司会のウラワザ

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よりよい人生をめざして                       

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・・・さて今は、披露宴後半、食事歓談が続き、少々間延びした宴の雰囲気です。
10分後に、新郎友人の余興を残すのみになりました。余興の内容や段取りは先程アシスタントからその詳細を聞いています。
また司会の私からの<余興の紹介コメント>は考えてあり、余興終了時のコメントも決めています。準備は万端です。

それでも司会者として、改めて余興担当者(お客様)のところに行って情報を集めるのがプロの仕事・・時間はたっぷりあるのです。
「後ほど、よろしくお願いします。何か紹介して欲しいこととかありますか?」なんて聞けば、一つや二つ知らなかったエピソードが手に入り、コメントの引き出しが増え、アナウンスの内容も充実してきます。
そうすればいい仕事ができる事はわかっています。
でも・・、
今日はなんとなくかったるくて・・腰が重いのです。


そんな時、私は自分に問いかけます。
私の頭の中で自分自身との対話が始まります。

『本当にそれでいいのか?もうちょと頑張ればもっといい形になるのに・・』
『いや、もう十分いい形だ。一応の合格点をもらえればそんなに無理する事はないさ』
『でも、お前プロだろう、誠実さが<売り>じゃぁなかったのか?どんな時もベストを尽くそうよ』
『今日は腰が重いんだ、また今度頑張るからさ』

自問自答を繰り返し、そして意を決して席を立ち、余興担当者(お客様)の所へ向います。私は話しかけます。
『余興の内容は先程アシスタントから聞いています。結構いい感じですね。この楽しい企画を思いついたのはあなたですか?』
『先程リハーサルを見せて頂きましたけれど、結構練習したでしょう。いいですねぇ。
よくある、練習という名目でただの飲み会で終わっちゃった・・なんていう感じじゃぁ、全然なかったですよ。なんだかすごく楽しみです。』
そんな言葉かけをすると、結構いろいろなウラ話をしてくれます。お客様とも親密になれます。
ある程度親密になっておけば、司会のコメントを少々とちっても許してくれます(笑い)

いずれにしても余興関係は、司会者がいざGOサインを出しても、段取りが間に合わず、なかなかスタートできない事が多いようです。そんな時、妙に不自然な間(ま)ができるものです。
その時、先程の集めた情報が生きてきます。

さてさて、という事で、余興も大成功、大きな拍手で幕が下りました。
司会者としても、どうにかうまく<間>を埋める事もできました。
余興担当者(お客様)も笑顔でお礼を言いにきました。

この時、私は初めて<手を抜かなくて良かった>と、心底思うのです。

こんな繰り返しの中で、司会者として人間として、少しづつ成長していくのかもしれません。
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by qqbh8530 | 2007-09-30 17:47 | 司会

打ち合わせのコツ

友人司会者の皆様、あるいは新人司会者の皆様、
打ち合わせはむつかしいですか?大変ですか?

今日は、披露宴司会の<打ち合わせのコツ>について、一緒に考えてみたいと思います。

司会者10人10色・・打ち合わせの仕方もそれぞれでしょう。
それでも共通するやり方があるはずです。
何人かの司会仲間に聞いたところ、いくつかの共通点が出てきました。
その一つに、<大まかに全体像をつかんだ後に、詳細を聞いていく方法>が挙げられます。

A.まず最初に、大まかな流れ・進行を聞く。
B.それを以下のように書き出す。(あるいは進行表に書き加えていく)

1.新郎新婦入場
2.開宴の辞
3.新郎新婦からウエルカムスピーチ
4.司会より二人のプロフィール紹介
5.主賓2名
6.ケーキ入刀
7.乾杯
8.お食事スタート・・9.10.11・・・

ポイントは、上記のように、目で見て全体像が把握できるようにすることです。
いきなり細かく詳細を聞いていくと、訳が分らなくなってしまうので、必ず全体の進行を決め、書面にしてから詳細を聞きます。

C.詳細を聞く時は必ず進行の順番にそって、詳細をお伺いしていきます。
ただし、3のプロフィール紹介についての取材は、一番後回しにします。かなり時間がかかるからです。

留意点は、今話している(相談している)内容は、全体の進行のどのあたりのことを話しているのかを、司会者もお客様も常に明確にしながら、打ち合わせを進めていくことだと思います。
慣れてくるとたとえ横道にそれても、すぐにそれに気が付いて、元へ戻すことができます。

