司会のウラワザ

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よりよい人生をめざして                       

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情熱のゆくえ

トリノ オリンピック フィギア女子
荒川「金」 村主4位 安藤15位・・・

・・・・・4位の村主について、ニュースはこう伝えていました。
『採点基準が変わって技術に走る選手が多い中、村主は自分らしさを表現し、会場の雰囲気を変えた』  と。

トリノに着いた村主は、オリンピックの看板を見る。
<Passion lives here!!> (情熱はここにあり)
村主は、この言葉に出会い、自分の気持ちにフィットし、がんばれたそうです・・・・・。

以上は私のコーチ仲間群馬のAさんのブログ<コーチング修行>から1部転載させていただきました。


<情熱>と聞くと一つ思い出すことがあります。以前にも書いた記憶がありますが・・。

プロ司会者になって6年目の頃、私はなぜか、司会の仕事にまったく興味が持てなくなってしまいました。
悩んだあげく、司会はやめ、サラリーマンになりました。
レンタル電話と金融の会社です。S社長には大変お世話になりました。

私は金融部門 借金取りをやりました。押しの弱さがたたって仕事はまったくうまくいきません。

ある時、集金に行った先が、なんと火事に見舞われ、まさに消火したすぐあとでした。
一家丸ごと焼けてしまったところへ、私は集金に行ったのです。

先方は怒りました。
『あんたらは、家がこんなんなってもお金取りにくるんか・・、この人非人!』

私は、お金は受け取らず、逃げるようにその場を立ち去りました。
もういやだ、この仕事は向いてない、もういやだ、もうやめよう・・・と、心の中で叫びながら・・・。

その会社をやめました。そして思いました。
<どんな仕事も尊いけれど、婚礼司会の仕事って、なんてきれいな仕事なんだろう!>

あくる日、以前所属していたプロダクション社長のT氏に会って頂きました。

私は<もう一度司会をやらせてほしい>と、社長に懇願しました。
返事は<NO>でした。

T社長曰く
『勤めていた仕事をやめてしまったからとか、生活のために司会をやりたいとか言うのなら、こちらはNOサンキュウだ。

第一、新郎新婦に失礼だ。

デビュー当時の宏一の<あの情熱>は、一体どこに行ってしまったんだ・・?

今日は帰りなさい。家に帰ってよく考えてみなさい。
あの頃のように、情熱を持って司会をしてみたいと心から思ったら、もう一度私の所にいらっしゃい・・』

それから2週間ほどして、T社長と改めて話しをし、私は念願の司会へ<カムバック>することができました。

そして<今の私>があります。

私は自分自身に問いかけます。
「仲澤君は、司会の仕事に情熱を持てますか?」

私は
「ハイ」と答えます。




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by qqbh8530 | 2006-02-25 03:03 | 司会

その意味

司会の仕事をやっている関係で、告別式や精進落とし、社葬やお別れ会、一周忌法要等の司会の依頼を受けることもあります。

3ヶ月ほど前、ある僧侶からこんな話しを伺いました。
『いろんな説があろうかと思いますが、私はこのように解釈をしております・・・』と前置きされてお話し下さいました。

臨終を迎えた者への<末期の水>は、釈迦が臨終の際に水を求めたという言い伝えからきたものだそうです。
死者の蘇生を願い、それが無理でも死後の世界で渇きに苦しむことのないようにと祈る、死んでいく者への最後のはなむけともいえる儀式だそうです。

臨終を迎えた者の顔に<白い布>をかぶせるのも、もしかしたらこの白い布がかすかに動いて息を吹き返えしてくれるのではないか・・という、死者の蘇生を願って被せるのだそうです。

最後の対面が終わったあと棺のふたを閉じて、くぎ打ち を行います。
このくぎ打ちも、死者が無事冥土に着くようにとの願いを込め、<三途の川>の川原の石を意味するこぶし大の石を使って打つのだそうです。
これもまた、この石を打つ音を聞いて、もしかしたらもしかしたら眼を覚ましてくれるかもしれないという、死者の蘇生の願いが込められているそうです。
(1部仲澤の記憶のあいまいな部分は、横山潔監修<葬儀・法要の知識百貨>の数箇所を引用し記述させて頂きました。)

