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司会のウラワザ

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司会の基本~結論を先に

披露宴の司会の仕事や、ラジオの仕事を通して気が付いたことがあります。
ベテランの方には、当たり前すぎることかもしれませんが、私はデビュー以来、なかなかこういったセンスがつかめなかったので、新人の方へお伝えしたいと思います。

ポイントは「結論をできるだけシンプルに早めに言う」ということです。
例えば、ケーキ入刀のシーンなら、『これからケーキ入刀です』と、まずは言ってしまいましょう。

一例です。
開演の辞→主賓挨拶→ケーキ入刀のシーン・・、主賓の挨拶が終わりました。
感じをつかんで頂く為に、わざと極端に書いてみす。

「さて、それではここで、
1.いよいよ新郎新婦には、ブライダルテーブル向かって左手、あちらの大きなケーキに向かってご移動いただきましょう。
2.カメラをお持ちの方はどうぞ前の方へ起こし下さい。両方のサイドから、お二人の笑顔、そしてお二人の雄姿をお撮りください。
3.結婚披露宴のハイライトシーン、たくさんの思い出をシャッターにお納め下さい。
4.さて、実はこのケーキ、本物の生のケーキです。のちほどデザートコースの時に、皆様方にお召し上がり頂きます。
5.新郎新婦お二人は、1本のブライダルケーキナイフに、手と手を添えて、心を合わせてケーキにナイフを入れて頂きます。」

新人のころは、実際コレに似たようなMCをしていました。
なかなか結論にたどり着かないのです。
つまり、これから何をこれからするのかを<スパッ>と言わないので、お客様はきょとんとして、どんどん離れていってしまうのです。これからケーキ入刀だろうとは、まぁまぁ察しはつくのですが、はっきり言ってほしいのが心情でしょう。

5.の<これからケーキ入刀するよ・・>ということを、一番最初に言うだけで、お客様はストレスなくついてきてくれます。

まとめます。
場面転換時、きっとそれぞれのシーンごとに、いろんな補足事項もあることでしょう。
そんな時は、まず<何をするか>を<スパッ>と言ってから、随時補足事項を付け加えていく。この順番が大事です。
主語→アクション内容→補足事項 の順です。

イメージとしては、英語的に、主語の後すぐ結論の動詞がくる・・といった感じです。
コレを知っているだけで、随分話しがスッと通じるようになることでしょう。
私にとっては、ウラワザです。
by qqbh8530 | 2010-09-21 18:44 | 司会

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by こうちゃん