まとめます。
◎大まかな流れを書き出し、その後詳細を聞いていく。
◎プロフィール取材は一番後回しにする。

この2点を抑えるだけで、打ち合わせは格段に、スピィ-ディーにスムーズに進む事と思います。共に頑張っていきましょう!
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by qqbh8530 | 2007-09-29 21:20 | 司会

期待にこたえて・・

結婚披露宴~
宴も中盤、新郎新婦がお色直し整い入場、そして今メインテーブルに着席しました。

ここから後半のスピーチ余興が始まります。
友人スピーチが2組、唄が1曲、余興が一組・・そして締めくくりのセレモニーの花束贈呈・謝辞へと進みます。

司会者としては、
友人スピーチ1から友人スピーチ2へ、さらに唄、そして余興へとただただ繋いでいけば、一応司会者としての役割は果たせます。

友人司会は、これで許されますが、プロ司会になるとそうはいきません。

新郎新婦はじめ列席者は、司会は友人ではなくその道のプロフェッショナルの司会者ということで、それなりの<期待感>を持って列席しています。
その期待感に大なり小なり答えてこそ、お客様は満足し主催者はその部分に代金を支払う訳です。

さて、列席者のプロ司会者に対する<期待感>には、いったいどんなものが考えられるでしょうか?思いつくまま挙げてみます。

しゃべりの滑らかさ/スピーディーでスムーズな進行/ユーモア・コメントの新鮮さ・斬新さ等、他には列席者の思いをうまく代弁してくれる/会話のキャッチボールをしてくれる/意志のキャッチボールをしてくれる・・つまり列席者の思いや感情をうまくすくい取り、共感しながら進めてくれる司会者を期待しているわけです。

*しゃべりの滑らかさは、発音発生の練習や外郎売など繰り返し読み込むことで対応します。

*スピーディーでスムーズな進行は、内容をしっかり把握しておくことで対応します。あとは経験を重ねていくしかありません。

*ユーモアや新鮮なコメント、意表をつくコメント斬新なコメント等は、日ごろから<言葉や慣用句>にアンテナをはって、楽しみながらボキャブラリーを増やしていきます。

*言葉の重みや説得力は、最終的にはその司会者の人間性、人となりになりますので、これは日々人間性を高める努力をしなければなりません。
それには志(こころざし)を高く持ち、理想とする先人達や師に学び追いつこうと努力する事だと思います。その集積がやがてその人の幅を広げ、言葉に奥行きを与えると思うのです。

*披露宴はライブです。
お客様と会話のキャッチボールをすると会場全体の表情が変わってきます。
例えば、余興が終わった後、司会者が会場右手真ん中左手と視線をゆっくり移動しつつ、如何でしたか、素晴らしかったですね、あっお客様も感動なさいましたか・・等列席者と会話をしながら、「どうぞご友人の方々に今一度拍手をお送り下さい」と締めくくる・・といった感じです。

*また列席者の思いをすくい取ってうまく代弁する。
例えば、入場してきた新郎新婦、新郎はせっかちに早足で歩く為、新婦との距離が次第に開いていく・・そこで司会者はこうコメントします。
「新郎○○さん、ちょっと後ろをごらんになって下さい」この一言ですべてが解決します。
新郎は振り向き、笑みを浮かべ、お客様はホッとし、そこに和やかなムードが流れます。
お客様の思い(あぁ、新郎新婦との距離がどんどん離れていくぞ、これはあまりよくなかんべぇや)を司会者がスッとすくい取って代弁したわけです。



まだまだいろいろあると思いますが、以上の点をちょっと留意しながら司会をするだけでずいぶんとプロらしくなるのではないでしょうか。つまりお客様の期待感に答えるような司会になるのではないでしょうか。

またいくつか司会コメントの例を挙げましたが、もっといい言い回しをする司会者がいっぱいいらっしゃる事を承知の上で、あえて<たたき台>として書いてみましたのでそのつもりでお読み頂けると嬉しいです。
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by qqbh8530 | 2007-09-27 17:15 | 司会
結婚披露宴進行は、なかなか複雑です。
複雑だと思うと、余計むつかしく思え、司会は楽しいどころか難儀な事になります。

でもちょっとした考えようで少しは楽になります、楽しくなります。

その考えようとは・・
①最初と最後のセレモニーは、間違えないように明確にアナウンスすればいい、気の利いたコメントはあえて入れなくても大丈夫と考える。

②乾杯後は、AからBへ、BからCへ、CからDへ・・とただ繋げばいいと考える。


こう考えると少しは気が楽になると思います。
①については前回考えてみました。今回は②について皆様と一緒に考えてみたいと思います。

②については、特に友人司会者やデビュー間もない司会者は、欲張らないでAからBへ、BからCへ・・ただただ繋いでいけばいいと割り切る事が必要と思うのですが如何でしょうか?