どれも皆共通して、死者に対しての蘇生の願いが込められているようです。

又、だいぶ昔、ある方から聞いた話しです。
仏様はお線香の匂いやお花の香りが大好きです。
そして臨終を迎えた者が自分の死を少しでも早く悟って、無事天上界へたどり着いて頂きたいとそう願い、残された者がお経を読み、手を合わせ祈るのだそうです。

神式、仏式、キリスト式・・いろいろな宗派があって、それぞれにやり方や、意味づけが違う所もあろうかとは思います。
が、それでもやはり残されたものにとっては、もしかして・・もしかして・・と<死者の蘇生を願うこと>はどの宗派も人として共通しているように思います。

同時に、つらいけれど、哀しいけれど、寂しいけれど、<この現実を受け入れていかなければならない>という思いも皆共通しています。

葬儀法要等の一つ一つの<儀式の意味>を、少しだけでも知ることで、式への臨み方も変わってくるように思います。
あまり進んでは学びたくありませんが、その必要はあるようです。

今日は、知人のおかげで、死について、生きることについて考える時間を持つことができました。
同時に、生きていることの不思議さ、ありがたさもじわじわと身にしみて参りました。



その方とは、共にコーチングを学んだ同期の桜です。
向学心に溢れ、少年の眼をした、優しさ一杯のジェントルマンでした。

享年64歳。
今も尚学び続けているに違いありません。

『あまりこんをつめると身体に毒ですよ、たまにはゆっくりしてくださいね・・』
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by qqbh8530 | 2006-02-24 00:58 | よりよい人生の為に

永遠の未完成

私は、主に結婚披露宴プロ司会として約20年勤めて参りました。
もう一つ平行してやっているホテルウエイターの仕事は、25年以上になるでしょうか。

先日、教員生活30数年というベテラン教師と話す機会に恵まれました。

『ブログ読んでます。
やはり20年以上一つのことをやり続けると、スッと見えてくることがあるんですね。
司会にしてもウエイターにしても、<当たり前>を積み重ねると<特別>になる・・・あなたのブログからそんな言葉を思い出しました!』 と承認して下さいました。

まったく畑違いのプロの教員からお褒めの言葉を頂くと、そういうことに耐性のない私は、あっという間に有頂天です。
『あぁ、そうですか!そうですか・・、そう言って頂くと実に嬉しいです・・』なんて調子に乗っていると、その教員はさらに私にこう言いました。こう言い切りました。

『私は教員のプロではあるけれど、学んでも学んでも教員のプロとして、永遠の未完成である・・と思っています。
またそういう気持ちでなければ堕落していきます』・・と。

お酒を飲みながらの対談・・確かそんなことを話したような記憶がしています。
その方の<決しておごらず>の姿勢に私は頭が下がり、酔いも醒めました、眼も覚めました。
その言葉にその方の在り方に、その方の信念を感じずにはおれませんでした。

その信念とは・・・仕事の技術やテクニックの向上のため、日々の研鑽努力を怠らない。
           成功してもそこに安住しないで、尚一層更なる上を目指し努力すること。

考えてみれば当たり前のこと、この当たり前のことをやり続けることがまたむずかしい!その方の、<当たり前を徹底的にやり続けると特別になる>というメッセージはそのまま、<平凡をやり続けると非凡になる>というメッセージとつながっているように思い至ります。
以前演劇の先輩が、『仲澤君、持続がすべて、持続がすべてだよ』というメッセージにもつながってくるような気が致します。

プロフェッショナルの仕事の流儀・・・自身を常に<永遠の未完成>と位置付け<当たり前のこと(やるべきこと)を当たり前のこととして、きちんとやり続けること>、ということになるのでしょうか・・・?

