春の風はこころの風
自分は物事を良い方に考えるか?悪い方に考えるか?
悪い方に考える確率の方が断然高いような気がする。
両親も何かあるごとに、やれこれが心配だ、やれこうなったらどうする?やれ不安で寝られない?と私に訴えてきた。
心配する事で、自分のアイデンティティ(自分の正体や主体性等)を確認しているような気さえする。
そんな環境も影響していると思う。
何かあると、私は<自動的に悪い方に悪い方にと考えてしまう癖>が付いているようだ。
たいした問題ではないと思っていた。
しかしこれは実に大きい問題だ。
人生いたるところに転がっている問題という問題を、悪い方に悪い方に考えていく人生・・
人生いたるところに転がっている問題という問題を、良い方に良い方に考えていく人生・・
この歴然たる違いに気が付いた。
想像してみよう・・
A4大の真っ黒な画用紙に、虫眼鏡を使って太陽の光を画用紙上に集約させる。その光が点となった時、画用紙から煙が立ち始め、やがて燃え広がる・・
人生悪い事に焦点を合わせていけば、悪い事ばかりが燃え広がっていく・・
相手の悪い所に焦点を合わせていけば、相手の悪い所がはますます見えて、苛立ってくる・・
逆も又真なり!
悪い方に考えれば、どう転んでもどうせろくな事はない。
良い方に考えれば、それでもろくな事はない時があっても、良い方に考えたお陰で良い事が起こることもあるだろう。
どっちへ転んでも、良い方に考えた方が良い事が起こる確率は確かに高い。
なぜこのことに気が付かなかったのだろう?
あっ!もう悪いように考えている。
いやぁ、良いことに気が付いて本当に良かった、良かった、ツイテルツイテル!
日本人の平均寿命からして私の人生もあと30年から40年だろう。
この30年、40年で自身の不誠実な言動の罪を償い、物事を良い方に考え、明るい人生を歩み、その充実感を冥土のみやげにして行こう。
・・・ふとそんなことを考えた。
今日は爽やかな晴天、春の風を感じてこころも元気だ。