司会のウラワザ

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音楽家 坂本龍一の手記に学ぶ

坂本龍一が語る仕事 という記事を朝日新聞の中に見つけました。
しゃべり過ぎない司会を志す方には、一つの指針になると思い、ブログにアップしてみました。

ある時、坂本は、大島渚監督から、<戦場のメリークリスマス>に役者として出てみないか?と声をかけられます。
坂本は、こんな演技素人の僕が役者を?と、驚きながらも、次の瞬間「音楽もやらせて下さい」と言っていたそうです。
映画音楽など一度も手がけていないのに・・。

坂本は、親しくなったプロデューサーのアドバイスを頼りに、1本の映画(市民ケーン)を見ながら、<映像と音楽の関係>を必死で分析します。

坂本が出した答えは、「分った答えはシンプルで、映像の力が弱いところに、音楽を入れればいい」ということだったそうです。
さっそく曲を作り、どの音楽をどのシーンに入れるかのリストを作り、大島監督と突合せをします。
なんと99パーセント、一致していたそうです。

さて上記の「映像の弱いところに、音楽を入れればいい」を、
司会の仕事に応用し、「登場者の力が弱い時こそ、配慮のある司会のコメントが必要だ」に書き換えてみます。

素晴らしいスピーチの時、また大いに盛り上がった余興の後の司会者のコメントは、実感を添えたシンプルな一言で十分です。ところが、ここでついついしゃべりすぎてしまいます。
でも、本当は、そうではない時、シラーっとしてしまった時こそ、司会者のさりげないフォローアップや視点移動を促すコメントが欲しいところです。質の良い喋りであれば、少々しゃべりすぎてもいい位です。

例えば、どんなに歌がへたでも、
・マイクの持ち方が、また一味違っていましたね。カラオケ大好き!そんな楽しい雰囲気がこちらにも伝わってまいりました・・もう一度拍手をお送りしたいと思います・・

・歌よりも何よりも(笑い)、その振袖姿、そのたたずまいが、また一段とあでやかで・・ある意味では、着物文化を大いに広めて頂いたような、そんな感も致します・・

・音程はマイペース(笑い)、でも懸命に歌う姿が、なぜか心に染み入りました・・〇〇さま、有り難うございました・・

突っ込みや笑いは、もちろん状況次第ですが、とにかく登場者の、どこかいいところを一つでも見つけ、そこに視点を移動し、実感を添えてアナウンスする。
そうやって調和を取りながら宴を進めていく・・

いつも、そううまくいくわけではありませんが、そう出来たらいいなぁと思っています。皆様は如何でしょうか?
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by qqbh8530 | 2009-04-26 20:05 | 司会

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