<おごれる者久しからず!>いつも謙虚で素直な自分でありたいものです。

充実の2時間でした。



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by qqbh8530 | 2006-02-23 01:35 | よりよい人生の為に

内緒の話

私は司会の仕事を20年ほど続けて参りました。
ウエイターの仕事はもっと長く25年以上は続けています。
昔むかし大昔、20代の若かりし頃、演劇をかじっていた時代、先輩にこう言われました。

『仲澤君、<持続>がすべてだよ、<持続>が・・・』

その時はよく理解できませんでしたが、不思議と今では、しみじみとその言葉を味わえるようになりました。

ウエイターの仕事を<持続>させてきたからこその、<取って置きの話し>をこれからします。

誰にも内緒です。

内緒の話です。

私が発見した<接客のコツ>の話です。

誰にも言わないで下さい。

           ○     ○     ○     ○     ○

お客様にどんなことを頼まれても(そのホテルの営業可能範囲内で)、とびっきりの笑顔でこう言います。

『かしこまりました、少々お待ち下さいませ。』

たとえほかのお客様から大至急の依頼ごとがあった時でも、

その方だけのために 『かしこまりました、少々お待ち下さい・・・』 と、とびっきりの笑顔でそう言うのです。

          ○     ○     ○     ○     ○

3日前のことです。

ホテルでの着席パーティーの席、私はウエイターです。

私の担当外のテーブルのお客様から、
『お酒のお燗を1本頼んだけど、ぜんぜん来ないよ、どうなってるの・・・?』と少々お怒りのご様子。

一瞬私は心の中で、
(お客様、各テーブルごと担当ウエイターが決まっていますのでその者にご確認下さい・・・)
とつぶやきました。ちょっとムッとしました。

でもその言葉と感情をを瞬時に飲み込み、気持ちを切り替え、飛び切りの<作り笑顔>でこう言いました。
『かしこまりました、少々お待ち下さいませ・・』

燗酒をお客様の所へお持ちするまでのほんの1分の時間の経過の中で、私の心持ちは徐々に変化していきます。

お燗したお酒を持って、先ほどのお客様の所へ歩み寄ります。

今度は、喜んでもらえるという正真正銘の飛び切りの笑顔で、
『大変お待たせ致しました。お酒のお燗をお持ち致しました。もし少しぬるかったらおっしゃって下さい、すぐに温めてきますので・・』
『あぁ、どうもありがとう』とお客様も笑顔で返して下さいました。

ポイントは、たとえ一瞬ムッとしても、面倒だなぁと思っても、作り笑顔でもいいから、とにかく笑顔で対応することです。

笑顔を作ると、気持ちが柔らかくなるのです。笑顔を作ると心が優しくなるのです。たとえ作り笑顔ででもです。ぜひ試してみて下さい。

たとえ作り笑顔でも、笑顔で対応すれば、あとから本当の笑顔がついてきます
本当です。ぜひ試してみて下さい。
たとえ失敗してももう1回試してみて下さい。なんといっても<持続がすべて>ですので。



誰にも言わないで下さい。

内緒の話です・・・・。

あなただけに教えます。ぜひ試してみて下さい。


燗酒をお客様の所にお持ちする頃には、気持ちも晴れて、もっとお客様に喜んで頂こう・・・、そんな気持ちまで出てくるのです。

最初は作り笑顔でいいのです。あとからほんとの笑顔がついて出てきます。

形から入ります。本物の笑顔への近道です。



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by qqbh8530 | 2006-02-19 01:57 | ウエイター

EQは心のパワー

EQは、相手の言葉に<答える>のではなく、相手の心に<応える>センスである。(『EQを鍛える!』 二見道夫著 文香社 より抜粋。上記の< >は仲澤の記載です)

司会の仕事もウエイターの仕事もどちらも接客業といえます。
その接客業にとても大切なマインドが上記の文の中に凝縮されています。
私はここに、より良い司会者、より良いウエイターの<原点>があると思っています。

