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プロ司会/コーチ 仲澤宏一
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2012年 05月 11日
誰もが、つらい、苦しい、やめたいと、時には思うのが「仕事」。
その仕事の苦しさを、より良い人間になるための<修行>と割り切れば、少しは気持ちの整理もつくかもしれません。が、なかなか難しい。 今日は、元帝国ホテル総料理長の村上信夫シェフの人物像を紐解き、仕事に愛着が持てない、仕事が嫌で辞めたいと思っている方々に、少しでも勇気と元気をお伝えできればと思い、整理してみました。先日FM甲府の番組で放送したものを加筆・修正したものです。 村上さんは、帝国ホテルの総料理長を26年間勤め、NHKの「今日の料理」にも出演、ホテルに<バイキング方式>を初めて導入した人、東京オリンピック選手村の94か国、7000人の食事を賄うリーダー「総料理長」としても有名です。 いいコックになりたい・・と村上信夫は、10代で、憧れの帝国ホテルへ。 配属先は、厨房の洗い場。村上は、名人のソースの味を盗めるぞ!レシピを学べるぞ!・・とワクワクした。 ところが、自分のところに回ってくる鍋には、料理が残っていても、塩や洗剤などが入れられた状態でまわってくる。ソースの味がわからないように、つまり味を盗まれないようにするためだ。決して料理人の意地悪ではなく、当時は、自分の料理のレシピは、料理人の存在意義そのもの、極秘にされていた。 全く料理も教えてもらえず、毎日毎日皿洗いに鍋磨きばかり。何人もの少年が、入っても1年以内にほとんどやめていく。このままではだめだ!次第に村上は焦燥していく。村上は悩み迷い、そしてある時心を決める。 紙一重の決断だ! 「よし、日本一の鍋磨きになろう」3年間鍋をピカピカに磨くことを決心する。 当時の鍋はステンレス製ではなくで、とても重い<銅鍋>。その重い銅鍋を、自分の<休憩時間>を使って磨く。2か月かかって、調理場のすべての銅鍋200個を磨き上げる。銅というのは、磨けば磨くほどきれいになる。村上は、自分の顔が映るくらいピカピカに磨いた。 そうして3~4か月する頃には、「今日の鍋磨きは誰だ?」と先輩が聞くようになる。「今日の鍋磨きは<ムラ>です」。そうするとその時だけは、洗剤も塩も入っていない状態で、鍋が回ってくるようになる。鍋屋に村上がいる時だけ、先輩がソースを残したまま鍋を返すようになったのだ。村上はそれを舐めて、ソースの味を覚えた。 きれいなピカピカの銅鍋は使い手にとっても気持ちのいいものだ。村上の心意気が、日本を代表する料理人達の心にとまった。 ある時、「おい、鍋や(村上さんのこと)手伝え・・」調理場から声がかかるようになる。目の前で、すぐ近くで、名人が腕を振るっている。「手伝え」は、実は(よく見て覚えろ・・)だったのだ。 さらに、少しずつ、先輩が秘伝のレシピ、秘密の味付けを教えてくれるようになった。ポテトサラダは、イモが熱いうちにフレンチドレッシングで合えること。シャリアピンステーキの肉は、玉ねぎをおろした汁に肉を漬け込む。玉ねぎのエキスが肉を柔らかくするぞ・・。こうして村上は腕を磨いていく。村上の人なつこさと笑顔がそれを後押しをした。 どんな人も最初はお試し期間がある。その人に「鍋磨き」という仕事を与えた時、その「鍋磨き」をとことん徹底的にやることで、見込まれる。今置かれている状況に、文句を言わずに黙々とやっている人に、神様は微笑むかもしれない。 エピソードを一つ。 帝国ホテル、札幌からやってきた一人の若者が洗い場にいた。彼もまた、もう辞めようと思っていた。 だが、辞める前に少しでもたくさんの鍋を磨いてから辞めようと思った。鍋の外側まで磨く熱心な男だった。村上は彼を見込み、フランスへ料理人の修行に出した。実は彼は鍋や皿を洗う見習いで、料理を作ったことがなかった。しかし村上には自信があった。自分の修業時代が、若いの男の背中にダブッたのかもしれない。 その男は8年の修行を経て、市ヶ谷にレストランを開く。いつしか人気が出て、やがてサミットの午餐会を担当するほどのシェフになった。 転じて、 「4年生の大学を出たのに、コピー取りとお茶くみしかやらせてもらえません。会社を辞めようと思います」・・よくある相談だ。 旅行作家、心理学博士の小林氏は決まってこう答えるそうだ。 「私が上司だったら、コピー取りやお茶くみさえもちゃんとしない人に、他の責任ある仕事は任せないと思います。コピー取りやお茶くみが気に入らないと言っている人は、どんな仕事もたぶんやらないでしょう。何をやっても、自分の責任で、黙々とやっている人、奥歯をかみしめながら、与えられたことをじっとやっている人に、上司は信頼をおくでしょう」。 仕事に行き詰った時、何か一つだけ、意識的に徹底的にやってみる・・わけもなくなりふり構わず一生懸命に・・。 その先に、もしかしたら思いもかけない<意外な展開>が待っているかもしれない。そしてその先は、『神様の領域』なのかもしれない。 辞めたくなると、やめたい理屈で頭の中は堂々巡り。行き場のないストレスに悩まされ、エネルギーを消費する。 どうせならなら、最後の賭けで、何か一つのことを徹底的にやる・・・村上信夫と、その若者がそんな一つの形を示しているような気がしてならない。 今回紹介した村上氏の事例が、万人にヒットするとは夢にも思いません。ただ、閉塞感に悩まされつづけるなら、たった一つの何かに打ち込むことで、何かが開け、何かにつながるような気がするのです。 私は若いころからいろんな職業についてきました。どれもあまり長続きはしませんでした。辞め癖がついてしまっていたのです。実は、司会の仕事もウェイターの仕事も、何度も辞めては復帰しているのです。 そのつらい経験に、やっと目が覚め、今では辞めないで<リフレッシュ>できるようになりました。 その一つの方法が上記のような、考え事ができなくなるくらいに集中して何かをやることでした。自身の部屋を徹底的にきれいにし、汚れたトイレを無心で磨きました。ホテルの大きい料理運びのワゴンを徹底的に磨いたこともあります・・。 人間関係で仕事を辞めたい・・となると、また全く別なアプローチが必要に思います。こちらもまた私は経験豊富です。また近々整理してみたいと思います。 ここまでのお付き合い有難うございました。 辞める前にもう一度トライしてみることをお勧め致します。 参考文献・引用書物・・ 「人生を楽しむための30の法則」心理学博士・旅行作家小林静観著 「プロジェクトX 料理人達 炎の東京オリンピック」NHKプロジェクトX制作班著 「帝国ホテル厨房物語」村上信夫著 を、参考にし、引用しています。 2012年 04月 28日
レストラン、宿泊客の会席料理サービス。
