杉本良明氏の良書に学ぶ
恩師とも言える杉本氏が4冊目の本を出版しました。
リーダーなら知っておきたい
部下の心をつかむたったひとつの大切なこと
中経出版
です。http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/asin/4806137944/
杉本氏は、人として誰もが持っている「自分の感情や欲求を認めてほしいという基本的欲求」・・『承認欲求』をキーワードとして、あらゆる人間関係を整理整頓して下さっています。
新人司会者の、もっとも多い悩みは、現場キャプテンとうまくいかないことでしょう。
応用的に、その解決策も書いてあります。
「人は変えられない。『この人はそういう人だ』と思うしかない」という、健全な諦め、割り切りからはまずは入っていくことがポイントだそうです。
仮に、相手(キャプテン)からの批判や叱責を受けた時は、
1.その場ではやり過ごす
2.あとから心を整理する
このことをキモに命じておけば、何にも知らないでキャプテンの叱責に振り回されるよりか、幾分ましだと思いませんか?
もちろん、キャプテンの言っている内容と、言い方はしっかり分けて受け止めなければなりません。
指摘された内容が正当であれば、直ちに素直に誤り、修正しなければなりません。
ところが人は往々にして、言い方に気を取られ、感情的に反発してしまいます。その後は、大抵売り言葉に買い言葉、関係はますます悪化していきます。
自分がそういったことで苦労してきたので余計身に沁みます。
指摘された内容と、相手の言い方を、しっかり分けて考える「クセ」つけておきたいものです。
そしてその後の方針も書いてあります。
「自分がされたいように人にし、されたくないことは他人にしないという黄金律をきちんと守り実行すること」だそうです。
この本の読者層の対象は、会社勤めのリーダーに向けて・・ではありますが、応用的に、披露宴司会者、先輩後輩、親子、嫁と姑等の、あらゆる人間関係のコミュにケーションに応用できるエッセンスであふれています。
ぜひ、一度手にとって1読されることをお薦め致します。