司会のウラワザ

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蓼食う虫も好きずき

7年ほど前、披露宴の司会をしていてこんな事がありました。

ケーキ入刀、乾杯と順調に進行し、ほどなく新郎新婦はお色直しへ・・。
生ケーキはバックヤードに下げられ、ケーキを置いてあった小さい丸いテーブルの上にはもう何もありません。
なんとなく殺風景に思え、ぬいぐるみ電報のキティちゃんを3つほどそこに置いてみました。
我ながら気が利いたものだと内心思っておりました。

新郎新婦お色直し入場、2名の祝辞を頂き、再び食事歓談に入ります。
その時です。
メインテーブルの新婦が司会の私の方をみて、そっと手を上げ私を呼ぶのです。
すぐに新婦のところに行きますと、新婦は小さな声で言いました。
「あの人形(キティちゃんのぬいぐるみ)、下げて下さい」
理由を聞くのも野暮に思え、急いで撤収しました。

・・少女趣味と思われたくなかったのでしょうか?
・・お花やテーブルクロスの上品なイメージに<キティちゃん>は、そぐわないと思ったのでしょうか?
・・司会者が勝手に<キティちゃん>を置いたことに静かな抗議をしているのでしょうか?

いずれにしても、司会の私の身勝手な単独プレイです。
以前、ぬいぐるみ電報キティちゃんを司会レクチャー台や、メインテーブルの空いているところへ飾って欲しい・・という新婦がいたので、同じように喜ぶと思い、つい飾ってしまったわけです。


蓼<たで~道端に生える辛味のある野草>食う虫も好きずき・・ということわざを思い出しました。
その意は、人の好みは様々で、外部からはなかなか分らないものだ・・です。
キティちゃん人形も好きな人もいればそうでない人もいる・・

私はこの経験から、
披露宴前の祝電確認の時、ぬいぐるみを見て(わーかわいい・・)等の新婦の反応があった場合には、どこか飾りましょうか?とさりげなく聞くことにするようになりました。
反応が特にない場合はそのままにしています。

自分のこうして差し上げよう・・という思いやサービス精神も、時にひとり歩きしますので、やはり一応の了解確認が必要のようです。
こうして一つ一つの経験を次回に生かしています。
皆さんの経験も、良かったらこのブログを通してご紹介して頂けると嬉しいです。
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by qqbh8530 | 2007-11-27 06:40 | 司会

私の司会、あなたの司会

ちょっとイメージして頂けますか・・?

あなたは披露宴の列席者、今ご自身の席に座りました。
ほどなく司会者から、席札の裏には、新郎新婦からのメッセージが添えられている旨のアナウンスが入ります。
司会者のその声質・高さ・声の柔らかさ・雰囲気等を聴いて、あなたはどう思いましたか?

いいな・・と思いましたか?
特に違和感はないな・・と思いましたか?
ちょっと耳に引っかかるな・・と思いましたか?
あまりいい気分がしなかったですか・・?

どう思いましたか?そしてそれはなぜだろうと自身に問いかけてみて頂けますか?

いいなぁと思ったらそういう司会をします。
いやだなぁ、耳につくなぁ・・と思ったらそういう司会はやらなければいいのです。

とてもシンプルなようですが、とても大切な視点です。
ここから新人司会者はスタートです。
たくさんの先輩の司会を見て、自分の好きなスタイルや方向性を決め、それに向って努力研鑽を重ねていきます。
息の長い結婚披露宴司会者になる大切なコツです。
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by qqbh8530 | 2007-11-17 09:43 | 司会

譲る心

高齢の父を助手席に乗せ、狭い路地を入る。
対向車と鉢合わ・・、私の車は軽乗用車、相手は大型のステーションワゴン車。
両者、一瞬、譲らず・・。
相手の出方を待つ・・。
その間約2~3秒・・。

相互通行できるスペースまでは、
私の後方約10メートル、相手後方約5メートルで、距離的には相手のほうがバックしやすい距離。
それでも私の方がちょっとだけ早く車をバックさせ始める。相手も少しだけバックしようとする。

その時、助手席の父が語気を強めて言う。
「なんでお前が下がるんだ?向こうの方が下がるべきだ!」と。
それでも私はバックして、相手に通り道を譲りました。

父の言い分は、
相互通行できるスペースまでの距離が近い方が、下がる(バックする)べきだ・・という言い分です。

私の言い分は、
相手は大型車、バックして相互通行のスペースを確保するのは、小回りの利く私の軽自動車の方が、時間的にも精神的にも楽だと思ったから私がバックする・・という言い分です。
その時の状況からすれば、父の言い分はもっともな事で、正しいと思います。

ただ、
私には、道を譲られた、相手の運転手の声(ツブヤキ)が聞こえるような気がします。
<本来なら私がバックすべきところを、仲澤さんがバックして道を譲ってくれた。すみません、お手数おかけしましたね、どうもありがとう!>という声が聞こえるような気がします。
そしてきっとその方も、今回の体験を糧に今以上に、譲り合いの精神をいつかどこかで発揮して下さるのではないかと想像するのです。

そうしますと、私の<譲る気持ち>がいい循環となって世に広まっていくと考えると、私は大変良いことをしたことになります。(あくまで、交通事情も許され、譲り合いという視点に立った場合の事ではありますが・・)

道を譲る・・今回の事は、私の仕事柄(司会業、ウェイター等のサービス業)から出た、瞬時の判断だとも思われます。

相手に譲る気持ち・・相手の喜びを自分の喜びとする姿勢・・、サービス業の原点であります。
笑顔、誠実さ、そして譲る心・・この3点セットを私の心に改めてプレゼントし、さらに司会にそしてウェイターの仕事に専念したいと思っています。

・・・・・
ブログ発信も大分ご無沙汰してしまいました。
ここ3週間ほど、なぜか全く書けない日々が続きました。
苦しくもあり、あせりもありましたが、無理はしないでいい・・と自分で自分に言い聞かせておりました。
たまたま、ちょっとした日常の些事から、ふと書く気が静かに湧いてまいりました。
1週間に2回から3回の更新予定ですが、どうぞ今後とも宜しくお願い致します。
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by qqbh8530 | 2007-11-13 19:29 | よりよい人生の為に

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