つまり、乾杯後、一間あって、例えば・・
A:ここで料理長よりお料理の紹介がございます。
B:次に新郎の幼なじみ○○様よりお祝いのスピーチがございます。○○様よろしくお願い致します。
C:○○様、ありがとうございました。それではここで新郎新婦はお色直し、しばらくのお時間を頂戴致します。
D:それではこれより約30分くらいのお時間は、どうぞお食事ご歓談でお過ごし下さい。ご協力ありがとうございました。

以上のようにAからBへ、BからCへ・・ただ繋いでいけば良いのです。
そして時折り、司会者の実感した事があれば添えていきます。
例えば、友人のスピーチに司会者として感動したら、
『持つべき者は友人!温かいスピーチに感動致しました。○○様、ありがとうございました』
実感が特に無ければ無理にコメントを添える必要はないと考えます。


まぁ、こうやって、ただAからBへ・・と繋いでいき、時折り実感を添える・・友人司会はこれで合格点を取れます。
うまくやろう、笑いを取ろうなんて思わないで、押さえどころ(最初と最後をキッチリやる)をしっかり押さえ、あとはAからBへと繋いでいけばいいのです。実感があればちょっと添える。
そしてなによりもまじめに一生懸命やるといいと思います。
そうすれば、友人ならではの、プロには出せない新鮮な印象がお客様の心に残るのです。

しかし・・
しかし・・
プロ司会者となると、このレベルでは寂しいものがあります。
列席者の<プロ司会者への期待値>が、友人司会に比べ、グーンとアップしてしまうからです。
プロ司会者としてどのようなつなぎ方が考えられるのか・・次回また一緒に考えてまいりましょう。
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by qqbh8530 | 2007-09-23 17:08 | 司会
披露宴司会者の基本的な心得として、前回、披露宴全体を複雑に考えないでシンプルに捉えることを提案致しました。
特に友人司会者や新人司会者には大切な心得と思います。

もう一度復習してみますと・・、
最初と締めくくりのセレモニーはキッチリやる、乾杯後はAからBへ、BからCへ、CからDへとただ繋いでいけばいいと考える・・。

オープニングから乾杯までの最初のセレモニーと、締めくくりのセレモニー(ご両親への花束贈呈から謝辞まで)は、シンプルに間違えないようにキッチリやる。

キッチリやる・・とは、間柄・肩書き・氏名そして進行内容等を、間違えなく明確にアナウンスするという意味です。
この部分はあらかじめわかっていますので、何回も練習できますし、気のきいたコメントをあえて入れなくてもなんら問題はありませんので、緊張はしますがどうにか乗り越えられると思います。

たとえオープニングでつまずいても、最後の締めくくりのセレモニーだけでもしっかりキッチリやれれば、それだけでも司会の印象は良くなります。十分挽回できるのです。
つまり、最初より最後の方がポイントが高いのです。言ってみれば、終わり良ければすべて良し、結果オーライといったところでしょうか。

まとめますと、
披露宴全体を複雑に考えないで、最初と最後のセレモニーをしっかりキッチリやればいいんだと考えるのです。
司会に自信が持てない方は、欲ばらないで、
せめてラストのセレモニーだけでも全力投球でやってみせる!最低限それだけはキッチリ抑えておこう・・と自己暗示をかけるのです。

披露宴中盤、乾杯後の、AからBへ、BからCへ・・のつなぎ方は、また次回取り上げてみたいと思います。
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by qqbh8530 | 2007-09-22 17:46 | 司会
プロ司会者としてデビュー直前の時、緊張しきっている私にT社長はこうアドバイスして下さいました。

『披露宴の最初と終わりは、余計な事は言わないで、シンプルにきっちりやる。
それ以外は、AからBへ、BからCへ、CからDへ・・とつないでいけばいいんだ。ただそれだけなんだ』
その時、なにか気分的にずいぶん救われたような気がしたことを覚えています。


デビューして20年たった今でも、そのアドバイスはしっかり生きています。
超VIPの方の出席披露宴、非常に気難しい親御さんのいる披露宴、御両家があまりしっくりいっていない披露宴・・等々、何かと気をもむ披露宴司会を担当する時、やはりいつも以上に緊張します。