そのお客様はレジにいた。確かデザートはまだお召し上がり頂いてないはずだ。 私「お客様、デザートがございますので、どうぞお召し上がりください。お席の方へどうぞ」 お客様『もう、いいよ、いらないよ。ここはどうなっているんだ!何もかもが遅すぎるよ。時間の感覚がおかしいんじゃないのか?全くずれている』 私「申し訳ございません。よろしければお部屋の方にデザートをお持ちします。せっかくですのでぜひお召し上がり下さい」 お客様『あぁいい、もういいよ!おかしいよここは』 今回のミスは、会席料理のコース終盤、お客様のお膳にはまだ料理が少々残っている。デザート提供はもう少し時間をおいてもよさそうだ・・と私は勝手に思い込む。そこで一言お客様に声掛けすればよかったのに、そのまま他のテーブルのサービスにまわる。やるべきことは多々あり、夢中でやっているうちにいつの間にかかなりの時間が経過してしまう。結局デザート提供が遅れて、結果的にはお客様を<ないがしろ>にした形となり、怒らせてしまった・・という状況だ。 リッツカールトンの高野氏の言葉を思い出す。 <1つのクレームの裏には、10のクレームが隠れている> デザートの提供が遅すぎたこと・・以外にも、そのお客様には、小さな不満はいくつもあったかもしれない。 私自身の、お客様への言葉かけや対応を振り返る。 誠実であったか?明確であったか?お客様の気持ちを汲んだ対応であったか?すべてはお客様のために・・であったか? 思いつく改善点 ・料理提供のスピードに気を配り、提供するタイミングをお客様との対話の中で、時折り<軌道修正>していく。 ・料理が遅れそうな場合は、あらかじめやんわりと説明しておく。さらに遅れそうな場合は謝罪+状況説明をしお待ち頂きながら、様子を見る。 ・デザートをお出しするタイミングは、お客様に必ずお伺いする。たとえ料理が残っていても、テーブル全体の雰囲気や表情で、デザートを出すタイミングをそれとなくお伺いする。 ・<どこどこのテーブルの食事出しが遅れています。手の空いている方、対応お願いします>と、私が勇気を出してインカムで飛ばせば、より良いサービスが可能だったはずだ。自分が自分がという独りよがりの性格が出てしまったのかもしれない。 このレストランのティームの<信頼関係>は、強固だ。 ここは、助け合い、フォローし合う土壌はすでにできている。なぜ頼らなかったのか・・を強く反省する。 どんなサービスも、基本は<ティームワークサービス>なのだ。 一事が万事ではないことは重々承知の上で、以上のことを心がけて、今後のサービスに取り組みたいと思っています。 お客様・・、不愉快な思いをさせてしまってごめんなさい。心からお詫び申し上げます。またぜひお越しください。今度はきっとご満足のいくホテルライフをお過ごし頂けます。お待ちしております。 2012年 04月 11日
このブログ「司会のウラワザ」は、<司会のコツは人生のコツ>と考え、より良い人生を目指して書いています。司会には直接関係のないことも書かれていますのでご了承ください。
アメリカ大リーグ、日本を代表する右腕ダルビッシュは、2回までに5点を失ったが、3回以降は粘り強い投球で無得点に抑え、打線が奮起したレンジャーズは11-5で勝ち、ダルビッシュは、勝利投手となった。 ダルビッシュは試合後こうコメントする。「(味方の)打線がいいのは分かっている。ゼロを並べていこうと思った」と3回以降は粘り、味方の援護を呼びこんだ。(以上は、4月11日付山梨日日新聞1面を参考にしています) 辛勝のデビュー戦、まだ強固とは言えないまでも、ティームメイトとの信頼関係が、このたびの勝利投手につながっているように思う。 転じて、信頼関係というは、何の仕事においても、予想以上のパワーを秘めている。 私が今山梨でメインで勤務しているホテル春日居のA主任と以前<クレーム処理>について語り合ったことがある。 A氏は言う。 「基本的に私は、部下がお客様を怒らせるようなことは、決してしないと確信しています。私はただ、お客様の言い分を受け止め、全部吐き出して頂く役目と思っています。」 部下を信頼する姿勢に頭が下がる。 上司に信頼されれば仕事への愛着度は増し、モチベーションもアップしよう。オーラを消し、カリスマ性も排除し、お互いの信頼関係でティームをまとめていく。 こんなリーダーの在り方が、暖かくて、爽やかなホテル春日居の雰囲気を作っているように思う。 2012年 03月 30日
このブログ「司会のウラワザ」は、<司会のコツは人生のコツ>と考え、より良い人生を目指して書いています。司会には直接関係のないことも書かれていますのでご了承ください。
帝国ホテル元顧問 藤居寛氏の『10・10・10の法則』を知りました。 致知2008年8月号 特集「人生を潤す言葉」より抜粋します。 抜粋ここから 『10・10・10の法則』 信用、すなわちブランドを構築するには、10年かかる。 しかし、そのブランドを失うのはたったの10秒なのです。 そして失ったブランドを盛り返すには、また10年かかるということです。 長い時間をかけて、作り上げたブランドも、たったの10秒で崩れます。 ですから、一瞬一瞬のお客様との出会いを、本当に大事にしなければいけないのです。 抜粋ここまで 私は、花瓶をイメージしました。 つい油断をして手を滑らせ、わずか数秒で花瓶を割る・・。 修復するには、その何十倍の時間を要する・・。 10年、10秒、10年という数字は、多い少ないの象徴でしょう。 司会の仕事にも、人と人との信頼関係にも十分応用できそうです。いかがでしょうか? 2012年 02月 16日
2月3日、お客様満足度6年連続第1位 ザ・リッツ・カールトン 前日本支社長 高野登氏の講演を聴講しました。タイトルは、「おもてなしってなんだろう?」。示唆に富んだ素晴らしい内容でした。整理してみます。パート2になります。
事例A 東京のホテルで、高野氏の講演会が開催されました。担当ウェイターは、演台にミネラルウォーターのペットボトルとグラスを用意します。 高野氏は、このよくある何気ない光景を切り取り、ホスピタリティについて語りました。 ~講師のニーズは10人10色~ ①ペットボトルのキャップを覆う透明なキャップシールを見て、ニューボトルであることが確認できてうれしい・・という講師 ②キャップシールは、講演が始まってから自分(講師自身)で剥がすのは煩わしいので、事前に剥いでおいてほしい・・という講師 ③キャップを外して、すぐ注げるようにしておいてほしい・・という講師 ④喉がすぐ乾くタイプなので、あらかじめ、グラスに一杯だけ注いでおいてほしい・・という講師 ⑤キャップシールだけ剥がして、キャップの詮はは開けないでほしい、あるいは一旦詮を開けて、またキャップを閉めておいてほしい・・という講師 まだまだあるかもしれません。 そのような10人10色の講師のニーズにどう対応していくか? 実は、ここに、<ホスピタイティ溢れるサービスができるか、どうか・・>のカギがあると言います。 演台に用意されたペットボトルとグラスを講師が見て、『あっ、悪いけど、お水、1杯だけ先に注いでおいてもらえるかな?』「はい、かしこまりました」とアクションを起こすのは、単なるサービス。 おもてなし溢れるサービスとは、講師が言う前に気が付いて提案するサービス・・。 例えば、 「演台には、ミネラルウォーターのペットボトルとグラスを用意させて頂きました。透明なキャップシールだけでもあらかじめ外しておきましょうか?」 『あぁ、有難う。最初は緊張して手が震えるので、助かるよ!』 「かしこまりました。他に何かお手伝いできることがありますか?」 『そうだなぁ、できれば先にグラスに1杯だけ、水を注いでおいてもらえると、もっと助かるよ。』 「かしこまりました・・」 対話を通して、お客様のニーズに寄り添い、スピーディーにアクションを起こす! 2012年 02月 10日
2月3日、お客様満足度6年連続第1位 ザ・リッツ・カールトン 前日本支社長 高野登氏の講演を聴講しました。タイトルは、「おもてなしってなんだろう?」。示唆に富んだ素晴らしい内容でした。整理してみます。
連泊のお客様がジョギングから帰ってきました。見ると玉の汗です。 対応A お客様『のどが渇いた、お水をもらえるかな?』 従業員「あちらの自動販売機をご利用下さい」 対応B お客様『のどが渇いた、お水をもらえるかな?』 従業員「かしこまりました。少々お待ち下さい」と言って、グラスに入った冷水を手渡す。 対応C ジョギングから帰ってきたお客様に気付いた瞬間、駆け寄って「お疲れ様でした。冷たいお水でもお持ち致しましょうか?」と声を掛け、冷水と冷たいおしぼりを手渡す。 Cのような対応が身についているといいですね。 お客様から言われる前に、お客様の希望を察知し、アクションを起こす。 『スピード感とタイミングがおもてなしの命!』 続きはまた次回。 2012年 01月 31日
