司会のウラワザ

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よりよい人生をめざして                       

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素人さんの司会に学ぶ

私は司会の仕事のほかに、ホテルのウェイターの仕事をやっています。
お陰さまで、ウェイターをしながら<素人の司会振り>をたくさん見ることができます。
忘年会・新年会・歓送迎会・納会・あるいは結婚披露宴等々の様々な種類の会の、素人さんの司会を生で見ることができるわけです。

十人十色、毎回毎回いろんな司会者がいます。
品性の欠ける司会振りは反面教師にします。
またプロ顔負けの司会内容は、どんどん自分の司会に取り入れていきます。

こうすればもっといいのに・・
なるほど、こんな言い回しもあったんだ・・

あっ、この人はちょっと目立ちたがっているな・・
あっ、この人の司会は謙虚でシンプルでいいなぁ・・

あの人のあぁいう司会はやりたくないなぁ・・
その人のそういう司会なら私もやってみたいなぁ・・

素人司会者の中に、時に未熟さを感じ、時にうまさを感じ、おおいに学ばせて頂いているのです。素人さんの未熟さは、逆に司会の力を付けるためのヒントになるのです。ありがたいことです。
私は多くの素人さんの司会から次のことを学びます。

*司会のコメントはシンプルでわかりやすいほうが良さそうだ
*原稿を読むよりも、その人の思いを語った方がみんな聞いてくれるようだ
*司会が無理に盛り上げる必要はなさそうだ
*司会術の巧みさ・うまさよりも、司会者の誠実さや謙虚さの方がより大切なようだ

以上の学んだ事を、今度は実際の披露宴で意識してやってみます。そうしますと以下の事を実感します。

1.コメントは、シンプル・イズ・ザ・ベストがベスト
2.紋切り型お決まりのトークや常套句は避け、実感を語る
3.お客さんが自然に盛り上がるように仕組みを作って置けば、司会が盛り上げる必要はなさそうだ

4.準備は完璧すぎるほどやっておく
5.できる事は何でもやる、全部やる、今すぐやる・・そんな気持で臨む
6.誠実であれ!
7.謙虚であれ!
8.とにもかくにも一生懸命やる

1~3は技術的なこと、3~8は司会に臨む心構えや姿勢等主に精神面になります。

こうした推論と実践の繰り返しが、この「司会のウラワザ」のブログを陰から支えています。そう考えますと、ウェイターの仕事に、素人の司会者にお礼を言わなければなりません。

<有り難うございます。お陰さまでより良い司会を考えさせて頂いています。お陰さまでより良い人生を歩むヒントを頂いています。心から有り難うございます!>
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by qqbh8530 | 2008-01-23 12:39 | 司会

講演会の司会

久しぶりに東京に出て、小さな講演会を聴講してきました。

講演会の内容は素晴らしいものでありましたが、司会者に対しては何かひっかかるものがありました。。
その司会者はちょっと偉そうで、開会冒頭から講演会内容とはあまり関係ない個人的な思いを語り、講演会の聴講の仕方まで指導的な口調で言ってくるのです。

その司会者は、上から見下ろすような感じの言い方で、まるで「先生」です。司会者が先生で、私達( 聴講生)が生徒・・という構図(イメージ)です。

講演会オープニングでは、司会者から、今朝新聞で見つけた「ちょっといい話」を聞かされました。
講演会の内容とは全く関係ない話であります。
おそらく何か司会者として言わなければ・・との思いで、急いで用意してきたにちがいありません。何か気の聞いたことを言ってやろう・・という意図だけが伝わってくるのです。
私達は講師の先生の話を聞きにきたのであり、司会者の個人的な思いを聞きに来たのではありません。

また、司会者から
「あなた方の今までの常識を一旦捨てて、今日は心を真っ白にして聞いて下さい。そうすれば必ず気付きや発見があると思います」と言われました。まるで指導です。

それは講師の先生が必要あれば言うことで、司会者が言うことではないと思います。
あえて司会者が言うのであれば例えば・・
『私はいつも右の耳から左の耳へと聞き流してしまうタイプですので、今日は心を真っ白にしてしっかりと聞きたいと思います・・』というような自身の心構えを披露する位にとどめるのであれば少しは我慢できます。

本人は良かれと思ってしゃべっていますが、中立であるはずの司会者に指導されてはたまりません。
講師と私達は師弟関係で結ばれていますが、司会者とは師弟関係はないのです。