ホテルでの一場面。
両手にいかにも重そうなバッグを持った老人が階段を上っていく。
それを見たホテルマンはすかさずその老人のもとへ走りより、
『お荷物お持ち致しましょうか・・?』と声をかける。
 
老人は「いや・・、いい。」と答える。
それでもそのホテルマンは、重そうに見えるほうのバッグの取っ手に手をかけて、
『こちらの一つだけでも持たせて下さい』と言って、バッグを持って一緒に階段を昇る。
老人はふと笑みをこぼし、ホテルマンに『ありがとう、助かるよ』と感謝の気持ちを伝える。

『いや・・いい』と言った老人の言葉に<答える>のではなく、
『バッグを持ってほしいけど、頼みづらいなぁ』という老人の心に<応える>・・・このセンスが素晴らしい。
『いや・・いい』と言われれば、『あぁそうですか』とすぐに引き下がってしまう私です。

この言葉から学びます。
EQは相手の言葉に<答える>のではなく、相手の心に<応える>センスである・・・。
とっさの判断が必要かも知れません。もしかしたら親切心も<あだ>になるかも知れません。
一瞬迷うと躊躇(ちゅうちょ)する気持ちが膨らんできます。

それでもあの時の老人の<あの笑顔>を思い起こすとなんだか勇気も出てきます。
気が付いたその時、やって差し上げようと思った瞬間にもうからだが動いている・・・くらいになると嬉しいです。

    相手の言葉ではなく、相手の心に対して動け!

            ○     ○     ○     ○     ○

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by qqbh8530 | 2006-02-17 01:15 | よりよい人生の為に
司会の先輩からこんなことを教えて頂きました。

『仲澤君、司会者は孤独だねぇ。緊張するねぇ。だからこそ司会第一声の前までに、お友達を2人か3人作っておくといいよ・・・
緊張して少々<あがっていても、>司会第一声の時に、さっき友達になったばかりの方と目と目を合わせながらやれば案外うまくアナウンスできるんだよ!』

私のこれまでの習慣では、披露宴開宴まで、来賓を始めご列席の方々とほとんど接触を取っていませんでした。ですからいきなりの第一声で・・・
『大変お待たせ致しました、 それでは新郎新婦の入場です』とやっていたわけです。

先輩の言うとおり早速友達を作ってみました。

私のこれまでの経験では、
受付の方や新郎新婦のご兄弟の方々にコンタクトを取ると案外すぐにお友達になれるようです。

私はひとつのことを学びました。
緊張してあがりやすい司会者は、上がらないためのテクニックや心理コントロールを学びます。
それはそれで大切です。

でももうひとつ、開宴前友人を作ってみるという、まったく違った視点、他のアプローチの方法があったんですね。こうすれば少々の<上がり>はうまく処理できると思います。

司会のウラワザに入れさせて頂きます。


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by qqbh8530 | 2006-02-12 02:51 | 司会

手紙代読

今日は結婚披露宴の話をさせて頂きます。
披露宴の最終コーナー、新郎新婦からご両親へ<花束贈呈>があります。

その花束贈呈前に、新婦が自分の両親にあてた<手紙>を読むことがあります。ほとんど新婦本人が読みますが、時おり<代読>を頼まれることがあります。

男性司会者が、女性である新婦の気持ちを感じながら、新婦の書いた手紙を<朗読>するわけです。

新婦の気持ちを感じながら・・・ これが難しい。
ちょっと<ヒント>になりそうな新聞記事を見つけました。
2月9日朝日新聞朝刊29ページコラムニストの天野祐吉氏の<CM天気図>です。
仲澤の解釈で抜粋掲載させて頂きます。

『朗読はむずかしい。
棒読みでは、だめな放送記者のリポートみたいで情景がまるで見えてこないし、へんに感情を入れて読まれると、情緒を一方的におしつけられているようで、こっちはシラケてしまう。