5日ほど前の披露宴・・。
いよいよ新婦お色直し、介添え役は新婦のお姉さんです。 メインテーブルの前に新婦とお姉さんが並びました。私はここで、新婦のメッセージを代読します。 『お姉さん、ちょっと聞いて頂けますか? 「お姉さんがやってくれたこと・・ ・誕生会を開いてくれた ・初めての自転車を買ってくれた ・車の免許を取らせてくれた ・全国各地へ旅行へ連れて行ってくれた ・勉強しろと、参考書を買ってくれた ・家に早く帰るように叱ってくれた ・短大へ行くことを勧めてくれた・・ ・就職し、痩せていく私にお弁当を持たせてくれた・・ 忙しい両親の代わりに、面倒見てくれた姉に、いくら感謝しても感謝しきれません・・。」 お姉さん、もうすでにお分かりのように、今横にいる妹(新婦)さんからのメッセージです。』 私の立ち位置は、レクチャー台を離れ、新婦とお姉さんの真ん前、数メートルのお二人の顔の見える位置。ワイヤレスマイクを片手にメッセージを読み上げます。 呼応するかのように、お姉さんの頷く姿・・。 また「えぇっ?!、そんなこともあったけ?」といった表情なども、手に取るように分かります。 そこで、 『お姉さんは覚えてないかもしれませんが、新婦にははっきりと記憶に残っています』と締めくくり、ふと新婦を見ると、涙があふれておりました。 ①二人の顔の見えるところまで行ってコメントしたので、お姉さんもしっかり聞いてくれた ②新婦から預かっていた長文の内容を、削って削ってシンプルにしたので、お姉さんにストレートに伝わった 以上の2点が功を奏し、感動的なシーンになったように思います。もっと言えば、たまたま新婦とお姉さんの「思い出の絆」という、感動的な真実(題材)があったからこそであります。 司会者は、その題材をしっかり生かすよう(内容が伝わるよう)に、文をシンプルにしたり、二人の見えるところでコメントする等の、<コミュニケーションの環境>をしっかりと整備していかねばなりません。 この当たり前のような作業を、サボってしまうと、せっかくの素晴らしい題材も、よくある風景と化し、パターン化し、おそらく感動は呼び込めないように思います。 良い題材を生かせるかどうか・・、 新人の方々の参考になるでしょうか? 2011年 12月 24日
分け入っても分け入っても青い山 山頭火
とても惹かれています。 この山を越えれば、明るい視野が広がる・・ しかし、越えても越えても、目の前には、また大きな山が現れる・・。 一切の欲望や執着から脱却しようと、山に入った山頭火ですが、山々の緑は尽きず、いつまでも執着心がまとわりついてきたようです。 まるで、奥の深い司会の世界のようです。 司会者として目立ちたい・・、うまく見せたい・・ 我欲と戦う私が、山頭火の内面に重なります。 2011年 11月 18日
私の司会の師 JTプロダクションの鶴賀二郎氏はこう言っていた。
20年も前のことだ。 「披露宴が終わって、お客様から『司会が良かったね!』と言われたらまだまだだ。 『いい披露宴でしたね!』と言われたら、司会者として喜んでいいぞ」と。 言わんとしていることは重々理解しているつもりでいた。 「目立ちすぎるな!主役は新郎新婦だ、そして登場者だぞ・・」 あれから20年、 私も50の大台を過ぎ、司会生命もあとどれくらいか・・と思うような年頃になって、初めて、鶴賀氏が言わんとする意味を・・、今度は確かに・・実感している。 先日、こんなことがあった。 私と共に結婚式を作り上げているソリストの結婚式。 明るく聡明な彼女が自らプロデュースした披露宴だ。 司会者として心がけたのはただ1つ。 彼女の作り上げる世界を、司会者として邪魔しないように・・。 当日は、彼女の新郎への思い、母への思い、友人への思い・・見事に繁栄された感動的な披露宴だった。 司会者としてのコメント量は、いつもの半分くらいであったであろう。 それは、彼女に<力>があったからだ! 彼女が作り出す雰囲気を邪魔しないように・・、 そして、それに呼応するかのように、今度は列席者が作り出すイメージ・・ それを邪魔しないように・・邪魔しないように・・そう心がけて必要最小限の司会をした。 披露宴が終わった。 出席していたベテランの司会仲間が、私にこう言った。 「司会者ってあんまり意識されないのね・・。私達って自意識過剰なのかしらネ」 私は、(仲澤さんの司会良かったわ!)の一言が、内心は欲しかったが、 でも、それでも、 いや、だからこそ嬉しかった。 鶴賀氏の言うことはこういうことだったのかと・・。 井上陽水のコンサートのバックバンド、そのリードギターの今野氏は、(陽水さんの世界を邪魔しないように邪魔しないように・・)と、最大限の配慮と謙虚さと思いやりを持って、静かにそしてエキサイティングにギターを弾いている。 司会者は、そういう感性を持ってこそ、本当のプロと言えるのではないだろうか。 2011年 09月 01日
私のかかわっている全日本ブライダル協会山梨県支部http://www.bridal-yamanashi.com/pg116.htmlは、今、ホームページの拡充や「ココ山梨の未来を考える会」の立ち上げなど、山梨全体の活性化を目指して活動しています。
その先輩、S氏の手記が目に留まりました。 ブライダルドレスショー開催の際、<結婚式?(はてな)カウンター>を開設したところ、相談に来たカップルの相談内容に驚いたそうです。 抜粋ココから 『驚くほど、普通の質問、当たり前だと思うことの相談、結婚式を挙げる場所や、来賓交通費や・・などなど、結婚を考えているカップルは、何もかもが?で驚くばかりでした。 エッ其処からなのと、日頃ブライダルにかかわって慣れすぎていることに少し反省した私です。』抜粋ココまで。 司会も長くやっていると、何もかもが<当たり前>になってきます。その目線で、お客様に対応すると、解釈や感覚のずれが生まれ、大小さまざまな摩擦が生じます。 やはりS氏の指摘するように、<慣れすぎている私>を常に自覚し、お客様目線で対応なければ・・と私自身も再確認しました。関連記事はココ http://qqbh8529.exblog.jp/7693794 以前、ラジオ放送についての記事が、朝日新聞に掲載されていました。 <ラジオ放送で、放送する側は、努力すればするほど、達成感や自己満足度も大きい事と思いますが、放送の本質は、あくまで聴衆者側にあります。そこを見失ってはいけないと思います> 上記要点を関連付けると<仕事の本質は相手側にある!>と言ってもいいでしょうか? とても大切なことだと思いました。 2011年 08月 30日
さぁ、いよいよブライダルシーズンの到来、私も人前式や司会の仕事が少しづつ入ってきています。