はっきり言って、こういう司会はやりたくないと思いました。
ではどうするか・・

基本はシンプルイズザベスト、余計な事は一切言わない、必要な事だけをコメントします。


開会
お待たせを致しました。
只今より○○先生の講演会を始めます。
タイトルは「◎◎・・・」です。

始めに先生の簡単なご紹介をさせて頂きます。
<・・・・・ ・・・・・>
以上○○先生のご紹介をさせて頂きました。ご静聴有り難うございました。
それではさっそく先生にご登壇頂きましょう。
盛大な拍手でお迎え下さい。


これで十分です。
講演会導入部分の「つかみ」の部分では、ちょっと気の利いた話をほかならぬ講師がするでしょう。
また必要あれば、聴き方(聴講の仕方)も講師から指導があるかもしれません。

そう考えますと、上記の司会者は、講師の領域に勝手に入り込んできてしまっているわけです。
これでは講師に対して失礼です。

やはり司会(バラエティ番組やお笑い番組は除いて)は、シンプルに、謙虚に、誠実にする事がもっとも肝要に思えるのです。
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by qqbh8530 | 2008-01-17 18:24 | 司会

司会を感じさせない司会

近いうちに、お披露目を兼ねた簡単な食事会の司会をすることになりました。
新郎新婦ならびに親族だけの少人数(約20数名)の宴です。

私はその時、司会者として一つやってみたいことがあります。
それは<司会を感じさせない司会>です。

イメージとしては列席者同士が交わす会話のリズムやトーン、声のキー、声の大小に合わせて、<あくまで会話の延長線上として司会コメントをしていく・・>と言う感じです。


多くの場合、『新郎新婦の入場です』の「新郎新婦」と言う言葉の発声は、かなりキーが高く大きな声でコメントします。言ってみれば<大げさな言い回し>が多いものです。

ここでの司会コメントの目的は、
1.新郎新婦入場のきっかけになる事
2.新郎新婦が入ってくることを列席者に知らせること
3.新郎新婦を迎える心の準備を列席者にして頂くこと

以上の3つです。
ですから取り立てて大きな声を出して、新郎新婦入場のコメントをする必要はない訳です。
キーを高くして喜びいっぱいの表現をする必要もないのです。感情が伴わない声の演出ほど耳障りなものはありません。

あくまで、そこにいるその人やあの人と話すが如く、新郎新婦入場のコメントをし、列席者一人ひとりに話しかけるように2人の紹介をし、実感する事があれば添えていく・・そんな自然体の司会をやってみたいと思います。

レクチャー台にも立たず、列席者と同じテーブルで食事を取り、できればマイクも握らず、要所要所で普通に話しかけるような雰囲気でコメントし、会話の延長線上で場面を展開していき、リードしていきます。

こうやって食事会がスムーズに進行し、閉宴となった時、司会は誰だったっけと言うくらいになれば実験は成功です。

実験が成功したら、司会の本質は、普通にしゃべればいい、声を作る必要はない・・と改めてブログに書きたいと思います。
さて・・うまくいくかなぁ・・?
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by qqbh8530 | 2008-01-15 15:42 | 司会

時間とプロ意識

『時間に対してプロ意識を持つ』
私の今年度の指針です。

私は披露宴司会と共に、ホテルウェイターの仕事もやっていますので、現場キャプテンやウェイターウェイトレス、そしてウェディングプランナーの<本音>を直接聞く機会に恵まれています。

当然司会者の評判や愚痴もよく聞きます。
先日聞いたのは、時間に対してルーズな司会者の批判でした。


『どんでん(披露宴終了後、次の披露宴会場に短時間で作り変えること)の時間がたったの1時間しかないのに、あの司会者は、冒頭からべらべら余計な事ばかりしゃべって、時間の意識が全くない。
おまけに、2件目の披露宴はヴィップが多く、絶対迎賓時間は遅らせられないことも言っておいたのに、最後までマイペース・・、ああいう司会者はうちではいらない・・』
厳しい言葉ですが、仕方ありません。会場側の都合ではありますが、プロ司会者として今後もそのホテル式場に出入りするのですから、真摯に受け止めるしかありません。

そう言う自分にも実は残念ながら思い当たるふしがあるのです。

私の司会の師、T社長は、常々<コメントを削る勇気、捨てる勇気>を口にしておりました。
全くその通りであります。

傾向として、私を含めて多くの司会者が披露宴冒頭の部分で、あれも言いたいこれも言いたい・・
新郎新婦2人の紹介の時にはこれも言わなければ、あれも紹介しなければ・・と、ついつい司会コメントのボリュームが多くなりがちです。

