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司会のウラワザ

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コーチングを生かす

コーチングを生かす_d0054785_11142100.jpg時折ですが縁あって、司会の後輩達が、私の「司会の見学」をする機会があります。

披露宴終了後、後輩に感想を聴き、必要なアドバイスをします。それはそれでいいのですが、最近、せっかくの見学の機会を、見学者にとって、もっともっと「実り多い効果的なものにしたい」と思うようになりました。

「コーチング (質問によって相手の可能性を引き出すコミュニケーションの一つの方法)」を学び始めて1年になります。見学者への対応に、その「コーチング」を応用してみました。確かな手ごたえを感じました。

『この見学のあなたの目的は何ですか?目的はどの程度達成されましたか?』『この見学から、精神的なこと、あるいは技術的なことで得たものはありますか?そしてそれは、あなたにとって、どのように応用できそうですか?』『もしそのやり方を実行するとしたら、どんな手順でやりますか?またどんな準備が必要ですか?またその準備はいつまでにやろうと思いますか?』『そもそも司会の仕事は、あなたの人生にとってどんな意味をもたらしますか?』『司会を通してあなたは何を伝えたいと思いますか?』

まだまだ、まだまだ質問はつきません。
整理します。

ここに一本の真紅のバラの花があります。「このバラをよーく観察してください」と「指示」されて観察した場合と、「バラの花の花びらはどのように重なり合っていますか?」「とげはどの方向を向いてますか?」と「質問」されて観察する場合とでは、観察の深さがぜんぜん違うと思いませんか?

「質問」は意識を本質へと導きます。

人は「質問」されるとその質問に答えようと、殆ど「自動的」に思考を深めていきます。さらに質問されると、さらに深く考え、創造し自分なりの「答え」を導き出します。「与えられた答え」と「自ら考え出した答え」とどちらがパワフルだと思いますか?

披露宴の打ち合わせ見学が終わった後、私は後輩に質問します。
「披露宴当日まで後一週間あるけど、君は具体的にはどんな準備をしてこようと思うのかな?」
「その準備はいつ迄にやろうと思いますか?」・・・・・
そして最後に
「もし私が披露宴当日何らかの事情で会場にこれなかった場合、私の変わりにあなたが司会をするつもりで、進行台本を創ってみませんか?」と尋ねます。

自分が司会をやるんだ!という覚悟でしっかり台本を創ってくる後輩達は、必ず伸びていく司会者だと思います。

先輩を超える司会者を育てることが、私たち先輩の一つの責務だと思っています。「後輩を育てる」方法の一つとして、私は「コーチング」を選択しました。

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by qqbh8530 | 2005-08-28 01:12 | コーチングと司会

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by こうちゃん