私や知人司会者の体験談やクレームなどを、このブログを通してご紹介しながら、新人の皆様が少しでも、心のギアをシフトアップできるよう書いてみたいと思います。 6月の記事で、打ち合わせ時の情報を、進行表の裏面に書いた為、うっかり見落とし、本番でミスをした話を書きました。詳しくはコチラ→ http://qqbh8529.exblog.jp/13695708 その内容を見て、日ごろから真摯にアクティブに婚礼司会に臨んでいるMさんという司会者からメールが届きました。Mさんとはよくメールで、婚礼司会について討論する仲間です。同じBMCAhttp://bmca.jp/のメンバーでもあります。Mさんに許可を得ましたので、抜粋して掲載させて頂きます。 抜粋ここから・・ このシチュエーションはまるで自分にも起こりうることとして受け止めました。防止策はもっとあるように思います。 私なら打ち合わせ当日に、整理し、まとめます。 そして留意事項は赤ペンかもしくは蛍光ペンでわかりやすくしておきます。 そして必ず、本番の前日にお二人とお電話で最終打ち合わせをし、進行だけでなく、紹介方法、留意事項、などを確認しあいます。 そうしたら、当日こういうミスが起こることはなくなります。どんなにきちんと打ち合わせ直後に整理していたとしても、やはり人間なので、日にちがたつと忘れてしまうこともあります。 直前打ち合わせはかなりよいです!!(これを徹底するようになってからミスしたことがありません。) どんなに完璧に準備した!と思っても、小さな見落としがあったりすることに気づきますし、打ち合わせでお二人が言い忘れていて【追加で○○も紹介してくださいね!】というアイテムの発見があったりと、、何より新郎新婦も司会者も安心して当日を迎えることができます。直前に確認しあったことを当日見落とすことはまずありません。 今回の週末に行われた披露宴でも、直前打ち合わせがあったからこそ、お二人も喜び、盛り上がったことがありました。 本番1週間前に打ち合わせし、いつものごとく、打ち合わせの最後に、もう一度流れを二人にレビューし、留意事項等も確認したうえで、帰宅後もしっかりまとめました。準備万端だと思いました。 そして、本番前日、最終進行確認、留意事項確認をしていたところ、新婦が、【あっ、ひとつ追加でぜひ紹介してほしいこと思い出しました!!当日はく私の靴は、ゲストの○さんがデザインし、私のために特別に作ってくれたものなんです。そして、ネイルも○さんが作ってくれたんです。これをどこかで紹介してくださいね。】とおっしゃいました。 そして、本番。 新婦にメインテーブルの脇に立っていただいて、靴とネイルを皆様に見ていただくとともに、そのお二人をそれぞれ紹介し、一緒に写真撮影し、コメントもいただきました。 皆様から、【えーーっすごい!】という感嘆の声が沸きあがり、デザイナーのゲストの方も新婦もとても嬉しそうでした。 そして披露宴終了後、お二人から、【直前にいろいろ言ったのに、わがままをたくさん聞いてくださり、本当にありがとうございました。嬉しかったです。】という言葉もいただきました。 抜粋ここまで・・ いかがでしょうか?念には念を入れて、出来ることはすべてやる・・ベストを尽く彼女の姿勢に頭が下がります。 技術以前にこういう姿勢を習慣化したいものです。この習慣化がよりよい司会者になるための近道だと思います。 2011年 08月 27日
先日、ラジオの仕事で、山梨県内でただ1台だけの、移動図書館の取材をしました。
トラックを改造したバス仕様の移動図書館で、約4000冊を積んで、甲府市内33ヶ所を月2回巡回します。 ユーザーは多く、小中学生、主婦、おじいちゃん、おばあちゃん達です。中にはヘビーユーザーと呼ばれる人もおり、なかなかの盛況です。 人気の秘密は、常に人気作家の小説やベストセラーを取り揃えていること。また同乗している司書が、本選びから生活相談まで、親切丁寧に温かく対応している事などが挙げられます。 さらに、4000冊の本は、1年半以内に総入れ替えとなります。 スタッフ全員が、<常に新しいものを提供したい>と本気で思っているのです。 そういった<進取の気概>が、このような素晴らしい移動図書館を支えていることを知り、意識的に努力することの大切さを、取材を通して学びました。 思えば、 30代~40代にかけて、ほんとうによく自己啓発系セミナーに通いました。 仕事を休み、結構高額な受講料を支払い、借金までして通いつめました。 兄は、わざわざんお金をかけて、そういうところに行かなくても、生活の中で十分学べるのに・・とずっと言っておりました。 この年になってやっとその意味がわかったような気がします。 司会の仕事をしながら、 ウェイターの仕事をしながら、 ラジオの仕事をしながら、 しかもお金を頂きながら学ぶことが出来る、成長できる・・。 なんだかやっと、何かがふっきれたような気がしています。 2011年 06月 23日
とても刺激的なセミナーに行ってきました。
タイトルは、 (株)GEN元気UPセミナー 崖っぷちの覚悟~レースクイーンから国際カーレーサーへ、目標達成するまでの道のり~ です。 講師は、 日本人女性初の国際F3参戦を果たし入賞した、レーシングドライバー 井原 慶子さん です。 もっとも興味深かったのは、井原氏と対談したゴルフのタイガー・ウッズが、井原氏の質問に対して出した答えです。 井原氏は、ウッズにこう聞きます。 井原「感情のコントロールは?」 ウッズ「10歩 歩く間に全部吐き出す。次の10歩以内に、BUT(しかし)・・と言って、感情をニュートラルにし、最後に必ずいい言葉で締めくくる」 つまり、 最初の10歩で、「ばかやろう!何やってんだ!畜生!くそくらえ!」とすべてを吐き出し発散し、次の10歩で最高のプレーをイメージし生まれ変わる・・という決め事をして、感情を引きずらないようにしているということです。 井原氏はテニスのマリア・シャラポワにも同じ質問をしました。 シャラポアは『ミスしたあと、絶対に白線を踏まないことにしている。踏まないように・・と考えた瞬間、嫌な感情を横に置くことができる』と。 どちらも「決め事」をして、習慣化させ、感情をコントロールしています。 次に興味深かったのは、レーシングドライバーのトレーニングの過酷さです。 起床後、20キロのマラソン、100キロのサイクリング、午後は筋トレ2時間、その後100メートルを25本泳ぎきる・・365日のうち、300日はこういった地味なトレーニングに明け暮れるそうです。 そんなに体力を付けなくても・・と思いました。が、 1000分の1秒を争うカーレーサー、1ミリ単位でアクセル、ブレーキ、ハンドルを操作し、80キロにも及ぶクラッチを1レース1000回以上踏み、コーナーでは体重の5倍から6倍の重力がかかるそうです。 それに耐えうる為の、必要なトレーニングだそうです。 それにしてもそんな過酷なトレーニングを300日も続けるという、その意欲は、いったいどこから来るのか・・? 次回はこの『モチベーション維持』について、学んだことをお伝えします。 2011年 06月 06日
プロ野球西武ライオンズ左腕菊池雄星氏(花巻東高出身)を育てた名監督、佐々木洋監督の言葉に目がとまりました。
佐々木氏は「うちのモットーは野球選手を育てるのではなく、 野球ができる立派な人間を育てることです」と言っています。 挨拶を徹底する先生、基本を徹底する先生だそうです。 佐々木監督に「花巻東は菊池雄星のワンマンチームだ」と言われてから、菊池雄星選手以外のメンバーは、自分たちに何が足りないのかを考え、あいさつ、ゴミ拾いなど野球とは関係ない基本的なことをやり直したそうです。 その佐々木監督に指導を受けてきた菊池選手も、「人の嫌がることを率先してできなければエースになれない」とトイレ掃除を続けているそうです。 花巻東高のホームページの中に、「小を積み大と為す」という文字も見つけました。 実は私も、常々「うまい司会者を育てるというより、徳性を備えた司会者を育てたい」と考えていました。 上記の『自分たちに何が足りないのかを考え、あいさつ、ゴミ拾いなど野球とは関係ない基本的なことをやり直しました』を参考にして、私達司会者も、新人ベテランの区別なく、基本的なことをきちんとやって、『より良い司会者』を目指したいものです。 私にとってはその原点は、掃除の道に賭ける鍵山秀三郎(イエローハット相談役)氏です。彼の言葉に「凡事徹底」があります。花巻東の「小を積み大と為す」と共通しています。 靴をそろえ、椅子をしまい、後輩にも率先して明るく挨拶する・・司会とは関係のない凡事徹底が、人間力のある司会者を創ると信じて止みません。 技術論ばかりでは全くの片手落ちです。何の世界もそうかも知れません。 2011年 06月 01日