そんな時、必ずT社長のアドバイスを思い起こし、こう自己暗示にかけていきます。
<最初と最後をシンプルにきっちりと押さえておきさえすれば、どうにかなるだろう・・いやきっとどうにかなるはずだ。
後は宴の中で、使う言葉に留意しながらAからBへ、BからCへ・・と繋ぐだけでいいんだ。
無理する事はないんだ、時折り実感したことを、コメントとして添えていけばいいんだ。
大丈夫、うまくいく、絶対大丈夫だ!・・>
こう自分自身に言い聞かせ、マイクを握り、第一声を放ちます。

『皆様、お待たせ致しました。新郎新婦の入場です。』

キッチリと・・そして繋ぐ・・
披露宴司会の極意かもしれません。
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by qqbh8530 | 2007-09-20 18:26 | 司会

声なき声・・

又今日も一つの披露宴が楽しいうちに幕を閉じる・・・。
花束贈呈~両家代表謝辞・・そしてお開き。

司会の私はこう締めくくります。
『以上を持ちまして○○・△△御両家の結婚披露宴、ここにめでたくお開きとさせて頂きます。ご協力誠にありがとうございました。
司会の仲澤宏一、こちらもお開きでございます。
どうもありがとうございました!』

しばらくして、担当キャプテンが司会の私のところに近づいてくる。
『仲澤さん、お疲れ様です。ありがとうございました。』
(いい笑顔だ、特に問題なかったようだ)と司会の私はほっと胸をなでおろす。


主賓の方がこちらに向ってくる。
『ご苦労様。あなたはいい司会をするね!いろいろ余計な事を言わないからいい。頑張りなさい』
(ヤッホー、やったね!)と私は心が躍る。


ヘッドウェイターも笑顔で話しかけてくる。
『お陰さまで時間内に終える事ができました。さすがですねぇ』
(この さすがですね に弱いんだよなぁ、俺・・でも嬉しいね。)


こうして今日の司会の出来具合を、関係者の言葉と笑顔で推測し、心の中で<良し>とするのです


ところが・・。

翌日、披露宴担当者から私の携帯へ電話が入り、留守電にはこんなメッセージが残されています。
『昨日はありがとうございました。一つ確認したい事があるんですが、新郎の宮城のおじ様から祝電、御披露して頂いたでしょうか?新郎のお母様からお問い合わせがございました。このメッセージキャッチしましたら担当○○までお電話頂けると助かります。』

その日は約60通近い大量の祝電。
新郎新婦共に祝電に関しては司会者にすべて一任です。
それでも念のため、いつもご両家ご両親にも確認を取っています。
そんな日に限って、両親には特に確認は取っていませんでした。

宮城のおじ様の関係者から、おじの打った祝電を読んでくれなかった・・とお母様にクレームがあり、担当者へ問い合わせがあったようです。

言ってくれたからこそ、あからさまになった一列席者の<おおいなる不満!>。

もし言ってくれなかったら・・、私は何も知らず、自分の司会にOKを出し、
かたや宮城のおじ様方には(せっかく打った祝電なのに、披露してくれなかった・・)と不満が残るわけです。

言うほどでもないがちょっとここが、ちょっとあそこが、いただけないなぁ・・こんなことがたくさんあるのかもしれません。

司会という仕事は、こういう声なき声の、いつもすぐ隣り合わせにいる仕事なんだなぁ・・とつくづく噛み締めました。


<おごれる者久しからず>
声なき声を聞き取ろうとする<謙虚さ>に思いを馳せた出来事でした。
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by qqbh8530 | 2007-09-11 12:31 | 司会

ことばのウラオモテ

『もう司会者さんにすべてお任せしますわ。どうぞお好きなようにやってくださいな!』と品の良い新郎のお母様。

司会の私は今度は新郎新婦に尋ねます。
「(披露宴に関して)お二人からのご希望は何かございますか?」
『母の言う通り、司会者さんにすべてお任せ致します』と新郎新婦。
私は「はい、かしこまりました」と返事をする。


打ち合わせが進むうちに、お母様も新郎新婦も、実に<細かなこだわり>を持っていることが分ってきます。
私は、(すべて司会者にお任せする・・といった割には、ずいぶん細部にわたりこだわりがあるんだなぁ・・)と心の中でつぶやきます。

