をする上での辛いことの分量と、喜びの分量を比較した時、喜びの分量の方が勝る時、きっといい司会が出来るはずです。
真の喜びを感じる為には、辛いことは避けて通れません。
ただ、足を引っ張るような余計な苦しみや辛さは、出来るだけ向き合わず、適当にやり過ごす必要がありそうです。くだらない事にエネルギーを使う事はやめ、さっさと気分を変えて、楽しい披露宴を創造することにエネルギーを使いましょう。頑張りましょう。
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by qqbh8530 | 2009-06-20 21:23 | 司会
披露宴の司会をやっていると、時にはつまずく事もあります。
会場キャプテンやヘッドウェイターとの折り合いがうまくいかず、ギクシャクしながらの司会ほど辛いものはありません。私も、苦い思い出はいくらでもあります。

若かりし頃の私の思い出です。
『あんた、タイミング悪すぎるよ』
『なんでお客をすぐ立たせないのさ?乾杯発声者が話してる時、おれ合図出しただろう・・』
『こっちは、この後もう一件、婚礼が控えてるって、先から言ってるでしょ!司会者の都合で、延ばされちゃぁ、こりゃぁクレームもんだな』

理不尽な物言い、自分サイドの言い分、ひどい、余りにひどすぎる・・!
会場を後にし、歩くほどに、先ほどのキャプテンの一言が甦ります。
『そういう言い方はないだろうに』と、思い起こすと、悔しくて悔しくてたまりません。
相手の<非>と私の<言い分>の、堂々めぐりがしばらく続きます。この連続は、結局自分自身を傷付け、相手との関係をさらに悪化させていきました。



そんな私も今ではこう思います。
「それでも、どんな事があっても、とにかくその披露宴を何事もなかったかのごとく、お開きまで持っていかなければならない。それは、司会者としての最重要の使命なのだから」と。

一に我慢、二に我慢・・そして仕事アップ時には、やはり何事もなかったかのごとく、笑顔でキャプテンにも挨拶し、会場を後にします。
解決策はありませんが、取り急ぎ、その悔しさを新鮮なうちに、ぜひ信頼できる司会仲間にぶちまけてしまいましょう。自分の心に溜め込んではいけません。

あるいは、風船のようなものに、憎き相手の顔を書いて、思い切りパンチしてしまいしょう。
「君は何様のつもりだ?」「それでもあんたはリーダーか」「それでお客は喜ぶと思っているのか」・・
声に出して言いながら、ストレートジャブを見舞わせるのです。(この発散方法は、<マスク> という映画の1シーンにもありました)
それでもなんだかむしゃくしゃして、忘れようにも、忘れられないこともあると思います。


先日、関西のコーチングの恩師 杉本良明氏のブログ記事に目が留まりました。
こんな内容でした。
『向き合わないこと・・そんな事にいちいち向き合わないで、さっさと先に行くのです。
電車で酔っ払いがヘドを吐いて眠りこけていたら、あなたはどうしますか?さっさと違う車両に移るでしょう。嫌なものを我慢して見ている必要がどこにあるんです?』
一時が万事ではありませんが、悩んでいる方々には、少しは参考になるのではないでしょうか?
私はこれを読んで <向き合わない努力!やり過ごす勇気!> こう自分に言い聞かせました。


補足・・キャプテンも、ベテランで素晴らしい人ばかりではなく、未熟であったり、プライドが異常に高かったり、一生懸命さゆえの激しい言動だったり、発展途上の成長過程のキャプテンも多いのです。
そう考えると、ほかならぬ自分自身と重なる時もあるかもしれません。お互いに成長しあう関係を築きたいものです。
ただ、余りにひどい場合は、起きた事実と、自身の感情をしっかり分けた上で、所属事務所に報告すべきです。後輩達が同じことで苦しまない為にも・・。
以上、メンタル面を中心に書いてみました。
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by qqbh8530 | 2009-06-18 22:08 | 司会

自分のルール

より良い司会者を目指し、日々努力研鑽を積んでいる新人の司会者の皆様へ
なかなか参考になりそうな手記を見つけました。
富士通のシステムエンジニアからフルコミッションの保険営業の世界に飛び込み、年収1億円を稼ぐトップセールスマンになられた伊藤浩一さんの手記をご紹介致します。

< 営業を極める・・・・自分でルールを決める>
私がやったのは自分でルールを作り始めたことです。
自分は人より仕事ができないという自覚がありましたから、まずは1日に1人と会ってじっくり話をすることをルールにしました。
そのサイクルができたところで今度は週に1件必ず契約を取ることを目標にしたんです。
企業のルールとは売り上げやノルマでしょう。
でも私のいうルールはそれとは別なんですね。ですから、1日に1人と会う、週1件の契約と決めたら、上司から何と言われようと絶対にこのペースを崩さない。
1件の契約が取れるまで絶対に諦めないし、 逆にそれ以上契約が取れそうだとしても動かずに、その分の時間を次週の営業の予習、アポイントメントに使うことにしたんです。 なによりも継続して安定的に契約を取ることを1番に考えたんです。 伊藤 浩一(株式会社タウルス)
  
出展『致知』2007年6月号 「『聖書』に学んだ人生の知恵、営業の心得」より
   http://www.chichi.co.jp/monthly/200706_index.html