人前式の司会。
いつも以上に緊張感を持って、集中して進行しました。 列席者の反応も良く、自分で言うのもなんですが、なかなか引き締まった良い人前式に仕上がったと思いました。 ところが・・ 式終了直後、介添えさんが私のところに駆け寄ってきて、『新郎さんが、「指輪のことを言ってくれなかった」とおっしゃっていますが?』 私は、一瞬、何のことか分からず、「特に聞いていませんが・・」とつい答えてしまい、それでもすぐに、打ち合わせ資料を取り出し確認したところ、背筋が凍りました。 人前式進行表の控えの裏面の下の部分に、(ぜひ紹介して下さい)と言っていた、指輪についてのメモが走り書きで残っています。 動揺しました。 すぐに新郎新婦に謝罪しました。 そして披露宴の中で紹介させてほしい旨打診し、了解を得ました。 大急ぎで、披露宴の司会者に事情を話し、お願いしました。その司会者はすぐに新郎に、指輪のコメントの内容や言うタイミングなどを確認して下さいました。 という事で、 せめてこのブログを読んで下さっている司会者の方々には、私の犯したようなミスは、ぜひともしないで頂きたい・・ただ、ただその思いで書いています。 失敗の要因は明確です。 1つ目は、メモを裏面に書いたこと 2つ目は、忙しさにまぎれて、打ち合わせ1週間後に資料整理したこと・・です。これではプロ失格です。 このような失敗の防止策は以下の通りです。 ①メモは裏面に書かない ②メモをする場所をきちんと決めておく ③司会資料は、打ち合わせ後3日以内に必ず整理すること(私のように忘れっぽい人は2日以内あるいは当日に必ず整理すること) 改めて原点に戻らねばなりません。 2011年 05月 12日
NHKの新番組<仕事ハッケン伝>を見ました。
お笑いコンビ ペナルティのワッキーが、<ギョウザの王将>に修行に行きます。 覚えなければならない知識量の多さ、異業種の体の動き、スピードに追いついていけず、翻弄され、次第にワッキーも弱腰になっていきます。 リーダー格の社員がこう言います。 『目の前にあることを、意味もわからず、それでもとにかく一生懸命やること』とハッパをかけました。 その瞬間、私は訳もわからず涙がこぼれました。 1週間の修行が終わり、リーダーは「彼は素直、心のスポンジにどんどん吸収していく姿を見れた」と承認しました。 仕事に臨む真摯な姿、真剣勝負で生きる彼らの姿勢に、爽やかな刺激を受けた内容でした。 忘れたくない・・そんな思いで早速アップしました。 2011年 04月 26日
落ち込む時、元気が出ない時は誰にだってあります。
私もここのところ、しばらくそういう状態が続いています。 体重も大分減ってしまいました。 精神科医の越知啓子さんのお薦めの方法を試しています。 あまり科学的とは思えませんが、彼女の本を数冊読むうちに、なんとなく肌が合うようになり、今ではすっかり信じてやっています。 1部分を抜粋してみます。 抜粋ここから・・・ 最強の言霊~すべてはうまくいっている~ 越知啓子(精神科医) 人生で感じる問題は人それぞれですが、是非皆さんに試して頂きたいワークがあります。 それは、最強の言霊「すべてはうまくいっている!」を言いながら「カニ踊り」です。 やり方は簡単。 両手でピースサインをつくって、「すべてはうまくいっている!」と言いながら、右に2回、左に2回と横歩きするのです。 クリニックに初診でいらした方や、講演会、セミナーでも必ず最後はこの「カニ踊り」で締めくくります。 これは、沖縄に移り住んだ時、カニが朝日を燦燦と浴びながら歩いている姿を見て思いつきました。 「うまくいっている」と言い続けると、潜在意識は既にそういう状態にあると認識して、どんどん「うまくいっている」状況をつくり出していくのです。ぜひお試しあれ! ・・・抜粋ここまで 居酒屋てっぺんの大嶋啓介氏の提唱する「本気でじゃんけん」は、勝っても負けてもガッツポーズします。 勝ったら、「ヤッター、勝ったー!」とジャンプしてガッツポーズ。 負けても「ヤッター、負けたー!」とジャンプしてガッツポーズします。 その意味は以下の文から理解できそうです。 ビジネス界、スポーツ界共に一流の成功者の能力開発に携わってきたサンリ会長西田文郎氏曰く、 『ミスをした時、あるいはピンチに陥った時、どういう行動を取るかものすごく重要です。 以前東レのバレーボール部の指導に行った際、例えばスパイクを決められ1点取られても、「あぁ決められた」と天を仰いだり、「ドンマイ」と肩を叩いたりといった動作を一切禁止しました。 要は相手に決められても「よし!」とか、「ハイタッチ」とか、「ガッツポーズ」をしろ!と指導しました。 そうすると自分達は「これはマイナスじゃない、まだまだいける!」と脳が錯覚し、動作によってツキの流れを呼び込むのです。 一流選手はこのことを本能的レベルで理解しています。イチローとか松井は、三振しても「あーあ」みたいな弱気な動作は絶対とりません。』 落ち込んでも、元気が出なくても、それでも「すべてはうまくいっている!」と、ピースサインの両手を挙げて、踊ります。 寝る前に踊って潜在意識に働きかけます。今日でこのワークも3日目。 偶然か必然か、いくつか変化を実感しています。 2011年 04月 07日
ラジオ番組のレポーターの仕事を頂きました。
胃が痛くなるほど緊張しました。 取材現場へは3回足を運びました。かなりの情報が集まり、整理するのに半日かかりました。 本番です。 結果は最悪でした。 7分枠のところなのに、倍の15分しゃべってしまいました。ディレクターが、まきを入れているのに気が付かない・・。 レポート内容はあちらこちらに乱れとび、一体何を伝えたいのか分からずじまい。 そこには、準備した情報の、全部を言おうとする自分がいました。 ショックです。 私の司会の信条は<シンプル イズ ザ ベスト>です。一体どこにいってしまったのでしょうか? 放送後、SディレクターもメインパーソナリティのYさんも、真摯にダメ出しをして下さいました。 言葉を削る勇気、タイムコントロール・・、多くの課題が見えてきました。 気持ちを立て直します。 今日は大きな前進です。今後の留意点が明確になったからです。 伝えること、表現することの難しさを肌で感じつつ、手探りの中、1週間後の第2回目にチャレンジです。 2011年 03月 27日
番外編 被災地を思う
震災から17日。三寒四温は夢のまた夢、春はまだまだ遠く恨めしい。 避難場所の体育館、底冷えの辛さに耐える人々。 「あぁ、何て神様は非情なんだ。せめて被災地だけでも、春を呼んで下さい・・」。 *500人のボランティアの募集に、3000人の応募があった。 *避難所では、小学生がグループを作り、自主的に「肩たたき」のボランティアを始めた。 *東京では、タクシー待ちの長蛇の列に、「しているだけで、少しは暖かいから」とマスクを配る女性達がいた。 ささやかな、ゆえに尊い人々の心根。 こんな記事があった。 『夜が明ければさらなる被害が確かめられよう。生命、財産、故郷の町並み。失われたものの大きさに打ちのめされる人たちとの絆を失うまい。こんなときにつなぐための手が、私達の心にはある』(2011/3/12朝日新聞天声人語抜粋) 僕は、 私は、 俺は、 一体何ができるのだろう? 「急がない」「控えめに」という震災支援もあります・・という広告を見る。 ふと、思う・・。 (一人ひとりのほんの小さな心がけが、やがて千となり、万となり、億となる・・。 あの恐ろしい大地震のエネルギーをはるかに超える「絆」というエネルギーが、必ずや被災地を救うに違いない・・) 早く早く少しでも早く暖かくなぁれっ・・、神様、お願い! 祈ることは私にもできる。 2011年 03月 21日