さらにもう少しすると、
お母様と新郎新婦との、<両者の意見の食い違い>も次第に明らかになってきました。
(両者共に私にお任せしますと言っている割には、どちちも違う方向をむいているようだなぁ・・)と私は心の中でつぶやきます。


私は両者の言い分を丁寧に聴き、問いかけ、提案し、両者の溝が少しでも埋まるよう心がけました。
その甲斐あってか、時間もかかりましたが、少しづつ両者に歩み寄りが見られるようになって来ました。

私はこの時初めて二つのことに気が付きます。
*両者の言う『すべてお任せ致します・・』は、進行内容も含めてすべてお任せする・・という  意味ではなく、全面的に司会者さんを信頼しているという信頼感を示す言葉だったのです。

*『お任せします』の奥には、お互い(お母さんと新郎新婦)の意見の食い違いをどうにかして下さい ・・!という願いが含まれていたのです。
(だったら始めからそう言って下さいよ・・)と私はつぶやいたものの、
言うに言えない事情や思いも司会者さん察して・・!というメッセージが聞こえるような気がしてきました。

人間だもの、みんな有りさ・・。

人それぞれの心のひだ、家々の事情、その人のプライドや偏見、その方のわがままや甘え・・そのどれもが人間ゆえの、その人にとっては<真実の思い>に違いありません。

その少しでも受け止めすくい上げて差し上げられるようになると、心の通う本当にいい打ち合わせができるようになると思うのです。
その道は険しく遠いものでしょう。それでも・・ね、高いハードルにあえて臨みたいと思います。
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by qqbh8530 | 2007-09-05 17:30 | 司会

司会とコーヒー・・

20代の若かりし頃、東京は田無のドライブイン「レストラン アロー」でカウンターマンをやりました。
私は毎日そこで、コーヒー豆を挽き、布のフィルターを使って、円柱の形をした寸胴という大きな容器にコーヒーを落とします。確か一つの寸胴で50杯くらいのコーヒーを取ることができたように思います。

1日3回から5回コーヒーを落とします。
コーヒーが出来上がると、毎回毎回チーフのところに持っていき、味見をして頂き、批評して頂きます。
なかなかOKをもらえない時期が続きましたが、ある時チーフはこう言って下さいました。

『仲澤君、今日のコーヒーはおいしいねぇ・・。
ウン、これでいい・・、これでいい・・、これならいける・・!
仲澤君、今日のコーヒーでいこう。
これ以上おいしくならなくていいから、この味をしっかり覚えて、いつでもこの味を出し続けてごらん。
そうすればきっと、仲澤君の落としたコーヒーを飲みたい・・仲澤ブレンドが飲みたい・・と君のコーヒーを飲むために、お客さんが来てくれるようになるんだよ』

この言葉に支えられ、勇気付けられ、私はますますコーヒーの世界にのめりこんでいきます。
しかし人生皮肉なもので、
少々頑張りすぎて、胃をすっかりやられてしまい、仕事を続ける事ができませんでした。

さて、以上のコーヒーにまつわる思い出話を、プロ司会(披露宴司会)に繋げて考えてみました。
おいしい仲澤ブレンドと同じように、
『安定した仲澤らしい落ち着いた司会』という<私の味>は、ずっと出し続けていきたいと思います。

今回の司会は素晴らしかったが、時々メタメタになる時もある・・ようではいけません。
好不調の波がありすぎるのはプロとして失格です。

少々のアクシデントはものともせず、いつも変わらず安定した落ち着いた司会をしてくれる・・というイメージ(仲澤ブランド)が、信頼感に繋がり、安定した発注に繋がるのではないでしょうか?

*司会の知識技術は進化発展していく。
*司会の姿勢は、いつも変わらず同じように、安定した落ち着いた司会が提供できる。

司会者としての<おいしい味>が、コーヒー仲澤ブレンドのようにいつも提供されてこそプロといえるのではないでしょうか?


大リーグのイチローは、プレイボールの何時間も前に球場入りし、チームメイトの集合までの間に、丁寧に自身の身体をほぐしストレッチを欠しません。
この姿勢が、変わらぬ活躍のベースとなっています。

それでは司会者は、<変わらぬ活躍>を持続させるのには、いったい何をすればいいのでしょう?

明日は久しぶりのオフ。
今夜は、秋の風を感じながら、そんな事をじっくり考えてみたいと思います。
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by qqbh8530 | 2007-09-02 19:34 | 司会

よりよい人生をめざして                       


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