そこで
・司会者として本当に言いたいことは何かと自身に問う。
・削れるコメントは勇気を持ってばっさり捨てる。
・シンプルなコメントに絞りきり、その一言ひとことに心を込めていく・・。
・2人の紹介部分は、後半のどこかに回せる内容はないだろうか?
・省略できるコメントはないだろうか?
・言ってもいわなくてもいい内容はないだろうか?
・少しでもスムーズにスピーディーに紹介し、それでいて意を尽くした紹介方法はないだろうか・・と必死に探ってみる。そして少しでも余分な時間を削っていきます。

ただし、真に必要な時間は絶対に削りません。お二人から依頼された大切な内容のコメント等、ホテル側から、削って欲しいと言われても絶対削りません。これだけは譲りません。譲らなくていいのです。

ただそれくらい「時間」を意識すべきだと思っています。

以前、ホテルオークラ東京内の美容院の話を聞いたことがあります。
『ホテルオークラの列席者には、議員さんやVIPがとても多く、時間に制限のある方々が沢山いらっしゃいます。披露宴が時間通りお開きになるよう、お色直し時間を予定以上に延ばすわけには参りません。
色直し時間30分なら30分を厳守する為に、それはもう全身全霊を傾けて着付けをします。
なかにはのんびりしたお客様もいらっしゃいますので、気付かれないように、そして尚且つ時間内に納めるようにと、それはもう大変な神経を使っています。』

私は<プロの意識>を感じました。言葉は悪いですが<意地でも時間を守ってみせる>という迫力と気概を感じました。
これこそプロ魂だと感銘を受けたものです。


*打ち合わせに入る前に、ホテル側にその会場のドンデン状況を前もって伺っておく。
*ドンデン時間があまりない場合は、お客様に迷惑がかからない範囲で、少しでも時間短縮できる方向を 探っていく。(かえってこのほうが逆にリズムとメリハリが出ていい結果になる事も多々ありました)
*自身の司会のコメントをシンプルにしていき、少なくとも常套句や、自己陶酔型コメント等を言ってはいないかをもう一度吟味してみる。

こうして<時間>というものを改めて意識して司会に取り組みたいと思っています。
5日後に司会の本番が迫っています。
いい結果を出せますように・・!
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by qqbh8530 | 2008-01-14 23:57 | 司会
皆様、明けましておめでとうございます。
昨年はたびたびこのブログ「司会のウラワザ」にご訪問下さり、激励叱咤頂き、誠に有り難うございました。心から感謝申し上げます。有り難うございました。

年が明けてもう6日目ですが、
今年は山梨から、とてもよい初日の出を拝む事ができました。

さて以前にも書きましたが、1昨年から年末の行事として、晦日詣(みそかもうで)をしています。
ずーと初詣は欠かしませんでしたけれど、振り返りますと初詣でお願いばかりして、その願いが叶っても御礼一つせず、さらにまた翌年新たなお願いをしてきたものです。
さすがにこの年になると、お願いばかりして、少しもお礼をしていない事に気付き、知人からの薦めもあって、晦日詣もするようになりました。

晦日の境内は明日に備えて庭もきれいに掃き清められています。
とても静かで、大変清清しくお礼参りをするのにはピッタリの環境です。
「1年間無事に過ごす事ができました。ありがとうございました」と言葉を添えて手を合わせました。これからも続けていきたい習慣です。

ふと、<お願い>と<お礼>はセットになっている・・と思いました。
そういえば司会の仕事でも、冒頭で『本日の司会進行を仰せつかりました仲澤宏一と申します、どうぞ皆様宜しくお願い致します』と列席者に<お願い>をします。
宴は進んで、お開きの時、『これにて司会もお開きでございます。長時間のご協力誠に有り難うございました』と感謝の気持ちを添えて<お礼>を言います。

初詣のお願いと晦日詣のお礼が一つのセットになっているように、、司会の最初の<お願い>と最後の<お礼>も、時間の経過こそありますが、やはり一つのセットとなって繋(つな)がっているのですね。
そんな<言葉と言葉の繋がり>を意識できた時、言葉の表情も変わってくるのかもしれません。


<正月は自分の心を正す月>
この言葉を手帳の1月1日の欄に書きしるしてみました。

皆様、本年もどうぞ宜しくお願い致します
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by qqbh8530 | 2008-01-06 12:51 | よりよい人生の為に

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