日テレの桝太一(ます たいち)アナウンサーの記事に目が留まりました。(朝日新聞3月20日19ページTVダイアリー)
生放送の緊張感について言及しています。 『入社以来5年間、多くの先輩方から対策を教わりました。今、私は二つの考え方を大切にしています。 1つは「人が緊張するのは、自分を自分以上に良く見せようと背伸びするからだ」という考え方。 もう1つは「緊張しなくなったらアナウンサーとして終わりだ」。 相反するようですが、どちらも真実だと私は感じています。 4月1日の情報エンターテイメント番組<ZIP!>の初回。間違いなく緊張します。背伸びせず、しかし向上心を忘れず。程よいバランスの緊張で迎えられたらと思っています。』 AかBか、どちらが真実か・・ではなく、AもBも真実と思う・・という素直な柔軟な思考に、私は惹かれました。 司会者新人のころ、過度の緊張病の私に、師の鶴賀二郎氏は、「緊張しなくなったら司会者は終わりだよ」と諭して下さいました。 「背伸びするな!本質に迫ろうとする努力を惜しむな!程よい緊張感は、質の高い集中を生むんだよ!」と、教えて下さいました。 今、桝氏の言葉は、司会の師鶴賀氏の言葉とダブって聞こえています。 2011年 03月 20日
司会をやっていて、あるいはウェイターをやっていて、ちょっと意識をしたとたん、うまくいかなかったりリズムが狂ってしまうことが、ままあります。
「ごきげんよう」の司会の小堺一機氏の好きな言葉に <・・枝にとまった小鳥が、下を歩くムカデに話しかける。 「ムカデさん、すごいね、なんでいっぱい足があるのにうまく歩けるの?」 するとムカデの足がからまった・・>というのがあるそうです。 小堺氏は言います。 『ふだんできていることも、意識したらできなくなるってことなんですね。自分の実力以上のものを、見せようとしないことって大切ですよね』と。(朝日新聞3月5日b5から一部引用しました) ムカデさんは、(おいら、もっとうまく歩けるよ!)って張り切りすぎたのかもしれません。 いずれにしても目指すところは、何か言われても、あるいは何か意識しても、<望ましい方向に、体が勝手に動き反応するレベルまで肉体化していくこと>なのかもしれません。 何か考え事をしていても、赤信号では自然にブレーキを踏んでいます。 「アッ、赤信号だ!ブレーキ踏まなきゃ・・」と意識した覚えは全く無くとも、足はブレーキをしっかり踏んでいる・・、そういった感じでしょうか? ムカデさんにならないよう、修行が必要です。 改めて発声・発音・活舌、司会の技術、そしてこころ磨きを意識して取り組みたいと思います。 2011年 03月 18日
司会をやる上で参考になる記事を見つけました。転載してみます。
転載ここから~ ゲストに耳を傾け20年。 フジ系で放送されている「ごきげんよう」(月~金午後1時)が、スタートから20年を迎えたそうです。 司会は小堺一機氏。司会をやれと言われたのは28歳。 始まってからも、亡くなったプロデューサーの横澤 彪さんに『いつになったら面白くなるんですか?』ってさんざん言われたそうです。 汗をかき、お客さんに笑ってもらおうと懸命なのに・・空転しました。 そんな時、萩本欣一さんと堺正章さんが(小堺の司会ぶりについて)同じような批評をしていることを人づてに聞きます。 『ゲストは、あんなに面白いことを言っているのに、あいつは何で聞いていないんだ?』と。 小堺は言う。 『そうか!と思って聞いたら面白いんですよ。なんだこんなに材料があったのか!って。それをもらって返したら、お客さんがワーッて笑うようになったんです』 以下省略 ~転載ここまで。朝日新聞3月5日beテレビ欄より転載<若干仲澤による加筆・省略(文意はそのまま)等があります> 時同じくして、たまたまNHKラジオで、「平尾昌晃のカラオケ教室」という番組を聞きました。 平尾氏が、素人の歌い手(生徒)を短時間でレッスンし、見事な唄い手に変身させます。 その日は丁度、アラフォーの生徒の女性が、NHKのスタジオで小柳ルミ子の「京のにわか雨」にチャレンジしました。大正琴が切なく旅情をかきたてるとても素敵な唄です。」http://www.youtube.com/watch?v=ek4qsA5zT4Q 「♪雨だれが ひとつぶ頬に 見上げれば お寺の屋根や 細い道を濡らして にわか雨がふる・・」 そこまで生徒が歌った時、平尾氏は唄を止め、生徒に問いかけます。 「今唄っている時、あなたはどこにいましたか?NHKのスタジオにいませんでしたか・・?京都に行ってください!京都にあなたはいるのです。そこでこの唄をもう一度歌ってみましょう」 この一言で、彼女の唄ががらりと変わったように聞こえました。 耳を傾ける その場にいること なにかつかめそうな気がします。 2011年 03月 12日
番外編です。
東北地方太平沖地震・・目を覆うばかりの津波の惨状・・。お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り致します。また不安な気持ちで、1日1日を送る被災者の皆様に、心からお見舞いを申し上げます。 今は亡きお世話になった大好きだった先輩の母さんが、岩手県は一ノ関に一人で生きています。足腰が弱り、日々の生活に難儀をしています。 また、私の後輩の家族が宮城県仙台市にいます。土砂崩落で200人が非難のニュースを見た時、いてもたってもいられなくなりました。 岩手にも仙台にも、何度もなんども電話しました。携帯へ、固定電話へ・・。全く通じません。 災害用伝言ダイヤルがあることを思い出しました。 携帯電話を使いました。まずは後輩、仙台の4人家族の安否確認です。最初に数字の171を、プッシュします。 「こちらは災害用伝言ダイヤルセンターです」と出ます。 私は、「無事かどうか連絡下さい」と録音しようと思い、ガイダンスにしたがって「録音」の操作したところ、「被災地の方の録音を優先しますので、しばらくたってからおかけ直し下さい」と案内がありました。何度やっても同じ状況。結局、録音は諦めてしまいました。 ところが、そのあと以外な展開がありました。 仕方なく、もう一度171へかけ直し、今度は「録音」ではなく「再生」の手続きをしてみました。 すると実家のお母さんの声でしょうか、2件ほど録音された内容が再生され、そのあと「お伝えする伝言は以上です。伝言を追加して録音する場合は、数字の3のあと#を押して下さい」との案内がありました。私はだめもとで、案内どおりに操作したところ、伝言の録音ができました。 まとめてみます。 ・被災地以外からメッセージ録音より、被災地からのメッセージ録音の方が最優先されます。(当然のことですよね) ・一度やってみると様子が分かって、いざという時安心です。 お陰様で、仙台の4人家族も、岩手の先輩のお母さんも無事でした。 2011年 03月 11日
司会人生を振り返りますと、本当によく間違えました。