僕達は朗読される作品を<耳で読みたい>のであって、朗読する人の<演技を聞きたい>わけではない。

まるで自分が読んでいるように思わせてくれるような、そんな透明人間であってほしいのだ』.
(太字カッコ類は仲澤の記入です。)

          ○    ○    ○    ○    ○

文の意味内容をしっかりつかんだ上で、さらりと自然体で代読する・・・
自分の代読する声を客観的に感じながら、代読する・・・

こんな心がけでトライして参りたいと思います。
とてもむずかしいけれど、やりがいがありそうです。

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by qqbh8530 | 2006-02-10 01:47 | 司会

夜空の星・・

あの時こうしてあげればよかった・・
あの時こう言ってあげればよかった・・
あの時、素直に謝っておけばよかった・・

凡人のたわごと・・・後悔は私の心の常連です。

その先輩は、いつも笑顔を絶やさず、
『仲澤、ちょっと来てごらん・・』
『仲澤、これどう思う・・?』
『仲澤、ここだけの話だけど・・ワハッハ・・冗談冗談・・』
いつもそう言って私に話しかけて下さいました。

私の愚痴も、いつも笑顔で『うんうん』と聞いて下さいました。

ウエイターの大先輩、私を本当にかわいがって下さいました。

その先輩の素晴らしいところは、いつも笑顔でやさしいところです。

その先輩の素晴らしいところは、『来るものは拒まず』のふところの深さです。

その先輩の素晴らしいところは、誰よりも聴き上手なところです。

思いやりにあふれる先輩・・・
まだまだその先輩のいいところをあげたらきりがありません。
陰徳、徳を積むとは、こういうことなのかも知れません。

その先輩の人柄の良さ 暖かさはいつでも満開です。

後輩のみんなも
後輩の仲澤も、かくありたい・・・!
素晴らしい人生の足跡を残して下さいました。

享年52歳、2月4日立春の夜、夜空の星になったのですね・・・。
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by qqbh8530 | 2006-02-07 02:06 | ウエイター

笑顔は文句の毒を消す!

司会歴20年
ウエイターの仕事はもっと長く、25年間やり続けています。

ホテルでのウエイターの仕事は、どちらかというとティームワークの仕事といえます。
半年ほど前の話ですが、その大切なティームワークを乱してしまった先輩の私に、後輩のウエイトレスのYさんは<文句>を言ってきました。

実はその<文句>の伝え方が素晴らしい。先輩の私も後輩のコミュニケーション力にすっかり脱帽致しました。

ある大きなパーティーがありました。約200名、当然たくさんのパーティー料理を、調理場から宴会場に運び込まなければなりません。運び込むためには運ぶ<料理運搬ワゴン>が必要です。
私はうっかり3台のワゴンの必要なところを2台しか用意しませんでした。

案の定すべての料理を運ぶには、もう1台ワゴンが足りません。時間的にも切羽詰って正直イライラしていました。
ついつい私は新人のウエイトレスMさんに『ワゴンくらいきちんと用意しとけよな!』と強く言い放ってしまったのです。

その女性はまだ入ったばかりで泣く泣く先輩のYさんに『昨日こんなことがあったんですよ』と相談したようでした。

それを受けてYさんが私のところに<文句>(正しくは私を諭しに来てくれたのですが・・・)を言いにきたわけです。

Yさんは終始<笑顔>で私に問いかけます。
『仲澤さん、昨日新人のMさんにこんなことを言いましたよね・・・?』

さらに笑顔で問いかけます。『それって少しおかしいと思いません?』

<笑顔>のマジックにすっかりかかってしまった私は、
実に素直に『うんそうだよね、Yさんの言うとおりだよね、自分でもちょっとおかしいなと思っていたよ、新人のMさんに完全に八つ当たりしちゃったね!Mさんに謝っといて・・。あっいや、自分で行くよ』


もしYさんが怒った顔で、『仲澤さん、昨日のMさんへの言い方、あれ、一体何なんですか?』とこられたら、きっとむっとして、かなり険悪なムードになっていたことと思います。