如何でしょうか?
自分でルールを決めることは、私の経験上でも、とても大切な事だと思っています。
披露宴司会デビュー当時の私の性格は、小心で、緊張しやすく、マイナス思考で、飲み込みが悪く、なんだかもったりもったりした不器用な人間だったようです。
だからこそ人知れず人一倍努力しました。ただ努力の仕方がイマイチで、努力すれども光は見えず・・の時期がずっと続きました。

先輩のアドバイスで、自分のルールを作って努力し始めてからは、自分で言うのもなんですが、静かにそして確実に成長し始めたように思います。
30代から結婚披露宴の司会の仕事を始めておよそ20年以上もたった今、やっと最近光が見えてきたような感じの、遅咲き司会者です。

そんな私の自分のルールは、次の5つです。
1.100本まで、司会コメントの原稿を書き続ける(要点のみの箇条書きや、空欄を埋める方式ではなく、毎回毎回心を込めて原稿を書き改めました・・時間はかかりましたが、基本がしっかり身に付きました)

2.自然体の司会を心がける(司会者を演じるのは絶対やめようと心に誓いました)

3.会場には開演2時間前には到着、出来ること、気が付いたことは、事前に何でもすぐにやっておく。

4.人からされて嬉しかったことは、進んで人にしてさし上げる。

5.人からされて嫌だなぁと思ったことは、決してしない。


『一生懸命頑張ります!』は誰でも言えます。
どう頑張るか?を、「自分のルール」として決め実行すれば、そこに初めて成長があると思います。
私は今、やっと、スタートラインに立ちました。
新人の司会者の皆様、一緒に頑張りましょう!
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by qqbh8530 | 2009-06-15 20:52 | 司会

トイレの儀式

2日連続となりますが、名言セラピー ひすいこたろう氏のメールマガジンに、興味深い記事を見つけました。

・・・
サラリーマンとしての本業と平行してゴルフを続け、計6回の日本アマ優勝を誇り、アマチュアゴルファーの頂点に君臨し続けた伝説のプレイヤー中部銀次郎さん。
その強さは「プロより強いアマチュア」と称されるほどです。
「ゴルフは心のゲーム」
「起こったことに鋭敏に反応してはいけない。やわらかくやり過ごすことです」
などの名言を残し語り数々の継がれる逸話があります。

その銀次郎さんが、試合前にかならず トイレで行っていた“儀式”があるのです。
それは偶然、石川遼さんも同じことを普段からやっていました。
一流プレイヤーたちが共通して、トイレで行っている“儀式”とは何なのか?

それは……

洗面台の水をきれいにふきとることです!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━名言セラピーから抜粋


この記事を読んで、一つ思い出したことがあります。
ホテルの発展に大きく寄与した、ホテルオークラの橋本副社長(故人)の著書の中に、こんな記事がありました。
彼(橋本氏)がまだ新入社員の頃、たまたまトイレの点検に行った時、時の内閣総理大臣 吉田茂氏が、洗面台に散った水あとを綺麗に拭き取っていました。
その姿を見て、私もそういう人になりたいと思った・・といった思い出話です。


私(仲澤)も、その当時ホテルマンだったのでなにかとても感ずるところがあり、それを読んだすぐあとから、今日までずっと欠かさず、ホテルやレストランのトイレの洗面台を綺麗にしてきました。
今ではすっかり習慣となっていて、やらないとなんだか気持ちの納まりが悪いくらいです。

それが・・何か・・?と言われそうです。
でも・・
トイレの洗面台を綺麗にする・・小さな事ですが、大きな価値を感じています。

ご参考までに名言セラピーはこちらです。
http://archive.mag2.com:80/0000145862/index.html
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by qqbh8530 | 2009-06-11 22:48 | よりよい人生の為に
今日は、天才コピーライター ひすいこたろうさんのメールマガジンからとても気に入った記事を転載致します。(内容等、仲澤の解釈で原文に省略・加筆を加えてあります)


記事転載ここから
スーパースターのチップの渡し方講座~
「記録」よりも「記憶」に残る男・・プロ野球 元日本ハムファイターズ 新庄剛志氏


新庄選手が、アメリカのメジャーリーグで活躍していた頃のエピソードです。
新庄は、プライベートの移動では、よくタクシーを利用していました。

タクシーを利用した時は、アメリカなのでチップを渡すのですが、スーパースター新庄のチップの渡し方は、凡人とはまるで違いました。

新庄は、普通の人の5倍ほどのチップを渡すようなんです。
しかし、ポイントはここではありません!
新庄は その多めのチップを運転手に渡し、タクシーを降りる時に、ある一言を言うそうです。
そこがポイントです。その一言とは……

「僕のあとに乗る日本人も、よろしくね!」            記事転載ここまで


私は披露宴の司会の仕事をしています。
もう22年になります。司会の後輩もできました。ホテルのスタッフとも顔なじみになりました。
今度から、ドンデンで私の後に、後輩の新人司会者が入る時は、彼らのいいところをひとこと添えて、宜しくお願いしますね・・!と、笑顔でキャプテンに伝えようと思います。
レクチャーを綺麗に片付け、いい披露宴になりますように・・と念じながら。
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by qqbh8530 | 2009-06-10 21:42 | 司会

よりよい人生をめざして                       


by qqbh8530