オープニングの開演の辞では、よりによって両家名を間違えました。 新郎新婦の名前を間違えたり、日にちや順番を間違えたり・・ どれもこれも、「つい・・」とか「うっかり・・」とかの単純なミスです。 間違えたことを悔い、自分を責めてばかりでは仕方ありません。 間違えやうっかりミスを、少しでも少なくする・・自分なりの方法を見出さなければなりません。その方法をしっかり構築できれば、それはその人にとっての「司会のウラワザ」です。 ある司会者は、両家名や新郎新婦の名前を、大きく色分けして書いたものを、レクチャー台の、いつでもすぐに見られるところに貼っていました。 私も進行表にはもちろんのこと、進行表以外のすべての資料にも、新郎新婦の名前を、資料の上部と下部の自分で決めた定位置に書き込んでいます。 新郎はブルー、新婦はレッド。 ただ水性のサインペンはいけません。 以前レクチャー台のグラスを倒し、資料に水がかかり、あっという間に紙面はにじんでしまい、大いにあわてたことがありました。 本来なら新郎新婦の名前くらい、しっかり暗記し、常時瞬時に口をついて出るようでなければなりません。が、私は、松村(まつむら)さんを村松(むらまつ)さんと言ってしまったり、幸男(ゆきお)さんを(さちお)さんとうっかり言い違えてしまったりするミスを、なぜかよくやってしまうのです。 幸男 と書いて(ゆきお)とルビをふっても、それでもなぜか(さちお)と間違えてしまうのです。小学校の大好きだった先生の名前が幸男(さちお)だったからでしょうか? そこでそういった間違いを少しでも防ごうと、最近では さちお とひらがなで大きく書いて、小さく漢字で(幸男)とルビをふっています。コレで大分間違いは少なくなりました。私だけのウラワザです。 自分で自分の弱みは素直に認め、その弱みがあまり目立たないようにする・・そんな努力は、これからもそしていつまでも続けていきたいと思っています。 2011年 03月 07日
私の知人は、今JIKA派遣のシニアボランティアとして、ブラジルで活躍しています。
異国の慣れない地で活動しているといろいろあるようで、ちょっとへこんだ時、こんな詩を思い出したそうです。 私もこの詩を何度か読み、味あううちに、なんだか背筋が伸びてきたような気がしました。こころの元気が足りない時・・、良かったら参考になさって下さい。 ●自分の感受性くらい(茨木のり子作「詩華集おんなのことば」より) ぱさぱさに乾いてゆく心を ひとのせいにはするな みずから水やりを怠っておいて 気難しくなってきたのを 友人のせいにはするな しなやかさを失ったのはどちらなのか 苛立つのを 近親のせいにはするな なにもかも下手だったのはわたくし 初心消えかかるのを 暮らしのせいにはするな そもそもが ひよわな志しにすぎなかった 駄目なことの一切を 時代のせいにはするな わずかに光る尊厳の放棄 自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ 以下【あの人の人生を知ろう~茨木のり子編】から1部分をそのまま転載します。 『2006年、自宅で脳動脈瘤破裂によって急逝した彼女を、訪ねてきた親戚が発見する。きっちりと生きることを心がけた彼女らしく遺書が用意されていた。「私の意志で、葬儀・お別れ会は何もいたしません。この家も当分の間、無人となりますゆえ、弔慰の品はお花を含め、一切お送り下さいませんように。返送の無礼を重ねるだけと存じますので。“あの人も逝ったか”と一瞬、たったの一瞬思い出して下さればそれで十分でございます」。この力強さ。享年79歳。』 茨木 のり子(いばらぎ のりこ、1926年6月12日 - 2006年2月17日)は、同人誌『櫂』を創刊し、戦後詩を牽引した日本を代表する女性詩人にして童話作家、エッセイスト、脚本家。 きっちりと生きること・・私も、かくありたいと思います。 2011年 03月 04日
私がかかわっている司会の仕事もウェイターの仕事も、ホスピタイティ産業の1部です。
先日山梨の人気ホテル「ホテル談路館」で、<ホスピタリティ>についての講演会がありました。 タイトルは、山梨おもてなし講習会~サービスの原点「ホスピタリティ」の実践~。 講師は、日本の「ホスピタリティ」の第1人者 力石 寛夫(ちからいしひろお)氏です。講義内容を簡単に整理しました。良かったらご参考になさって下さい。 彼は早稲田大学卒業後、米国ポールスミス大学ホテル・レストラン経営学部に留学しました。そこでは技術だけでなく、意識の持ち方や心のあり方なども徹底的に訓練したそうです。 入学初日は、サービスマンとしての歩き方を学びました。微笑み・視線・背筋を延ばすこと・・、スマートに歩く練習をその日1日繰り返します。 2日目は、お客様のグラスに水を注ぐ練習です。ただグラスに水を注ぐだけなら、単なる<作業>。そこに相手を思いやる心や意識を添えて、初めて<サービス>になる・・作業とサービスの違いを教えられたそうです。 水を注ぐ量やスピード、そして注ぐ音、またお客様のどの位置から、どのように注ぐか・・すべてはお客様の立場にたって、心地よくスマートに水を注ぐ訓練を続けます。 3日目は、挨拶の練習。 「おはようございます」「有り難うございます」「お疲れ様でした・・」。機械的な挨拶と、心のこもった挨拶の違いを徹底的に叩き込まれ、心と身体に沁み込ませていきます。 (なんだかうらやましいです。日本にコレだけ徹底して鍛え教えてくれるところはあるでしょうか?) 力石氏は、歩き方、水の注ぎ方、挨拶・・これらを<ものの基本>と位置付け、これらの<基本>がとても大切だ!と、繰り返しおっしゃっていました。 実は「ホスピタリティ」という概念は、私自身なかなか分かったようでわからない概念でした。でも力石氏のホスピタリティの豊富な事例紹介を通して、やっと理解できてきました。司会の仕事にも十分共有できそうです。いくつか紹介致します。 海外出張が多い力石氏。とあるホテルへ宿泊します。 6月12日・・、今日は彼の誕生日です。ホテルは、彼の部屋にバースデーカードとシャンパンを用意します。そして彼がホテルに到着した時「Mr.力石、お誕生日おめでとうございます。今日はお祝いに、特別の部屋 をご用意させて頂きました」と、満面の笑顔で、No612 のルームキーを渡します。 気配り、心配り、そして遊び心・・力石氏はとても思い出に残る誕生日を過ごしました。 また、とあるホテル内、早朝のレストラン。 注文したコーヒーをウェイターが運んできてくれました。見るとコーヒーカップには、けっしてなみなみではなく、彼の好みの量の8分目弱のコーヒーが入っていました。ウェイターは彼にこう言葉をかけます。 「おはようございます。MR.力石。たった今お入れしたばかりの、おいしいコーヒーをお持ちしました。どうぞごゆっくりお過ごし下さいませ」 ウェイターの優しく誠実な言葉かけに、彼はとても気持ち良い時間をすごせたそうです。 ただコーヒーを運んでくるだけなら単なる作業。そこに思いやりのたった一言や気配りが添えられて、初めて「サービス」になる・・。 一時が万事上記のように展開するわけではありませんが、いずれにしても、ちょっとした気配りやちょっとした一言が、お客様に上質な時間を提供していきます。 「知識技術を身に付けることはもちろんのこと、働く楽しさやサービスする喜びを実感しながら、ぜひ皆様に心のスタイリストになってほしい・・」と、力石氏はおっしゃっていました。 ホスピタリティとは、 思いやり・心遣い・気配り・親切心・誠実な心・心からのおもてなし・歓待・・などの行為のすべてを、総称する言葉なのですね。 2011年 02月 26日
どちらかというと苦手意識があるパーティーの司会。