<文句>をいう時、あるいは<抗議>をする時、ほんの少しの<笑顔>があると、案外人は素直になれるのかも知れません。

少なくとも、売り言葉に買い言葉の乱暴な会話は避けられます。

そして笑顔があれば、(私を嫌っている、否定している・・・)という感じはたとえ持っていたとしても伝わりにくいので、比較的冷静な会話が進行するように思いました。

<笑顔で文句を・・・笑顔は文句の毒消しです>・・・一時が万事というわけではありませんが、なかなかパワーのあるマジック(コミュニケーション力)に思えてなりません。

後輩に教えられたひとつの思い出です。

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by qqbh8530 | 2006-02-06 01:16 | ウエイター
そのホテルの披露宴会場は、たてながの長方形でした。
新郎新婦の座るメインテーブルに向って、大丸テーブル(大きな丸い食卓テーブル)が横に3卓、縦に4列に並んだレイアウトです。

その部屋の一番後ろに司会レクチャー台があります。
メインテーブルと司会レクチャー台の間に、大丸テーブルが12卓あるわけです。多くの場合メインテーブル脇に司会レクチャー台があるので、今日の場合、司会者と新郎新婦の距離感をかなり感じました。

私は心の中で
(ちょっとやりにくいな・・・)と思いました。なぜなら新郎新婦の表情の変化がつかみにくいからです。
(ホテルの人に頼んで、レクチャー台をメインテーブル脇の前の方に移動してもらおう・・)と一瞬思いました。しかしすぐに思いとどまりました。

レクチャー台をここに置く理由が分るからです。ホテル側がここに置かざるを得ない事情が分るからです。

レクチャー台をメインテーブル脇に置くと、大丸12卓で会場密度が濃いため、食事サービスをするウエイターの<サービス導線>を確保するのが難しいからです。(たまたまこの会場ではテーブル数が多かったため、メイン脇後方からウエイターが出入りする状況でした)

私はホテルでウエイターもやっているのでその辺の事情はすぐ飲み込めました。

ホテル側は、会場レイアウトの関係とサービス導線確保のために、(申し訳ありませんが、司会レクチャー台は、会場後方に置かせて頂きます)と、やむなく置いたわけです。

     *  *   *   *  *   *   *   *   *

なかなかいい披露宴でした。
来賓祝辞や友人スピーチには、個性と思いやりがありました。
トリの余興は、一生懸命さとチームワークの良さがキラリと光りました。

司会の私は、レクチャー台が後ろにあるハンディはものともせず、会場内のあちらこちらを歩きながら楽しく司会ができました。(なかなかよかったぜ、宏ちゃん・・)

ケーキ入刀の時はケーキの近くで司会をしました。
友人スピーチの時も、前のほうに出て、スピーチをする友人のすぐそばで紹介をしました。
新郎新婦の表情もしっかり把握をしながら進行できたように思います。

レクチャー台が後ろ過ぎたら、司会者自身が前に出ればいいのです。
新郎新婦の表情が見えなければ、近くにいって見ればいいのです。(いずれもやりすぎはいけませんが)
司会はたとえレクチャー台が後ろにあっても、やり方次第で十分やっていけます。

私はデビュー当時を思い起こしました。
今日のようにレクチャー台が後ろにあったらまず不満を言っているでしょう。
不満を言いながら、レクチャー台からほとんど離れずに司会をしているでしょう。
盛り上がらなければ、(だってレクチャー台が後ろにありすぎて、やりにくかったんだから・・)と言い訳しているでしょう。

多少のハンディがあっても、やりにくい条件があっても、
黙って最善を探りできることを探す!そしてできることをやる!
そこにプロのプロたるゆえんのひとつを感じています。

不平不満を言う前に、今自分にできることを必死に探してみよう!司会のウラワザに入れさせて頂きます。


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by qqbh8530 | 2006-02-04 23:42 | 司会

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