司会のウラワザ・・「ご」は ご勘弁
(ご)をなんと4回使っています。
もっとすごいのがあります。
「ご新郎様 ご新婦様の ご入場で ございます。」
(ご)を4回、(ご)に加えて(様)も2回使っています。
私は違います。
「新郎新婦の入場です。」・・・と言います。
スッキリしてると思いませんか?
ちなみに宮中晩餐会での、天皇皇后両陛下並びに皇族の方々の入場は、式部官の控えめながらも威厳を持った一言、「お出ましでございます。」・・・ここでの「ご」は、至極納得。
(ご)を使いすぎると、相手を尊重する気持ちが伝わりにくくなります。
心から相手を尊重していれば、言葉に「やわらかさ」や「あったかみ」が出ます。それで十分!
(ご)を使いすぎた丁寧すぎる言葉は、かえって耳障りに聞こえることすらあります。
初めて司会をする方々、やたらに(ご)を付けるのはやめましょう。
また「忌み言葉」もあまり気にしないで大丈夫です。
列席者は、おめでたい席に免じて、おおめにみてくれます。
もしもおおめに見てくれないような人がいたら、その人はうつわの小さき人です。
列席者の見ているところは、司会者の「真剣さ」と「誠実さ」です。
(ご)は使うほど面倒なことになります。司会のウラワザ・・(ご)はご勘弁。