昨年に引き続き司会依頼がありました。およそ300名の大きなパーティーです。 司会を終えて、今回もまた、いくつかの学びがありましたので、自分自身の為にまとめてみました。同時に、少しでも新人司会の方々の参考になれば・・と思い、アップします。 今回の反省点は、事前準備不足・・『キーワードをきちんと記憶していなかったこと』です。 自分ではほぼ準備万端と思っておりました。 ところが、いざ本番になって、肝心の『キーワード』が瞬時に出てこないのです。 例えば、婚礼司会時、新郎新婦の名前がぱっと出てこず、一瞬間(ま)をおいて、おずおずと名前を呼ぶ感じです。 今回の『キーワード』とは? 列挙してみます。 ・ねぶた・あんこう鍋・きりたんぽ鍋・鮟鱇のつるし切り解体ショー・福島孝顕津軽三味線ミニライブ・眞園みほと踊る子にゃんこ隊飛び入りライブ・宍戸勝歌謡ショー・・ 上記に加え、できれば覚えておこうと<努力目標>にしておいたものは以下の通りです。(ちなみに私はかなりの記憶力おそぼけゆえ、せめてもの対応策として<絶対に覚えておくもの>と、できれば<覚えておいた方が良いもの>と、2つに分けています) 例えば、 ただ「ねぶた」と言うよりも、「青森の夏祭り ねぶた」 と言った方が親切です。 また、ただ「あんこう鍋・きりたんぽ鍋」というよりも、「今が旬のあんこう鍋、秋田の郷土料理きりたんぽ鍋・・」と言った方が美味しそうです。(以上、下線部の句が、できれば覚えておきたい「努力目標」です) いずれにしても、鮟鱇のつるし切り解体ショーのコメントも、肝心の「解体」がすっとんでしまいました。 「さぁ、お待たせ致しました。それではこちら、鮟鱇つるし切りショーをごらん頂きましょう」と紹介してしまったのです。もちろん後付でフォローしましたが。 津軽三味線ミニライブの紹介も、プレイヤーの福嶋さんの名が、メモをちら見する間、一瞬出遅れました。 眞園さんのミニライブの紹介時も、眞園みほと・・(その後がすぐ出てこず)一瞬間(ま)を空けてやっと「踊る子にゃんこ隊の皆さんデース」といった調子です。 ラストのメインステージの歌謡ショーでも、宍戸(ししど)勝さんの宍戸と、映画俳優の宍戸錠さんの、「錠」がなぜか頭に強く残っていて、つい錠(じょう)さん、ジョーさんと言いそうになったてしまうのでした。 まとめます。 その宴の「キーワード」は、いちいちメモを見なくても、スーッと出てくる位のレベルにまで仕上げておくこと。 コレを怠った今回のパーティー司会・・、なんだかこのまま、この「司会のウラワザ」のブログを続けていくことは、おこがましい・・と思えるようなでき具合でありました。お恥ずかしい限りです。 2011年 02月 10日
人生を変えていこうと果敢にトライする自分・・
そうは思うが、今のままでもいいじゃないか・・ そういう2人の自分がいます。 NHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国」の第5回「本能寺の変」を見ました。 回想シーンで信長が江に語ります。 「江よ、思うておるより時は速い。人生は短いぞ!己を信じ、思うままに生きよ!」 心に沁み入りました。 変わりたいと願いつつ、心の慣性の法則からか、現状維持を選択し続ける自分・・。 背中を押されました。 2011年 01月 29日
ウラワザを紹介します。とにかく司会のことはとにかく一旦横に置いて下さい。
そして段取り7分腕3分・・の言葉通り、まずは段取りを今一度総点検して下さい。 段取り総点検の仕方は、最初は、当日お客様を迎えるところから順番にイメージしながら、できれば自分以外の2人以上の人数でシュミレーションして下さい。 あれが足りない、コレが足りない、これを忘れていた、担当は誰?照明はどうする、音響は?・・ あれやこれや次々に出てきますが、(あらかじめ分かって良かったじゃないか!)と自分達に言い聞かせながら、次々に段取りを完成させて下さい。 その上で、1度以上は必ず、当日の会場でリハーサルして下さい。 司会のコメントも省略せず、本番と同じように順番にやってみて下さい。必ず自分以外の仲間に、音量や聞きやすさやコメント内容をチェックしてもらって下さい。 この部分のウラワザは、コメントは、基本的には増やすのではなく削っていきます。最終的には分かりやすいシンプル・イズ・ザ・ベストを目指します。 心構えは、ただAからBへ、BからCへ・・とつないでいけば良く、余計なことは一切言わないでいいと、心に決めて下さい。 実は、講演会や同窓会の司会は、誰がやっても大して違いはないのです。 司会がしっかりしなければ!と気負う必要はありません。自分が意識するほど、回りは全く気にしていないのです。周りが気にするのは、会が滞った時だけです。 言ってみれば、会が滞らなければいい訳です。そう考えると、司会が司会が・・ではなく、全体がスムーズに進むための段取りこそが、会の成功の鍵となることが見えてきます。 司会者は、ただ、ただAからBへ、BからCへ・・と進めるだけ。 紹介内容を間違えないようにするだけ。 最後はきちんとお礼を言って締めくくるだけです。 もし失敗に終わってしまった場合は、9割は段取りが悪かったせいです。段取りの悪さをフォローするのは、実はプロでも難易度が高いのです。 プロ司会者は、本番前にクライアントと共に段取りが完璧か必ずチェックします。そして軌道修正をしてから臨みます。その上で流麗な言い回しや味のあるコメントで、講演会のイメージをさらに上質に仕立てていくのです。 その域は、素人にはなかなか難易度が高いので、そんなことは忘れて下さい。 主役は司会者ではない!ときもに命じ、とにもかくにも段取り最優先で取り組んでみて下さい。 段取りさえしっかりしていれば、司会が少々間違えたって、列席者の創意で、自然に正しい方向に進んでいきます。本当です。どうぞご安心下さい。 2011年 01月 27日
人間はスパイラル状に進化発展していく生物で、より良く生きたい、より良くなりたいという思いは、誰にも平等に組み込まれたプログラムだそうです。
スランプに陥ると、私はいつも自己啓発のセミナーに行きました。セミナー中毒と言われるくらい、一時期は沢山のセミナーを受けていました。 セミナー受講後の数日は、モチベーションも上がり、ヤル気満々ですが、1週間もするとやはりもとの状態に戻ってしまいます。 人間は、「現状を維持したい・・」という心の慣性を持っているそうです。 *現状を突破したいけど・・、したくない、つまり現状を維持したい。 *変わりたいけど、変わりたくない、つまり今のままでいい。 どうにかしたいんだけど、勇気が出なかったり、リスクが気になって、結局は現状維持を選択してしまう。私を含め多くの方々の共通の思いではないでしょうか? 沢山のセミナーの受講を通して得た、私なりのセミナー観を以下にまとめてみました。披露宴司会新人の方々の参考になれば嬉しいです。 セミナーは「刺激」です。 井の中の蛙、大海を知らず~から1歩外へ出る為に受講します。刺激と弾みとエネルギーを頂きます。 セミナーは「夢作り」です。 講義内容から、あるいは講師の人となりや生き様を通して、自分の夢を創出する唯一の機会です。夢が具体的なイメージとして現れてきた時、実現への第1歩が踏み出されます。 新しいことにチャレンジするのにはエネルギーが要ります。そのエネルギーは過去からではなく、その先の未来、その先の夢から来るのだと最近強く思い始めました。 セミナー受講の留意点です。 ①刺激を頂いて、背中を押してもらって、とにかく1歩踏み出すことを誓ってから、参加します。 ②セミナーを受講しながら、その先の自分の夢を、必ず創出するぞ!と決心して臨みます。 ③受講後は夢の実現に向けて、その夢をいつも描きながら、やるべきことをひたすらやり続けます。 ④時折り軌道修正をします。
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